Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

His Master's Voice

2019年01月05日 | 社会


横浜駅の構内で、懐かしい画像を見かけました。
「Nipper Goods Official shop」
あのニッパー君の小物店のポスターであるらしい。

折しもこの年末、英国HMVが経営破綻したと聞いて驚いたばかり。
昔ロンドンに行った時、オックスフォード・ストリートの巨大なHMVのCDショップに驚いたものですが
近年はネット配信に押され、経営が成り立たなくなったようです。
HMVは「His Master's Voice」(御主人様の声)の略。
この絵にモデルがいるという話は知っていましたが、その詳細を最近、知ったのでした。



この原画は、1889年にイギリスの画家フランシス・バラウドによって画かれたのだそうです。
フランシスの兄マーク・バラウドの愛犬ニッパーは、マークの死後フランシスに引き取られたが、
ある日、蓄音機から流れるかつてのご主人の声に聴き入ったのですと。
そのニッパーの姿に心打たれたフランシスがこの絵を描き、「His Master's Voice」と命名。
その後、蓄音機の会社ベルリーナ・グラモフォン社の商標として登録され、その小売部門がHMVを店名に。
日本では「日本ビクター」もこれをロゴマークとして使用、私は長らく「ビクターの犬」だと思っていました。
その日本ビクター、最近あんまり聞かないと思ったら、2011年株式会社ケンウッドと経営統合したのですって。

HMV渋谷店は2010年に一旦閉店した後、近年また開業。
今も元気に営業しているように見えますが…
この先どうなるのかな?
何にしても亡き飼主の声に耳を傾ける犬の姿は、愛犬家には堪りません。

ビクターマークの由来 http://www.victor.jp/nipper.html

#welovegoo
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする