パパ : 昔々、あるところに、カキの種をひろったサルとおむすびを持ったカニがおりました
ケンちゃん : ケンちゃん、かきのたねすき、かめだの
パパ : パパも好きだよ
ケンちゃん : おむすびもすきだよ、たらこの
パパ : おお、ケンちゃんは大人だね
ケンちゃん : パパは?
パパ : パパは、やっぱり梅干しかな
ケンちゃん : かにさんもうめかな?
パパ : カニは梅干しのおむすびは嫌いだったんだな
ケンちゃん : ぼくはうめもすきだよ
パパ : それで、サルはカキの種に飽きていたんだな
ケンちゃん : ふーん、それならこうかんすればいいね
パパ : その通りだよ、ケンちゃんは頭がいいな
ケンちゃん : でも、かきのたねはふくろのちいさいのおおきいの?
パパ : それが、たった一粒なんだ
ケンちゃん : えっ、いっこ? だめだよね?
パパ : そうそう、せめて小袋くらいないと、おむすびとは交換できないね
ケンちゃん : じゃ、どうしたの? おさるさんとかにさんわ?
パパ : 食べ飽きた、たった一個のカキの種だから、サルは捨てたね
ケンちゃん : じゃ、どうしてひろったの?
パパ : そうだね、ケンちゃんは頭がいいな、でも、サルはそういう動物なんだな
ケンちゃん : すてるならかにさんにあげればいいのにね
パパ : おっ、ケンちゃんは頭がいいだけじゃなくて、心の優しい子なんだね
ケンちゃん : かにさんもおむすびをすてたの?
パパ :カニも迷ったけれど、捨てたんだな、ケンちゃんも嫌いな物は食べないよね
ケンちゃん : たべなくていいの? ぴいまんとか
パパ : ピーマンは食べた方がいいけどね、サルが捨てたのは何だっけ?
ケンちゃん : うーんと、おむすび? たらこの?
パパ : カニが捨てたのは、覚えてる?
ケンちゃん : かきのたね、かめだの、ちいさいふくろの ?
パパ : 違うだろ! ちっ、カニがカキの種はさんだら、割れちゃうだろ、よく考えろよっ、ったく
ケンちゃん : わーん
パパ : わーん
中山千夏 ♪あなたの心に
ケンちゃん : ケンちゃん、かきのたねすき、かめだの
パパ : パパも好きだよ
ケンちゃん : おむすびもすきだよ、たらこの
パパ : おお、ケンちゃんは大人だね
ケンちゃん : パパは?
パパ : パパは、やっぱり梅干しかな
ケンちゃん : かにさんもうめかな?
パパ : カニは梅干しのおむすびは嫌いだったんだな
ケンちゃん : ぼくはうめもすきだよ
パパ : それで、サルはカキの種に飽きていたんだな
ケンちゃん : ふーん、それならこうかんすればいいね
パパ : その通りだよ、ケンちゃんは頭がいいな
ケンちゃん : でも、かきのたねはふくろのちいさいのおおきいの?
パパ : それが、たった一粒なんだ
ケンちゃん : えっ、いっこ? だめだよね?
パパ : そうそう、せめて小袋くらいないと、おむすびとは交換できないね
ケンちゃん : じゃ、どうしたの? おさるさんとかにさんわ?
パパ : 食べ飽きた、たった一個のカキの種だから、サルは捨てたね
ケンちゃん : じゃ、どうしてひろったの?
パパ : そうだね、ケンちゃんは頭がいいな、でも、サルはそういう動物なんだな
ケンちゃん : すてるならかにさんにあげればいいのにね
パパ : おっ、ケンちゃんは頭がいいだけじゃなくて、心の優しい子なんだね
ケンちゃん : かにさんもおむすびをすてたの?
パパ :カニも迷ったけれど、捨てたんだな、ケンちゃんも嫌いな物は食べないよね
ケンちゃん : たべなくていいの? ぴいまんとか
パパ : ピーマンは食べた方がいいけどね、サルが捨てたのは何だっけ?
ケンちゃん : うーんと、おむすび? たらこの?
パパ : カニが捨てたのは、覚えてる?
ケンちゃん : かきのたね、かめだの、ちいさいふくろの ?
パパ : 違うだろ! ちっ、カニがカキの種はさんだら、割れちゃうだろ、よく考えろよっ、ったく
ケンちゃん : わーん
パパ : わーん
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