ピュリツァー賞の報道写真部門の受賞作写真集が昨年12月に出版されたと聞き、
書店で見てみました。
シンプルな白い表紙の四角い写真集。
しかし中身はずっしりと、あまりに重い。
ピュリツァー賞というと、私にとってなんといっても印象的だったのは
1973年受賞作の「戦争の恐怖」と題された、ベトナム戦争でのワンシーン。
ナパーム弾で燃え盛る村から、9歳の女の子が裸で逃げているところ。
ベトナム人カメラマン、フィン・コン・ウト撮影。
Wikiによるとこの少女はこの時、重度の火傷を背中に負ったものの一命を取りとめ、
今はカナダでベトナム人の夫とともに幸せに暮らしているのだそうです。
日本人も3人受賞していて、中でも強烈だったのは
沢田教一の1966年受賞作「安全への逃避」。
やはりベトナム戦争での写真で、
沢田氏は1970年にカンボジアで取材中に襲撃を受け、死亡。
そして1994年の受賞作「ハゲワシと少女」。
スーダンでの飢えた子どもを見つめるハゲワシという衝撃的な写真。
撮影者ケビン・カーターは、写真撮影後にハゲワシを追い払ったそうですが、
子供を救うことより撮影を優先したと世界中から批判され、
そのせいか受賞の3カ月後に自殺しています。
この3点だけは本を見るまでもなく、はっきりと覚えていたのですが
他にも強烈な写真が満載です。
その写真ごとの詳しい社会背景の説明もついて。
1917年に創設されたというピュリツァー賞、本の前半は白黒写真ですが、
後半はカラーとなり、ルワンダの虐殺や天安門広場の衝突シーン、
9.11の同時多発テロ、世界貿易センターが崩れ落ちるシーンも出てきます。
そして最後は「犠牲者の遺体に囲まれ泣き叫ぶアフガニスタン人の少女の写真」。
この写真集欲しいのですが
4千円ほどもするのです。
あまりにむごい写真が多いし。
どうしようか思案中…
ピュリツァー賞 受賞写真 全記録
http://nationalgeographic.jp/nng/sp/pulitzer/
(参考)ここがスゴイ! ピュリツァー賞受賞写真
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120315/302536/?rt=nocnt
書店で見てみました。
シンプルな白い表紙の四角い写真集。
しかし中身はずっしりと、あまりに重い。
ピュリツァー賞というと、私にとってなんといっても印象的だったのは
1973年受賞作の「戦争の恐怖」と題された、ベトナム戦争でのワンシーン。
ナパーム弾で燃え盛る村から、9歳の女の子が裸で逃げているところ。
ベトナム人カメラマン、フィン・コン・ウト撮影。
Wikiによるとこの少女はこの時、重度の火傷を背中に負ったものの一命を取りとめ、
今はカナダでベトナム人の夫とともに幸せに暮らしているのだそうです。
日本人も3人受賞していて、中でも強烈だったのは
沢田教一の1966年受賞作「安全への逃避」。
やはりベトナム戦争での写真で、
沢田氏は1970年にカンボジアで取材中に襲撃を受け、死亡。
そして1994年の受賞作「ハゲワシと少女」。
スーダンでの飢えた子どもを見つめるハゲワシという衝撃的な写真。
撮影者ケビン・カーターは、写真撮影後にハゲワシを追い払ったそうですが、
子供を救うことより撮影を優先したと世界中から批判され、
そのせいか受賞の3カ月後に自殺しています。
この3点だけは本を見るまでもなく、はっきりと覚えていたのですが
他にも強烈な写真が満載です。
その写真ごとの詳しい社会背景の説明もついて。
1917年に創設されたというピュリツァー賞、本の前半は白黒写真ですが、
後半はカラーとなり、ルワンダの虐殺や天安門広場の衝突シーン、
9.11の同時多発テロ、世界貿易センターが崩れ落ちるシーンも出てきます。
そして最後は「犠牲者の遺体に囲まれ泣き叫ぶアフガニスタン人の少女の写真」。
この写真集欲しいのですが
4千円ほどもするのです。
あまりにむごい写真が多いし。
どうしようか思案中…
ピュリツァー賞 受賞写真 全記録
http://nationalgeographic.jp/nng/sp/pulitzer/
(参考)ここがスゴイ! ピュリツァー賞受賞写真
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120315/302536/?rt=nocnt