モズ

　モズは多摩川台公園では珍しくはありませんが、これまでなかなか撮影のチャンスがありませんでした。今日は距離はやや遠かったものの雄のモズを何とか撮影できました。
　撮影しているとモズが止まっている木にスズメやシジュウカラが集まってきて、盛んに鳴き声を発していました。モズは小さな猛禽と言われるように、ときにはスズメを襲うこともあるというのに、わざわざモズに近寄っているのです。ははあ、これはモビングという行動だなと思いました。モビングというのは、鷲や鷹などに対して、襲われる側の鳥たちが集団で威嚇する行動のことで、弱い側が強い方を牽制するのです。モズの大きさはスズメと大きくは違いませんが、スズメたちはモズが危険な存在であることを知っているのですね。

大当たりの日

　冬鳥で賑わいだした多摩川台公園に行ったところ、大きな収穫があって大当りの日となりました。たまにはこういうこともあるのですね。まず第一は、この公園では初めての観察となるハヤブサが見られたこと。以前にこの公園より2㎞程下流の多摩川では見たことがありますが、多摩川台公園で見られるとは思っていませんでした。わずか数秒で視界の外に翔んでいってしまったため写真はありません。
　もう一つが写真のアオゲラでこれもこの公園では初めて。以前からこの公園で見られてもおかしくはないと考えていたのですが、なかなか見られないので半ば諦めていたのですが、とうとう見ることができ、その上写真にも収めることができました。盛んに木を突いて中にいる虫を探していました。頭の赤い部分が小さいので雌です。運良くなかなか移動しなかったので、だいぶシャッターを切ることができましたが、体全体に均一に光が当たる条件にならなかったのが残念でした。