カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

三ツ池公園①

2013-10-14 | 三ッ池公園
 昨日は涼しくなったので三ツ池公園に出かけた。半袖のポロシャツを着ていつものように自転車を駆って行ったが、少し肌寒さを感じるほど。池の睡蓮の花はさすがにもう咲いていなかった。岸辺にはセイタカアワダチソウの花。外来植物だが、すっかり風景に馴染んでしまった。
 
 カモが渡ってきていないかと思って行ったのだが、聞きなれない声が聞こえたので双眼鏡を向けるとツルシギとイソシギが一羽ずつ飛んできた。イソシギは珍しくないが、ツルシギは希少種というわけではないもののシギの集まる河口や湖沼などに行かないと見られない鳥なので、この公園で見られたことは幸運だった。オレンジ色の嘴と脚が印象的なシギである。この鳥を最初に見たのは1986年だが、少なくとも今世紀になってからは見た記憶がなく、20年ぶり以上ではないかと思われる。この鳥を見られただけでも来たかいがあった。
 
 
 カモの方はマガモの雄が一羽だけ見ることができたが、今年はカモの飛来が少し遅いのだろうか。
 
 日が高くなるにつれて蝶の姿も見られた。タイアザミにはイチモンジセセリが。
 
 チカラシバの穂が秋風に揺れている。
 

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多摩川台公園②

2013-10-12 | 多摩川台公園とその近隣公園
 虹橋の袂に大きなムクノキがあって、その実がたくさん落ちていた。橋の赤い手摺りに落ちた実にはジャノメチョウの仲間が汁を吸いに来ていて、接近してもまったく動じることなく吸い続けていた。
 
 ジャノメチョウを撮っていると蜂のようでもあり蠅のようでもある虫も吸汁にやってきた。どうやらハナアブの仲間のようだ。目が緑色に輝いていて怪獣顔負けの顔つきである。
 
 ジャノメチョウは落ちた柿にも群がって吸汁していた。
 
 キンモクセイは今が盛りであちこちからよい香りが漂ってくるが、この株は少し早目に咲き出したようで木の下はオレンジ色に染まっていた。
 鳥の方はエナガの10羽ほどの群れに出会い、続いてシジュウカラ、メジロ、コゲラがやってきた。しかし、渡り途中のヒタキ類、ムシクイ類には会えなかった。
 
 9時半を過ぎて気温が上がるとツクツクボウシが鳴き始め、まだまだ夏の気配の濃厚な多摩川台公園だった。 

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多摩川台公園①

2013-10-10 | 多摩川台公園とその近隣公園
 川崎でも最高気温が30℃近い日が続いていて撮影にでかける気にならない。明日からは10月も中旬になるというのに扇風機を仕舞うのはいつになるのだろうか。
 昨日の夕方自転車で散歩に出かけると台風一過の夕焼雲が見られたので自転車を止めてコンデジで撮った。今ひとつ赤くならなかったが、雲の流れが早く刻々と形と色を変えてゆくので、なかなかダイナミックだった。近所で。
 

 今日も暑かったのだが、家にいるのも飽きたので多摩川台公園にでかけた。やはりこの時期はキノコがだいぶ発生していた。キノコはさっぱりわからないので、いずれも名前は不明である。
 
 
 松の木の根本近くにあった。出たばかりでこれから傘を広げるはず。
 
 まるでパンのようなキノコ。直径10㎝以上はあった。
 

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多摩川②

2013-10-09 | 多摩川
 多摩川の2回目ですが、ここからは同じ日に前回の場所から凡そ200メートル程の範囲内で撮ったもの。河川敷を200メートル程歩くだけで随分色々な生き物が見られます。
 お馴染みのナナホシテントウ。小さな蟻に追いかけられていた。
 
 ヒメアカタテハはゴボウやヨモギが食草とのこと。
 
 翅に細密な模様を描くウラナミシジミ。
 
 雌雄なのかずっと付きまとって飛んでいた。黄色みが薄かったのでナミアゲハだろうか。
 
 名前不明の蛾。草の上に落ちていて、初めは蛾とは気づかず人工物かと思った。模様というかデザインが人間が作り出したもののような感じ。
 
 写真以外で見かけた蝶は、キチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、アオスジアゲハ、ヤマトシジミ、アカボシゴマダラといったところ。時間をかけて探せばまだまだ多くの種類が見つかるに違いない。

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多摩川①

2013-10-07 | 多摩川
 昨日はさらにカモが渡ってきているのではないかと思い多摩川に行ってみたが、ヒドリガモが1羽いただけで前回にはいたコガモも見られず、期待外れの結果に終わった。前日までの雨で水位が上がったため、別の場所に移動したのかもしれなかった。
 晴れたので遮るもののない河川敷歩きは暑くて汗をかくほどだったが、その代わり昆虫は元気一杯。河川敷をわずか20メートルほど歩いただけでも多くの昆虫を目にした。空にはたくさんのアキアカネが飛んでいて数十年前と比べると草地が減ったとはいえ、多摩川の自然の逞しさを感じた。
 オレンジ色と黒という鮮やかな配色のこの虫はマダラナガカメムシだろうか。
 
