Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

AJの皮肉

2009年09月11日 | イギリス旅行2009
昨日の夕方、無事帰宅しました。
犯罪に遭うこともなく、怪我や病気に見舞われることなく、
あっという間の夢中の10日間でした。
忘れないうちに、旅先の印象的だったことなど
ぼちぼち書いていこうと思います。

私が通っているスポーツクラブ仲間に
AJというイギリス人がいます。
たまに顔を合わせると軽く話す程度の間柄ですが
この男、中々の皮肉屋なのです。
今回私が英国に行くことになったことを話すと
"I'm so sorry!"(そりゃ気の毒に)と一言。
なんでよ?と聞くと
英国に着いた途端に君、日本に帰りたくなるよ、と。
放っといてよ(none of your business!)、楽しみにしてるのにと
私は怒ったものです。
憎まれ口を遠慮なく叩ける、気やすい人間ではあるのですが。

残暑激しい日本から、1日の午後着いたヒースロー空港は
雨混じりの薄ら寒いお天気。
(もっともその後すぐに晴れたりして、イギリスの天気は変わりやすいと
いうことを実感するのですが)
ロンドン郊外から来てくれた友人K、ANAで行った友人二人、JALで行った私、
広い空港の中でなんとか合流し、オックスフォード行きのバス乗り場に向ったのですが…
オックスフォード行きのチケットを何処で購入し、何処から乗り込むのか?という簡単な英語のやり取りが中々できないのに驚きました。

子音をはっきり発音しない、母音の変容(busがブスにmoneyがモネになる)、
主語を勝手に省略する、全体に抑揚のない、ふにゃふにゃとした感じの発音。
これが英語か!?
何言ってるのか全然分からない!
今まで私が接してきた英語は、紛れもなくアメリカ英語だったんだ…
こんなに違うなんて。
まさかイギリスに来て英語に苦労するなんて。
私のささやかな自信、哀れ雲散霧消。

そういえばと、AJの言葉を思い出したのでした。
彼の英語が、どうも私には聞き取りにくいと言うと
ロンドンの街角に行ったって、君が期待しているようなクィーンズ・イングリッシュや
BBCのアナウンサーのような英語を話す人間なんて誰もいないよ。
殆どがボクよりもはるかにひどい、訛りの強い労働者階級の英語さ、と。
そしてそれは、本当だった。
変わり者と決め付けずに、AJと
もっと話しておけばよかった…
友人Kの助けでなんとかオックスフォードには着いたものの(ロンドンから2時間位)、
こうしてなんとも情けない思いで、イギリス一日目の夜は暮れていったのでした。

写真はオックスフォードの街並み
コメント
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