コタツ評論

あなたが観ない映画 あなたが読まない本 あなたが聴かない音楽 あなたの知らないダイアローグ

今夜は、MOEKA

2022-06-12 04:55:00 | 音楽
なぜ、自民党は消費税減税をしないか?それでは自民党政治にならないからだ。補助金や交付金にするから、政治献金や集票につながる。自民党政治家が経済がわからないから消費減税しないのではなく、政治的に狡猾だからしないのだ。いまや打ち出の小づちとなった消費税を増税こそすれ、減税するはずがない。ましてや、消費税徴収を強化する目的のインボイス制度をはじめようというのに、減税するわけがない。しかるに、経済学会と経済学者は相変わらず、消費税減税を毎日のように言い募る。バカはどっちだ、明日はどっちだ、カネはドッチボールだ!税金が政財界をトリクルダウンするのだ。それでイイノダ!ボンボンバカボンバカボンボン~♪

哀愁を帯びた低い声域が気に入りました。中森明菜ナンバーを歌ってほしい。

シルエットロマンス / 大橋純子 Unplugged Cover by MOEKA


真夏の果実 / サザンオールスターズ  Unplugged cover by MOEKA


もうひとつの土曜日 / 浜田省吾 Unplugged Cover by MOEKA


今夜は、オエコモワ

2022-06-05 18:55:00 | 音楽
「ヨーロッパの哀愁」と並んで、カルロス・サンタナの名演奏で知られる「オエコモワ」です。若いというか、サンタナ、おじさんになってから全然変わらないな。

Oye Como Va ft. Carlos Santana & Cindy Blackman Santana | Playing For Change | Song Around The World


こちらが元曲です。ドラムのティトの横に立つ男は歌うのかと思えば・・・。

Tito Puente - Oye Como Va (Video Oficial)


大スター、貫禄のセリア・クルスです。こげなクラブなら飲めない酒も吞んでみたい。

Celia Cruz - Oye Como Va (Video Version)


何歌ってもフェリシアアーノ節を回すのですが、これはギターが聴きどころ。サンタナに負けるかよと。

Jose Feliciano - Oye Como Va


こいつぁ珍品ですぜ、旦那さん。ごめん、森高ファンには有名らしい。

OYE COMO VA - Chisato Moritaka [森高千里]


オエコモワは、「俺のリズムを聞いとくれ」という歌です。

Oye Como Va - La Bembé y su Gozadera


(止め)

今夜は、ラテン顔負け

2022-02-01 14:56:00 | 音楽
今夜は、ラテン顔負けの2曲です。といっても、私のラテンとは南欧から中南米全部といういい加減な括りです。まず、一曲目はこれ。アコーディオンが滑り込んでくるあたりがいかにもラテンです。

「サウダージ」というのはブラジルの言葉でポルトガル語です。日本語には翻訳不可能らしいですが、「哀愁」とか「もののあはれ」くらいに思っています。ただし、なよなよして後を引くような風情はありません。ラテンらしく、怒涛のようなパッションの後にやってくる、空白の一瞬のようです。踵(きびす)を返して歩み去る真っ赤なドレスの後ろ姿を思い浮かべます。

いうまでもなく圧倒的なボーカルです。これほどすばらしい滑舌で英語やスペイン語、フランス語の歌も歌ってほしいものです。日本語の歌詞が少し違って聞こえるほどですから、彼ら外国語人にも聴き慣れた言葉が変わるかもしれません。

サウダージ  ポルノグラフティ


グッチ裕三は、英語もスペイン語も喋れないそうで、カタカナに書き直して歌詞を覚えるそうですが、発音は完璧で日本人が苦手とされるRとLもちゃんと区別できているそうです。声だけ聞けば、メキシコ人が歌っていると思われるそうですから、たぶん、耳がよいからでしょう。

ジャズナンバーを歌ったときの美空ひばりも、ネイティブからきっと英語はできるはずと思われたそうですから、プロというのは大したものです。南米でも幅広く歌われている代表的なラテンナンバーですが、歌詞はスペインを舞台としています。

ラ・マラゲーニャ ビジーフォー


ギターは三根信広、あのディック・ミネ(三根徳一)の三男です。「あの」といっても大正生まれの父がファンだったことを覚えているくらい、私が物心ついたときはすでに「懐メロ歌手」でした。Wikiを読むと明るく華やかで「アメリカ的」な戦前の「ディック・ミネとその時代」が偲ばれます。

ディック・ミネは数々の洋楽曲を歌いましたが、朝鮮語も上手で朝鮮語でレコードも吹き込んだおかげで、長く朝鮮人と疑われ白眼視されたというエピソードがあるそうです。

やはり、音楽家の耳があれば外国語も苦にならないようです。逆にいえば、私のような音痴は耳が悪いからで、ならば英語が喋れないのも当然というわけです。しかし、そんな耳の悪い人間が音楽を愛しているからといって、この曲はすごい、あの歌は聞くべきと推奨するのは身の程知らずかもしれません。

(止め)

今夜は、中坊

2022-01-08 01:32:00 | 音楽
俺が中学の頃、アイススケート場が流行っていた。ボーリング場が流行る少し前だった。一時期、友達に誘われてよく行った。アイススケートが好きだったわけじゃない。バレーボール部で毎日ビンタされてウサギ跳びしていた丸坊主のくせして、ナンパ目当てだったのである。もちろん、ろくに声もかけられず、「ブスばっか」と負け惜しみを言い合いながら、転んでは氷の冷たさを噛み締めていた。それでも懲りずに部活の練習が休みの日にはアイススケート場に足が向いたのは、この人の歌が行き場のないガキの恋情を刺激したからだ。狭いスケート場いっぱいに繰り返し響いていた。今でもふと口ずさむことがある。リズムの効いた歌も、気のない歌いかたも、ふてぶてしい唇も、ひねた鼻も、冷めた視線も、ナス型の薄いサングラスも、すべてが格好良い不良に見えた。

今夜は踊ろう


中坊ながら、こんな歌はじめてと新鮮だった。彼はこのとき、まだ22歳。シンガーソングライターという言葉も流布していなかったが、自分のスタイルで
立っているのがわかります。

いとしのマックス


スキャンダルなどいろいろあって、この人はあっという間に消えたと思っていたが、下の対談番組によれば、若くして「隠居」したということらしい。こちらはその後も長くガキだったのでヒット曲しか知らなかったが、おもしろい曲をいくつも書いていたのを知った。歌は1:57から。「とびっきり」と紹介した宇崎竜童が歌っています。

6月


「最後の戦い」か。もはや大昔に思えます。

(止め)