オリコン年間シングルランキングによると、AKB48が昨年発売したシングル5作すべてがミリオンを突破したという。CDが売れない時代といわれて久しいがアイドルは別ということだろうか。5曲で500万枚だが、一曲で500万枚売ったとされるのが日本で一番売れたシングル盤「およげ!たいやきくん」である。下世話な話だが、印税はいくらになるのだろうと調べてみると、これが何と歌った子門真人さんには買い取り契約だったため、売上げに応じた歌唱印税は支払われなかったそうだ。
そういえばアメリカにも似たような話があった。それは「Bei Mir Bist Du Schon」で、「素敵なあなた」の邦題で知られている曲だ。作者のショロム・セクンダは、サミー・カーンに著作権を30ドルで売ったという。黒人たちがこの歌を口ずさんでいるのを耳にしたカーンは、ヒットを予感したのだろう。元はイディッシュ語で書かれた曲だが、カーンが英語の歌詞を作り、それを歌ったアンドリュー・シスターズのレコードは250万枚売れ、一箇月遅れで発売されたベル・ベイカーもヒットしている。その後もベニー・グッドマンやエラ・フィッツジェラルドがレパートリーにした人気曲であり、なかなか商売上手なカーンだ。
スウィングジャズの名残を思わせるせいか最近ではあまり歌われない曲だが、ニッキ・パロットがデビュー・アルバム「ムーン・リバー」に次ぐ「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」で取り上げている。女性ジャズ・ベーシストは珍しくないが、ウッドベースを弾きながら歌うスタイルは過去に記憶がない。これが美女ということもありベースを抱く姿はそれだけで絵になり、この曲の後半でスラム・スチュワートのようにハミングするあたりはゾクッとする色気を放つ。ベースの低音と甘い声が一体となったスタンダード集は、曲が書かれた時代を忘れるほど新鮮に感じるし、改めてスタンダードの魅力も発見できる好作品である。
何故、セクンダはカーンに著作権を売ったのだろう?当時は版権を知らないプレイヤーもいたが、セクンダはジュリアード音学院で学んだので知らないわけはない、況して作曲家である。では経済的に困っていたのだろうか。ユダヤ移民だが、オペレッタの成功でそれも考えられない。カーンもユダヤ系であることからそこに何かが・・・要らぬ詮索はよそう。たとえ印税が入らなくても作者として永遠にクレジットされるのだから。
そういえばアメリカにも似たような話があった。それは「Bei Mir Bist Du Schon」で、「素敵なあなた」の邦題で知られている曲だ。作者のショロム・セクンダは、サミー・カーンに著作権を30ドルで売ったという。黒人たちがこの歌を口ずさんでいるのを耳にしたカーンは、ヒットを予感したのだろう。元はイディッシュ語で書かれた曲だが、カーンが英語の歌詞を作り、それを歌ったアンドリュー・シスターズのレコードは250万枚売れ、一箇月遅れで発売されたベル・ベイカーもヒットしている。その後もベニー・グッドマンやエラ・フィッツジェラルドがレパートリーにした人気曲であり、なかなか商売上手なカーンだ。
スウィングジャズの名残を思わせるせいか最近ではあまり歌われない曲だが、ニッキ・パロットがデビュー・アルバム「ムーン・リバー」に次ぐ「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」で取り上げている。女性ジャズ・ベーシストは珍しくないが、ウッドベースを弾きながら歌うスタイルは過去に記憶がない。これが美女ということもありベースを抱く姿はそれだけで絵になり、この曲の後半でスラム・スチュワートのようにハミングするあたりはゾクッとする色気を放つ。ベースの低音と甘い声が一体となったスタンダード集は、曲が書かれた時代を忘れるほど新鮮に感じるし、改めてスタンダードの魅力も発見できる好作品である。
何故、セクンダはカーンに著作権を売ったのだろう?当時は版権を知らないプレイヤーもいたが、セクンダはジュリアード音学院で学んだので知らないわけはない、況して作曲家である。では経済的に困っていたのだろうか。ユダヤ移民だが、オペレッタの成功でそれも考えられない。カーンもユダヤ系であることからそこに何かが・・・要らぬ詮索はよそう。たとえ印税が入らなくても作者として永遠にクレジットされるのだから。