
昨日、免許証の更新に行って来ました。
優良ドライバーということで5年ぶりに行くと
「免許更新交付書類作成機」なるものができていたり、
新しい免許証にはICチップが入るなどと変わっていて驚きました。
書類に必要事項を書き込み、視力検査をし、
交通安全ビデオを見て終わりかと思ったら
やはり交通安全協会に行って収入証紙を買わなければいけない。
変わってないじゃん…
私の地域の警察署というのは3階建ての結構大きな建物なのに、
そこから50mほど離れた小さなプレハブにその協会はある。
わざわざそこに行って手続きしなくちゃならないって
それ変でしょう?
そんなの警察署の中でさくっと済ますべきことでしょう?
しかも私は以前、この協会は入らなきゃいけないものだと思っていたので
何の疑問もなく、会費を払っていたのです。
数年前に問題となって騒がれたので、恥ずかしながら
初めてそうじゃないということを知った次第。
”交通安全協会への加入は個人の任意である。
しかし運転免許の更新時講習が行われる免許センターの窓口において、
加入が任意であることを十分に説明しないまま、あるいはまったくないままに
免許更新の事務窓口と同一の窓口において加入手続きが行われており、
利用者が加入を義務であると誤認するケースが後を絶たなかった。
この問題に対する批判を受けて、2006年3月31日に「規制改革・民間開放推進3か年計画
(再改定)」が閣議決定された。これを受けて警察庁は各都道府県の警察に対し、
会費徴収窓口と運転免許証更新受付窓口の分離などを含む改善の指導を行った。
この措置により窓口を別にする等の措置が講じられたため、加入者は激減した。”
(Wikipediaより)
そしてもうひとつ。
必要な写真によさそうなサイズのスナップ写真を見つけたので
私はそれを切り取って持って行ったのです。
背景も白壁で丁度いいかなと。
しかし笑っているから駄目、とつき返されました。
笑っちゃいけないとは書いてありませんが、と言ってみると
写真をしげしげと見て、顔が2mm大きすぎるから駄目、とあえなく却下。
2mmの違いなんて私の目じゃ分かんないわよ…
仕方なく、交通安全協会で撮り直したのでした。
マドリード警察やパリ警察でお世話になった経験(間抜けにもスリにやられた!)や
海外に住む人のエッセイなどから、向うの警察のいい加減さ、だらしなさ(陽気で楽しい
警察官もいたりするのですが)を多少なりとも知っているだけに
日本の警察のてきぱきした真面目な態度は素晴らしいと思うのです。
以前は横柄な態度の人に遭うこともあったけれど、随分減ってきたような。
それなのに「交通安全協会」は昔のまま。
警察の天下り先を作るためのものだとか、税金の無駄遣いだとか、
批判は色々あるようだけれども、何も変わっていない。
しかも、この杓子定規な融通の利かなさ。
これらはあまりにも日本的だなあ…
写真はFBから