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砂防ダムに守られた美しいオショロコマ個体群
201X-11-2 (日) 晴れ
朝6時起床。 朝8;20 私たち夫婦は、かわいい孫3女君の学芸会に勇んで出発。
しかし日にちを一日間違えており、学芸会は実は明日でした。
すごすご引き返した。
午前10;00 気を取り直して、昨日のSK川源流へオショロコマ再調査に出かけた。
昨日、調査できなかった三基めの砂防ダムの上流域をさぐったがオショロコマは50m 上流で急に渓相悪くなり、いなくなった。
さらに最源流域まで釣り登ったがオショロコマの姿はなかった。
それでも大小10匹を撮影。産卵行動後で♀は腹ぺちゃ。
斑紋パターンや赤点紋理の色コントラストは鮮やかで、6月頃ならば相当に美しい個体群と思われた。
ひきつづき 今度はさらに三基めダムの下流200mほどまでをさぐり、このあたりから下流はオショロコマがいないことを確認した。
結局、三基目のダムの下流200mまでと、上流50m ほどがオショロコマ生息域であった。
魚止めの一基めのダムとその上流二基めのダムの間は渓流魚なし。
すなわち三基目のダムの上下のごく狭い水域がここのオショロコマ生息域になる。
オショロコマの生息水域は浅くて流れが緩やかで岩は苔むしている。
川底にはきれいな小砂利があり、川岸の笹の勢いは弱く、比較的植物相が豊富であり、大雨のときなども川が暴れることもなく安定していると思われた。
そこから下流は流れがややきつくなり川岸は笹が入り込み乾燥傾向で、川岸の岩にも苔類付着は無く、大雨増水時にはかなり暴れる不安定な水域と思われた。
撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
今日もヒグマの糞を撮影。
ここ渓流の砂防ダムは三つ。
最初の二基の魚止めダムでオショロコマ生息域にヤマベ アメマス、さらに恐怖のニジマスが侵入するのを確実に防いでいる格好になっている。
稀少なオショロコマは、皮肉なことに自然破壊の元凶とされる砂防ダムに守られていたのであった。
下流から二番目の魚止め砂防ダム。
しかし現実的には、ごく狭い水域に完全隔離されており長い年月のうちには、遺伝的に血が濃くなって行くための弊害がでてくるかも知れない。
このあたりのオショロコマにしてはかなり美しい外観であるところにそのきざしが現れているような気がする。
帰りに、下流域でニジマス、アメマス、ヤマベ釣りを少し楽しんだあと帰宅した。
おわり。
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