
最近観た映画2本と、金木犀の絨毯の上のタロウ。
今年の金木犀は9月の終わりに突然咲き出し、台風のせいもあってか、
あっという間に散ってしまいました。
惜別のつもりでこの写真を…

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」
ヘミングウェイやフィッツジェラルドなどの傑作を世に送り出した編集者マックス・パーキンズと、
37歳で早逝した作家トーマス・ウルフの友情物語。
ナルシストで人格的にはかなり問題があるように見える天才作家と、
彼の才能を見抜き、忍耐強く付き合い、後世に残る本を作り上げる名編集者。
ジュード・ロウは、端整だが何処か情けない男の役がピッタリ。
コリン・ファースは、決して帽子を脱がない(これは伏線です)編集者役がこれまたピッタリ。
1920年代NYの映像は美しく、当時のジャズクラブの演奏シーンなども素晴らしいが、
大きな感動はないかな…ちょっと残念。
公式HP http://best-seller.jp/

「パディントン」
子供向けの話かと思いきや、泣かせ所あり幸福感あり、大人も楽しめます。
「天気の話、紅茶、クリケット好きじゃなきゃ文化は語れない」のような英国人気質への皮肉も。
個人的には、衛兵のエピソード(雨の中、パディントンをあのボックスに招き入れ、
大きな帽子の中からサンドゥイッチ、紅茶を出してもてなす)が一番好きです。
今年の夏、ロンドンのパディントン駅でこの子の可愛い銅像を見て、
映画観なくちゃ!と思っていたのでした。
公式HP http://paddington-movie.jp/