Zooey's Diary

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105年目の東京ステーションホテル

2020年09月19日 | グルメ

私が毎月新幹線に乗るのは新横浜駅からだし、東京駅近辺に行くことはあっても乗り換えに使うくらいで、外に出てその駅舎を見るということは少ないのです。
今回、そこの東京ステーションホテルで食事をすることになり、久しぶりに東京駅丸の内駅舎をじっくり眺めました。


1914年(大正3年)、辰野金吾によって竣工された「中央停車場」としての東京駅。
3階建て全長約335メートルになる、レンガと鉄筋造りによる壮麗な駅舎。
関東大震災でもビクともしなかったが、東京大空襲で甚大な被害を受け、3階部分は撤去されたままだったのだそうです。
2007年から5年間かけて大規模な保存・復元工事が行われ、100年前の壮麗な姿が蘇ったのだと。
その工事には全国から職人が集まり、関わった関係者の数は78万人。



(ステーションホテルHPから)

以前の駅舎がどんなだったのか、記憶力がいい加減な私はもう不確かなのですが、駅前広場が長いことゴチャゴチャと工事していていたのは覚えています。
3年ほど前にスッキリと巨大な空間ができた時には、驚きました。
東京駅は空中権を500億円で売却し、その費用で復元工事の費用を捻出したのだそうです。
容積率の20%程しか使わなかった東京駅は、その未使用の容積率(空中権)を周りの建物に売却したということなのです。
東京オリンピックまであと300日というデジタル掲示板が駅前にできていましたが、本当にできるのかな…?



その駅舎の中にある東京駅ステーションホテルには、そういえば行ったことがなかった。
東京駅開業の翌年1915年、国内外の賓客を迎えるために造られた老舗ホテル。
そちらのイタリア料理店「エノテカノリーオ」。
ホテルの入り口、レストランの入り口での検温、消毒といった二重の手筈を経て、ゆったりとした静かな空間で美味しく頂きました。





コメント (14)
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