Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

玄関から数十㎝の所

2019年01月20日 | 社会
今週、北海道は大きな寒気団に襲われたとかで
留萌市のホワイトアウトの様子を、テレビニュースで中継していました。
17日夜には、当別町で66歳の男性が自宅の玄関から数十㎝の所で凍死したのですって。
数十㎝って、手を伸ばせば届く距離なのに何故?と思ってしまうのは
雪の怖さを知らないからなのかもしれない。

私は雪とは殆ど無縁の生まれ育ちで、ホワイトアウトというものをまるで知らなかったのですが
2013年3月初め、オホーツク海の流氷を観に行った旅先で、初めて経験したのでした。
左右上下、何処から降っているのか、まるで分らない激しい雪。
1m先の視界が遮られてしまい、方向感覚というものがなくなってしまう。

「流氷観ながらカニ食べよう!」という気楽な夫の一言で赴いた旅でしたが、
交通網は一切遮断され、我々は一晩、知床のホテルに閉じ込められました。
翌朝は抜けるような青空でしたが、交通はその日の午後3時過ぎまで再開されませんでした。
時間を持て余して、ホテルから歩いて行った海岸から見たのが、この光景。
前の晩の嵐のせいで、近年稀に見る大量の流氷が接岸したということでした。


(2013年3月3日撮影)

しかしその嵐の晩、我々のホテルのほど近くで、9歳の女の子を抱きしめた53歳の父親が
凍死したという、悲しい事件が起こったのでした。
父親は自分の身体で一晩中女の子を守り、女の子は助かったのだそうです。
今週起きた事件といい、6年前の事件といい、今更ながら自然の猛威に震える思いです。




猛吹雪「ホワイトアウト」で家見えず 自宅数十センチ手前で凍死 
https://mainichi.jp/articles/20190118/k00/00m/040/201000c

北海道・暴風雪から娘を守るため10時間抱き続けた父の最期
https://www.news-postseven.com/archives/20130307_175319.html

#welovegoo
コメント (2)
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