オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

稀少オショロコマはダムに守られていた

2019-05-05 15:15:29 | ニジマスによる被害
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稀少オショロコマはダムに守られていた


201X-11-4 (土) 晴れ後曇りのち雨 




引き続き 源流域まで林道を登ると 最源流まじかに二つ目の砂防ダムを発見した。




高さは4mほどで魚道は無く完全な魚止めのダムである。




ここの付近はあまり渓流環境はよくないが二基目のダムの上流域で粘り釣りをしているとオショロコマ1♂が釣れてびっくり。








おそらくオショロコマは棲息しないのではと考えていたので驚いた。 








さらに上流をさぐると思いがけずオショロコマが次々とかかった。








釣り上げると口から大きなミミズを吐き出したオショロコマ。




SK川源流域のごく狭い水域ではあるがオショロコマは棲息していたのであった。





















 


明るく赤点がきれいな美麗個体群である。ちょっとした小たまりに群れていて約20匹ほど釣って撮影。




















♀は腹ぺちゃ。 幼魚もいる。成魚も 若魚もいる。




理想的な構成パターンでオショロコマが生き残っていたのであった。




稚魚もみられオショロコマの自然再生産が行われていることがわかる。








喰いがあまく、おまけに針を呑ませるのを避けるため早合わせに徹しているので、釣り上げたオショロコマのほとんど途中で落っこちてしまう。




釣り上げると素早く魚を岸辺の地面のあるところへもってゆき、そこで落っこちたオショロコマを拾うといった一風変わった釣りになった。






雨が降りしきってきたので今日はここまで。




この渓流の下流域には前述のごとくニジマスが大繁殖し、在来のヤマベ、アメマスを駆逐しつつある。




これらの渓流魚、とりわけ攻撃的外来種ニジマスのために源流域に追いやられたオショロコマの聖域は魚道のない砂防ダム二基に守られた格好で、なんとか命脈を保っている様子がうかがえる。




渓流の自然破壊の元凶のようにいわれる砂防ダムだが、皮肉なことに、ここではオショロコマの聖域にニジマスが侵入するのを防いでいる格好になっている。





米国では稀少な渓流魚カットスロートの生息域に外来魚のブラウントラウトや放流されたカワマス、ニジマスなどが侵入するのをを防ぐ目的のダムが積極的に造られているという。




午後3時30分、山間部では、はやあたりが暗くなってくる。





雨が小降りになり途中でまた川に降りるとたまたま良たまりががあり、そこでニジマス20cm程度の 3匹を追加した。 




午後4時 武装解除。



林道にヒグマのフンがあった。







今回のオショロコマ生息水域はまだ調査が不十分で、さらに追加調査が必要である。




今日、撮影させていただいた渓流魚たちはすべて丁寧にもとの場所にリリースしました。


エノキダケがあった。少し採集。


今日は 心ならずも釣り針を呑ませてしまったニジマス1匹、ヤマベ3匹を食べる為に持ち帰り、焼き魚定食となった。




うまく焼けてユズポンを絞ってかけて食べたがおいしかった。



       この項、続く



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