昨日の朝日新聞の本谷有希子氏の「作家の口福」。
ハリセンボンの唐揚げがおいしくて感動した、ということを書かれているのですが
話は何故かキリンのことに。
”私はふと、自分が子供の頃から、高い所の葉っぱを食べるために
キリンの首が伸びた、という話があまり好きじゃなかったこと思い出した。
あの長い首と引き換えに、キリンたちの失ったものを考えると、いつも胸がしめつけられた。
サバンナの地平に沈む真っ赤な夕日を見ながら、彼らは伸びた首を悔やんで
一度も涙を流したことがなかったんだろうか。”
私も実は「高い所の葉っぱを食べるために首が伸びた」説が
昔から嫌いだったのです。
あの首は、どうにも長すぎる。
いくら高い所の葉っぱを食べるためと言ったって、
あれでは眠るときも大変じゃないの!なんだか可哀そう…と、
ずっと思っていたのです。
でもなんで可哀そうなのだか自分でもよく説明できなくて
一人で密かに思っていたのでした。
同じようなことを考えた人がいると知るだけで、ちょっと嬉しくなります。
一体キリンってどうやって寝るんだろう?と検索してみたら
ネットは便利ですね。
こんな画像が見つかりました。
このように、首は丸めてお尻の上に乗せるのですって。
長い首の先にある頭に血液を送るため、キリンは血液の流れの勢いが非常に強く、
首を心臓より低い位置で寝ると脳内の血管が破裂する危険があるのだと。
しかもこの態勢は非常に危険なので、実際には殆ど立ったまま寝るのだそうです。
いくつかのサイトの説明を覗いてみましたが
特にこのブログを書いている方は、動物園の飼育員をされている方のようなので
信憑性があるように思います。
あの長い首と長い足で立ったまま寝るなんて
キリンはやっぱり、なんだか悲しいなあ…
画像と説明はこちらから。
http://blogs.yahoo.co.jp/atelesspp/23628931.html