Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

こういうことだったのか…

2012年08月14日 | パリ旅行2012
お盆の帰省からようやく戻って来ました。



今回の旅行で一番嫌な思いをしたのは
当然財布を掏られたことですが
その次にあげられるのは、うっすらと感じた差別待遇です。

ツアーであれば旅行会社がしっかり守ってくれるので
そういうことを感じることは一切ないのですが
個人で行けば、嫌でも向こうの風に直接あたることになる。
例え短い旅行期間であっても。
それについては、本で読んだり、人の話から散々聞いていたつもりでしたが
言葉ができないと卑屈になりがちだけど
英語であっても、ちゃんと自分を出張すれば大丈夫かと思っていたのでした。
甘かった…

例えば、カフェやレストランに入る。
ギャルソンやウエイトレスが席に案内してくれるのですが
奥に席が空いているのに、入口近くや通路際に案内されたりする。
あるいは東洋系の客だけ集められる。
あちらの席が空いているようだが、とやんわり抗議してみても
予約が入っているとか、英語が通じなかったりとか(あるいはそのふりだったのかも)。
欧米系の客には飛び切りの笑顔で応対するくせに
こちらにはにこりともしなかったり(特に女性)、
注文も取りに来ないで長いこと放っておいたりする。
元々向こうの人の接客態度は非常に悠長なものではあるのですが
我々だけを放置しておいたり、明らかに感じの悪い態度を取る人も、たまにいる。



ああ、こういうことだったのか…
私は日本では多分、どちらかといえば恵まれた部類の立場にいるので
こんな待遇を受けたことがない。
これだけで十分へこんでしまいます。
以前、阿川佐和子だったか、パリの有名レストランに行ったら不愉快なサービスを受けた、
そのことをエッセイに書いたら、その店からすぐに丁寧な謝罪の手紙が来て
是非又御来店されて、我々の味とサービスを今一度評価して頂きたいと懇願されたという
ようなことを又エッセイに書いていましたが
それは有名人の彼女だから、本に書いて世に知らしめたから、のこと。
それ以外の殆どの一般の人は、黙って唇を噛んでいるのでしょう。

勿論、感じの悪いサービスばかりではありませんでした。
とあるビストロでは、長身のギャルソン、ニコニコと感じよく良い席に通してくれ、
何処から来たの?TOKYO?いい所だねえ!行ったことないけどさ、と。
トイレの場所を聞いたら、魅力的なマダム、こちらにどうぞとエスコートされたことも。
しかし打たれ弱い私は、数少ない、感じ悪い方のサービスの印象が
強烈にインプットされてしまったのでした。
私の限られた経験では、ちょっと気取ったような店の方が
そういうことが多かったような気がします。
最初の2~3日ですっかり懲りて、その後はもっぱらカフェやビストロを中心に。
そういう店でも魚介から肉からデザートから、豊富な種類のメニュー、そしてワインが揃っており、
美味しい食事が手頃に頂けるのがパリのいい所です。
メニューがやや分かりにくいのが難ですが。


コメント (12)
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