先日よい天気に誘われて九品仏の浄真寺に自転車を走らせました。九品仏までの走行距離は6㎞ほどでした。学生時代は通学経路にあたっていたので、途中下車して行くことがありましたが、卒業後はほとんど行くことがありませんでした。現在の浄真寺はすっかり整備されて昔とは大変な変わりようです。法事に来られた方が「京都のお寺のよう」と言っているのを耳にはさみましたが、本当にそんな感じです。
桜が終わり、今度はアメリカハナミズキ(ミズキ科)があちこちで見られるようになりました。少し日当たりが悪いためか花が少なめでした。東高根森林公園ではシジュウカラの囀りに混じってエゾムシクイの囀りも聞こえました。ツバメ以外では今年初めて出会った夏鳥はエゾムシクイとなりました。ただ、林の奥で鳴いていたため、声のみで姿は確認できず。草花ではオドリコソウ(シソ科)が咲き始めていましたが、ここのオドリコソウは植栽されたもの。
カツラ(カツラ科)の葉は丸くて厚さが薄いので光を透過して新緑がとてもきれい。写真を撮ったときは少し雲がかかって光が弱くなってしまったのですが、それでも透過光がきれいでした。本来の植生としては東高根森林公園のある神奈川県などよりも北の地域の山間部が適地なのでしょうが、樹形の美しさや新緑がきれいなことから東京、神奈川の公園などによく植栽されているようです。
昔、理科の実験のときに見た覚えがある試験管洗いのブラシそっくりのウワミズザクラ(バラ科)の花。目立つようでいて雑木林のなかで咲いていると頭上で咲いているのに気付かず通り過ぎてしまうことも多い。久しぶりに行った東高根森林公園で。