Zooey's Diary

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クシュラの奇跡

2013年12月16日 | 社会
昨日の朝日の日曜版Globeに、絵本の特集記事がありました。
その末尾に「クシュラの奇跡」についての短い紹介が。
1971年ニュージーランドで生まれた女の子クシュラは、
染色体異常のせいで重い障害があり、知能の発達は難しいと言われたのだそうです。
視覚と聴覚がほとんど機能しておらず、頻繁にひきつけを起こしていた。
しかし生後4ヶ月の時から両親は、毎日10時間、絵本を読み聞かせた。
3歳までにその本の数は140冊にもなり、そうして成長したクシュラは
3歳で標準の知能を超えていたのですと。
検索してみたら、そのクシュラの祖母が書いたという本もあるのですね。
「クシュラの奇跡―140冊の絵本との日々」
http://tinyurl.com/kztmmu7



私自身も幼い頃絵本が大好きであったし、
息子たちにも毎晩、読み聞かせをしました。
小さな子どもの反応というのは本当に素直なもので
面白いと目を輝かせ、大きな声を出し、身体中で喜びます。
そして何度も何度も、同じフレーズをせがんだりします。
逆に言えばそれがあるからこそ、毎晩の読み聞かせができたのであって
反応が殆どない赤ちゃんに一日10時間読み聞かせるというのは…
頭が下がるばかりです。

私はしつこい性格なので
幼い頃好きだった本は今も好きだし、
折に触れて好きなフレーズが、いまだにひょいと脳裏に浮かんできたりします。
「ぼくらのなまえはぐりとぐら」
「赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。」
「その夜、むくどりの子は夢をみます。」
「母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする」
といった具合。
ところが息子たちは、マンション住まいで殆どの絵本を処分してしまったせいか、
今となっては殆ど覚えていないようなのです。
しかし…あの夜毎の読み聞かせは、彼らの根っこの何処かで息づいていると
せめて思いたいものです。
コメント (12)
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