 黄色の斑点を散らしているこれもカメムシの仲間と思われるが、図鑑を見てもわからなかった。
 
 外来種と思われるこの花には様々な虫が吸蜜に来ていた。まずはイチモンジセセリ。
 
 体長2㎝ほどの名前不明の蜂。
 
 センダングサには別の種類の蜂が。
 
 タテハチョウの仲間のシータテハ。
 

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砧公園

2013-10-05 | 砧公園
 昨日は砧公園にでかけた。前日から気温が一気に10℃以上も下がって長袖を着て行ったが、それでも肌寒さを覚えるほどだった。チョウもトンボもまったく見られず。もちろんセミの鳴き声も聞こえない。前回行ったときはヒマワリ畑になっていた花壇はヒマワリが片づけられていて黒々とした土がむきだしになっていた。前日の多摩川台公園に続いてエナガを含む大きな群れと出会い、シジュウカラ、メジロと合わせて40羽以上もいるのではないかと思われた。これだけの大集団に遭遇したのは昨シーズン以来久しぶりのことで、やはり小鳥たちは冬に向けた群れでの行動パターンに移行しているのだと思われた。
 
 野草園には何種類かの植栽された野草が花を咲かせていたが、あまり撮る気になれず、落葉に目を向けた。落葉は一枚として同じものがないと言っていいくらい、それぞれ色合いや模様が違っていてそれぞれにヒストリーがあるように感じられて面白い。
 
 
 
 
 バラ園ではバラの花も咲き始めているはずだが、細かな雨が落ちてきたので早めに撮影を切り上げて帰ってきた。

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多摩川台公園

2013-10-03 | 多摩川台公園とその近隣公園
  今日は多摩川台公園にでかけたが夏が戻ってきたような暑さで、勢いづいた蚊に何か所も刺されてしまった。
 今日は久しぶりにエナガに出会えた。周りにはシジュウカラ、メジロ、コゲラと、冬の間混群を作って一緒に行動する鳥たちもいて、もうそんな時期なのかと思ったが、まだはっきりしたことは言えない。
 昨日雨が降ったこともありキノコがずいぶん出ていた。これはイボコガネテングタケだろうか。高さが5㎝程しかなく絵本にでも出てきそうな丸っこい形。図鑑によるとテングタケといっても毒はないそうである。
 
 
 ススキの穂が風に揺れていた。ツクツクボウシが鳴いている一方でコオロギなどの秋の虫の声が聞こえて夏と秋が同居しているような多摩川台公園だった。
 

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虹がでた

2013-10-03 | あちこち
  昨日自転車で近所を走っていると虹がでていた。時間は16時20分頃。すぐに自転車を止めて撮影したが、結構長い間消えずにいた。てっぺん付近が欠けていたが、もう少し早く見つけていれば繋がっていたのかもしれない。ひとしきり撮って、自宅に向けて走っていると乳母車を押している若いお母さんが携帯を虹に向けていた。昨日は台風の影響で昼頃まで雨が降っていたが、その後曇りから次第に晴れ間が広がるという空模様だった。ずいぶん久しぶりに見る虹だったが、今日の朝刊には虹の写真が紙面を飾っていた。
  

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東高根森林公園②

2013-10-02 | 東高根森林公園
 この日はなぜか水に落ちているカマキリを2度も見た。最初に見たカマキリは水路でだったが、水が渦を巻いているのでなかなか岸にたどり着かず、少し弱っている様子で、それを察知したアメンボが獲物にしようと十数匹が周りを取り囲んでいた。そのうちになんとか岸にたどり着いて難を逃れた。写真のハラビロカマキリは池に浮いていて、まだ体力が残っているようで、一匹のアメンボが近くに寄ってきたが、すぐに退散した。ただ、こちらは流れがないのでその後岸にたどり着けたかどうかはわからない。
 

 カリガネソウにはホウジャクの仲間が蜜を吸いに来ていた。ホシヒメホウジャクだろうか。
 

 ヒガンバナはそろそろ花の終わりの時期が迫っているが、まだ咲き残っている株もあった。
 
 湿地にはミゾソバ(タデ科)が群生している。
 
 キバナアキギリ(シソ科)はやや日陰になっている環境がお好みのようだ。私はこの名前の語感が好きだ。
 
 ヤブマメ(マメ科)の花は小さくうっかりすると葉の中に埋もれて見過ごしてしまいそうだが、藍色と白のツートンカラーの花はなんとも粋だ。これぞ日本の色と言いたくなる。
 
 
 10時近くになるとツクツクボウシ、続いてミンミンゼミも鳴きだしたが、数えるほどで少し日が陰ると鳴きやんでしまう。長かった夏もようやく終わろうとしている。

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東高根森林公園

2013-10-01 | 東高根森林公園
  昨日は東高根森林公園まで自転車を走らせたが、ほとんど汗をかくことなく到着。着くとすぐにアオゲラの声が出迎えてくれた。しかし、渡り途中のヒタキ類、ムシクイ類には出会えなかった。
 ツリフネソウ(ツリフネソウ科)は随分以前から咲き始めていたが、まだ咲き続けていた。
 

 ツマグロヒョウモンはどこの公園でもとても目立つ。繁殖力が強いのだろうか。雄と雌とで模様がまるで違う蝶である。1枚目が雌。
 
 
 
 強い陽射しのためか蝶は多く見られ、今夏はまだ撮れていないウラギンシジミもいたのだが、またしても撮影できなかった。すでに数回は見ているのだが、なかなか撮影のチャンスが訪れない。
 カリガネソウ(クマツヅラ科)には数匹のクマバチがいて盛んに蜜を吸っていた。
  
 クマバチは重たいので花に止まると大きく茎がしなりファインダーに捉えるのが難しかったが、目の前にやってきたところを捉えることができた。
 
  
 夏の間は撮影に出かければ数か所は必ず蚊に刺されて帰ってきたものだが、初めて蚊に刺されずに済んだ。

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