吉野家取締役が「生娘をシャブ漬け戦略」発言 会社が謝罪「極めて不適切」「到底許容できない」
https://www.j-cast.com/2022/04/18435532.html
受講生のSNS投稿によれば、取締役は自社の若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」と発言し、「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」とも話していたという。
伊東正明氏
発言の主は、「伝説のマーケター」(下記「おまけ」参照)の伊東正明氏です。早稲田大学主催の社会人向けの高額なマーケティング講座をマーケティングした結果、吉野家の若年女性をリピーター顧客とする販売戦略の解説として、上記のような予断と偏見と差別に満ちたワーディングが有効と判断したのでしょう。
慶応出身でP&Gという外資でマーケティングを学んだ人らしく、若年女性だけでなく、従来の吉野家の顧客すべて、ついでに泥臭く垢抜けない早稲田イメージにも適応してみせてコケにしているわけです。
商品や顧客をバカにするくらい冷徹なマインドがマーケティングには必要である、ということが学べます。さらに、危機管理に当たって、迅速な広報対応の実践までしています。
吉野家企画本部長の「生娘をシャブ漬け戦略」発言事件を受けて、吉野家は以下のような「お詫び文」を発表した後、伊東正明氏を常務取締役から解任しています。
https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/18120356/news_20220418_4.pdf
吉野家のHPに掲載された『当社役員の不適切発言についてのお詫び』ファイルのプロパティをみると作成者が"Ito Masaaki"だったそうです。これが事実なら、自分の不祥事に対する会社の謝罪文を自分で書いたということになります。
なるほど、会社のコンプライアンスの下位に人権を置くタカのくくり方や謝罪を矮小化する常套句の「ご不快な思いをさせた」を採用するところなど、この人らしい浅薄さがうかがえます。
すると、当然、常務取締役の解任も同様に、自らが進言して取締役会にはかった決定ではないかと推測できます。この間、ほんの数日ですから、吉野家の謝罪から取締役まで仕切ったとすれば、やはり「やり手」と評価されて業界で生き残ることでしょう。彼の発言にほんとうに眉をひそめている関係者や業界人はごく小数のはずだからです。
しかし、この程度の不徹底以上に不見識な「お詫び文」すら、いまだに出せない早稲田大学の体たらくはどうでしょう。いっそ、早稲田大の「お詫び文」も伊東正明氏に依頼すればよかった。彼なら30分もあれば書いてくれるでしょう。
おまけ
トイアンナ・インタビュー「オンラインビジネススクール立ち上げの勝算と、P&G時代に伊東正明さんから学んだこと」
https://marketingnative.jp/sp11/
4月20日、ようやく早稲田大から「お詫び文」が出ました。「教育機関として到底容認できない」文章以前の代物でした。
本学講座における講師の不適切発言について
https://www.waseda.jp/top/news/79974
(止め)
https://www.j-cast.com/2022/04/18435532.html
受講生のSNS投稿によれば、取締役は自社の若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」と発言し、「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」とも話していたという。
伊東正明氏
発言の主は、「伝説のマーケター」(下記「おまけ」参照)の伊東正明氏です。早稲田大学主催の社会人向けの高額なマーケティング講座をマーケティングした結果、吉野家の若年女性をリピーター顧客とする販売戦略の解説として、上記のような予断と偏見と差別に満ちたワーディングが有効と判断したのでしょう。
慶応出身でP&Gという外資でマーケティングを学んだ人らしく、若年女性だけでなく、従来の吉野家の顧客すべて、ついでに泥臭く垢抜けない早稲田イメージにも適応してみせてコケにしているわけです。
商品や顧客をバカにするくらい冷徹なマインドがマーケティングには必要である、ということが学べます。さらに、危機管理に当たって、迅速な広報対応の実践までしています。
吉野家企画本部長の「生娘をシャブ漬け戦略」発言事件を受けて、吉野家は以下のような「お詫び文」を発表した後、伊東正明氏を常務取締役から解任しています。
https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/18120356/news_20220418_4.pdf
吉野家のHPに掲載された『当社役員の不適切発言についてのお詫び』ファイルのプロパティをみると作成者が"Ito Masaaki"だったそうです。これが事実なら、自分の不祥事に対する会社の謝罪文を自分で書いたということになります。
なるほど、会社のコンプライアンスの下位に人権を置くタカのくくり方や謝罪を矮小化する常套句の「ご不快な思いをさせた」を採用するところなど、この人らしい浅薄さがうかがえます。
すると、当然、常務取締役の解任も同様に、自らが進言して取締役会にはかった決定ではないかと推測できます。この間、ほんの数日ですから、吉野家の謝罪から取締役まで仕切ったとすれば、やはり「やり手」と評価されて業界で生き残ることでしょう。彼の発言にほんとうに眉をひそめている関係者や業界人はごく小数のはずだからです。
しかし、この程度の不徹底以上に不見識な「お詫び文」すら、いまだに出せない早稲田大学の体たらくはどうでしょう。いっそ、早稲田大の「お詫び文」も伊東正明氏に依頼すればよかった。彼なら30分もあれば書いてくれるでしょう。
おまけ
トイアンナ・インタビュー「オンラインビジネススクール立ち上げの勝算と、P&G時代に伊東正明さんから学んだこと」
https://marketingnative.jp/sp11/
4月20日、ようやく早稲田大から「お詫び文」が出ました。「教育機関として到底容認できない」文章以前の代物でした。
本学講座における講師の不適切発言について
https://www.waseda.jp/top/news/79974
(止め)