新聞雑誌では日経がゴリアテだが、web記事なら東洋経済がダビデよろしくスクープを連発して健闘しています。
スクープ!東京女子医大で医師100人超が退職
https://news.yahoo.co.jp/articles/237e5b661c48815722a52ded7a59612c71c6e0be?page=1
人件費削減は経営者として最低最悪の経営手法のはずですが、40年遅れで「新自由主義的経済」をめざす日本では「辣腕」と評価されます。
解体・身売りを含むリストラで業績回復させたのにクビになった東芝の車谷前社長のように、事業そのものは低調のまま見通しが立たないのでは、見かけだけの数字上の再建に過ぎず本末転倒のはずですが。
従業員の賃上げで「社会主義者」と罵られたCEO、6年後会社の収益は3倍になっていた
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b288a2f2c2731e2537c2fbc825581db49e05484
この会社も新型コロナの蔓延により経営危機に陥りましたが、「従業員の98%が、5~100%の一時的な給与カットを申し出た」ことで、解雇せずに業績回復に追いつくことができたそうです。
7万ドル(756万円)は平均ではなく最低賃金です。従業員の誰もが756万円以上の収入を得ることで、めざましい「費用対効果」もあったようです。人件費コストとマイナスイメージで語られがちなその内実か、どれほど人や暮らし、社会を豊かにする可能性に満ちているか、誰しも気づくはずです。
・赤ちゃんが生まれたスタッフは10倍に
・70%の従業員が借金を返済
・家を買った従業員は10倍に
・確定拠出年金への支払いが155%増加
・離職率は半分に
日本の最低賃金は「メキシコ並み、OECD25位の衝撃」(これも東洋経済。日経でこの見出しは無理です)、全国平均で時給902円です。年収にして180万円程度では、出産や育児以前に、結婚にも二の足を踏むでしょう。家を買うなんて夢のまた夢、借金が増えることはあっても減ることはないでしょう。
東京女子医大医師の基本給は、30歳平均25.9万円だそうですから、年収にして310万円ほど。これに週1日、月4日「バイト」代を合わせて、ようやく倍額以上になるようです。もちろん専門分野や経験などによって、もっと多い人もいるでしょうが、それでも年収1,000万円前後とみられます(すると手取りなら600~700万円くらいか)。
バイトができなくなり、東京女子医大の本給だけが収入となれば、退職者が続出するのも無理はありません。年収300~400万円では、家を買うのは難しく、ましてや学費総額4,700万円の東京女子医大に娘を進学させるなんてとうてい無理です。
最先端医療の研究や臨床に立ち会えるという「やりがい搾取」で成り立つブラック職場といえば、居酒屋チェーンなどの前例にみられるように、そもそも低賃金を前提としたビジネスモデルといえます。
大学病院医師の拘束時間から計算すると、いったいどれほどの時給になるのでしょうか。
かつて、高給で知られた新聞記者は、「パパ、また来てね」といわれるほど、30代なら夜討ち朝駆け泊りが続き、家庭に帰る数時間のほうが拘束時間といえるものでした。「だって、働いた時間より、家に居た時間のほうがかんたんに計算できるもの。それで働いた時間を計算してみたら、なんとコンビニ店員の時給と大差なかった」
真空管RECアメリカ1960年代のヴィンテージサウンド風 素晴らしいJAZZの演奏をお聞きください。モニタースピーカーJBLハーツフィールド改。アンプ
(止め)
スクープ!東京女子医大で医師100人超が退職
https://news.yahoo.co.jp/articles/237e5b661c48815722a52ded7a59612c71c6e0be?page=1
人件費削減は経営者として最低最悪の経営手法のはずですが、40年遅れで「新自由主義的経済」をめざす日本では「辣腕」と評価されます。
解体・身売りを含むリストラで業績回復させたのにクビになった東芝の車谷前社長のように、事業そのものは低調のまま見通しが立たないのでは、見かけだけの数字上の再建に過ぎず本末転倒のはずですが。
従業員の賃上げで「社会主義者」と罵られたCEO、6年後会社の収益は3倍になっていた
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b288a2f2c2731e2537c2fbc825581db49e05484
この会社も新型コロナの蔓延により経営危機に陥りましたが、「従業員の98%が、5~100%の一時的な給与カットを申し出た」ことで、解雇せずに業績回復に追いつくことができたそうです。
7万ドル(756万円)は平均ではなく最低賃金です。従業員の誰もが756万円以上の収入を得ることで、めざましい「費用対効果」もあったようです。人件費コストとマイナスイメージで語られがちなその内実か、どれほど人や暮らし、社会を豊かにする可能性に満ちているか、誰しも気づくはずです。
・赤ちゃんが生まれたスタッフは10倍に
・70%の従業員が借金を返済
・家を買った従業員は10倍に
・確定拠出年金への支払いが155%増加
・離職率は半分に
日本の最低賃金は「メキシコ並み、OECD25位の衝撃」(これも東洋経済。日経でこの見出しは無理です)、全国平均で時給902円です。年収にして180万円程度では、出産や育児以前に、結婚にも二の足を踏むでしょう。家を買うなんて夢のまた夢、借金が増えることはあっても減ることはないでしょう。
東京女子医大医師の基本給は、30歳平均25.9万円だそうですから、年収にして310万円ほど。これに週1日、月4日「バイト」代を合わせて、ようやく倍額以上になるようです。もちろん専門分野や経験などによって、もっと多い人もいるでしょうが、それでも年収1,000万円前後とみられます(すると手取りなら600~700万円くらいか)。
バイトができなくなり、東京女子医大の本給だけが収入となれば、退職者が続出するのも無理はありません。年収300~400万円では、家を買うのは難しく、ましてや学費総額4,700万円の東京女子医大に娘を進学させるなんてとうてい無理です。
最先端医療の研究や臨床に立ち会えるという「やりがい搾取」で成り立つブラック職場といえば、居酒屋チェーンなどの前例にみられるように、そもそも低賃金を前提としたビジネスモデルといえます。
大学病院医師の拘束時間から計算すると、いったいどれほどの時給になるのでしょうか。
かつて、高給で知られた新聞記者は、「パパ、また来てね」といわれるほど、30代なら夜討ち朝駆け泊りが続き、家庭に帰る数時間のほうが拘束時間といえるものでした。「だって、働いた時間より、家に居た時間のほうがかんたんに計算できるもの。それで働いた時間を計算してみたら、なんとコンビニ店員の時給と大差なかった」
真空管RECアメリカ1960年代のヴィンテージサウンド風 素晴らしいJAZZの演奏をお聞きください。モニタースピーカーJBLハーツフィールド改。アンプ
(止め)