Zooey's Diary

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「楽園への歩み」ユージン・スミス写真展

2017年12月14日 | お出かけ


昨日は盛りだくさんな一日でした。
午前中英会話、恵比寿ガーデンプレイス・タワー38階の鮨たかでランチ、
映画「猫がおしえてくれたこと」鑑賞、宮越屋珈琲店でお茶、東京都写真美術館で「ユージン・スミス展」。
写真展のHPによると
「ユージン・スミス(1918-1978)は、写真史上もっとも偉大なドキュメンタリー写真家の一人」
なのだそうです。



写真展の看板にもなっている「楽園への歩み」はあまりにも有名です。
光りさんざめく明るい世界の中に入っていく、小さな男の子と女の子の後ろ姿。
童話の中の一ページのような、美しく牧歌的な一枚。
写真展の解説によると、これは、
太平洋戦争の従軍記者としてサイパン、沖縄に同行、1945年に砲弾を浴びて重傷を負ったスミスが
地獄から生還して束の間の家庭の安らぎを得て、自身の二人の子どもをおさめた写真なのだそうです。
しかし、この明るい写真は例外的なものであって
あとは、暗く悲しい写真が圧倒的に多かったような気がします。



日本人の私としては特に、沖縄戦や水俣の写真が心に残りました。



これは1945年の沖縄での一枚。
邦題は「家畜のように連行される民間人」。
しかし英題を見ると「Okinawa-the Heading of Civillians」。
「家畜のように連行される」なんて一言も書いてない。
この邦題はどうやってつけられたのですか?と近くにいる係員に訊くと
少々お待ちくださいと引っ込むこと15分以上。
その後の説明によると、この写真展の主催者によってつけられたのだそうです。
いずれにしても、悲しく惨めな写真なのですけど。



外に出ると辺りはとっぷりと暗くなって、バカラツリーが燦然と輝いていました。

ユージン・スミス写真展 http://www.crevis.co.jp/exhibitions/exhibitions_084.html
コメント (6)
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