Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

クラスターのその後

2021年03月09日 | グルメ
夫の母の四十九日、及び実母の手伝いで週末から帰省し、今夜帰って来ました。
このところ感染者数が激減した岐阜(それでも今日現在で累計4672人)は緊急事態宣言が解けたとはいえ、首都圏は解けておらず、おまけに私は来週の手術を控えた身。
気がかりでないと言えば嘘になりますが…



長良川の畔にあるお座敷肉料理店「潜龍」は、明治末に財界の大物の別荘として建てられたという日本家屋に店を構えています。
夫の実家が昔から贔屓にしていて、何かといえばここに集まっていました。
長男が幼い時に事故で岐阜の病院に入院した際には、潜龍の今は亡き先代大将が、野菜スープを作って届けてくれたこともあります。
その長男の婚約のお祝いも、2年前にこちらでしたのでした。
その時一番喜んでくれたのは、誰でもない義母だったのですが。


(ウェイティング・ルーム)

しかしこの潜龍、去年の4月にコロナのクラスターが発生したのです。
従業員、客、その家族の計14人が感染、しかもそのうち一人死亡という深刻なもの。
その後長らくの休業を経て、今は換気やアクリル版、人数制限などのコロナ対策を徹底して、金土日だけ営業しているのだそうです。
確かに暖房をガンガン入れても窓を開けた部屋は寒いくらい、炭火の廻りは一人分ずつアクリル版で囲ってありました。
 口取、スープ、サラダ、ステーキ、温野菜、御飯、赤だし、デザート。

春からこっち、あの潜龍はどうなってしまうのかと、遠くから密かに心配していたのでした。
最近私の廻りでも遂に友人に感染者が出て、いよいよ外堀が埋まって来たという感じなのですが、こうしてクラスターが出たけれど立ち直ったという例を目の当たりにしたのは初めてです。
大変な思いをされたのでしょうけれど…
なんだか少し元気づけられる思いでした。



義母の為に、女将が陰膳をして下さいました。


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シュールな光景

2021年03月06日 | 家庭料理

昨夜の前菜。
スティック野菜に、イブリガッコ入りタルタルソース、柚子味噌、明太子マヨネーズ。
柚子、明太子のソースは手作り、イブリガッコソースは瓶詰です。
燻製卵が入っていて美味しい。





お風呂専用のマスクが発売されたという記事を読みました。
「私が日頃行っているジムでは、お風呂でもサウナでも、みんな普通のマスクしています。
布マスクでも不織布でも、濡れたら洗うだけ。
専用マスクなんて要るのかしら?」
とSNSにつぶやいたら…
全裸にマスクしてるの!?と驚かれてしまいました。
自分では慣れてしまって何とも思いませんでしたが、シュールな光景であったか…


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「20世紀のポスター展」

2021年03月04日 | お出かけ

白金の東京庭園美術館の「20世紀のポスター展」に行って来ました。
副題に「ビジュアルコミュニケーションは可能か?」とあります。
1910年以降にヨーロッパに生じ、芸術・デザインに革命をもたらしたという「構成主義」についての長々とした説明がありましたが、小難しいことはすっ飛ばします。
私の印象に残ったもの三点だけを。


エル・リシツキー《ソヴィエト連邦展/チューリッヒ工芸美術館》(1929年)
成立から間もないソ連の産業を紹介する展示のポスターだそうです。
同じ顔をした少年少女、眼が三つ、なんだか怖い。


オイゲン・エーマン《ドイツ・グラフィック展/チューリッヒ・ヴォルフスベルク美術サロン》(1921年)
モノクロのリトグラフ(銅版画)によって人物像やタイポグラフィを表現したもの。
丸や三角など図形だけの抽象的な作品も多かったので、これは意味は分からないなりに、人間が出てきてホッとしました。


「Polio Research A Light Is Beginning to Dawn」1948年
全米ポリオ財団のもの、これが私には一番わかりやすかった。
ようやく見えてきた光明なんて、コロナに対するワクチンのようではありませんか。


アール・デコ様式の美しい旧朝香宮邸の庭園美術館、コロナ対策は徹底していたようですが、今回は館内撮影禁止なのが残念でした。
観客は数えるほどしかいなかったし、ポスター位撮ったっていいのにと思ってしまう。
広い日本庭園には、春の陽射しの中で白梅、椿、沈丁花が咲いていました。



ランチは白金台「すし兆」の「おまぜ」を。
これに白味噌・赤味噌の味噌汁とどら焼きがつきます。黄色いお皿は蜜柑ゼリー。
久しぶりに白金のプラチナストリートを歩いたら、ケーキ店「レトルダムール」がなくなっている。
「ブルーポイント」も「オスロ・コーヒー」も閉店、フレンチ「OZAWA」は休業中。
何処も以前、行ったことがあるお店です。
コロナ禍の影響よ、ここにまでも…


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さようならガーデンシネマ

2021年03月01日 | 社会

昨日の記事に書いた「わたしの叔父さん」は、恵比寿ガーデンシネマで観ました。
その作品を最後に、ガーデンシネマは昨日で休館。
再開のめどは今の所たっていないそうです。
ガーデンプレイスの瀟洒な建物に入っている三越も、同時に閉館。


(この左側の建物が三越、その奥に映画館があります)

恵比寿ガーデンプレイスは、サッポロビール工場跡地の再開発事業として1994年(平成6年)にオープン、デパート、映画館、レストラン、分譲マンション、美術館、ホテルなどが入った商業施設です。
石畳の路面に調和する落ち着いた建物が並び、四季の花々が咲き乱れてとても綺麗。
中央正面には、あのロブションもそそり立っています。
ロブションの洋館、できた頃は張りぼてのようでやや安っぽく見えたのですが、年月とともに風格が出てきたような気がします。
こちらのラ・ターブル・ドゥ・ロブションで初めて食事したのは、数年前だったか。
トップ写真は、3年ほど前にロブションの前でポーズを決めていたトイプー四姉妹。



ガーデンシネマで上映される映画は、そこでしか観られない個性的な作品も多く、私は今までどれだけ観てきたか分からない。
トイレもこんな風にとてもお洒落でした。
三越も、2~3年前に大規模な改装をしたばかりなのに。
まさかコロナ襲来なんて、その時は思ってもみなかったのでしょうね。
百貨店離れが言われて久しい上に外国人観光客が期待できない今、仕方ないこととは思いますが、それでも残念。
三越や伊勢丹などのあの華やかさ、丁寧なサービス、私は大好きです。


銀座の個性的な百貨店プランタンが数年前に閉館となり、そのビルにユニクロやニトリが入ってしまったのは、もうショックでしかありませんでした。
恵比寿ガーデンのあのお洒落な建物に、ユニクロやニトリや大型電気店が入ってしまったら…
やっぱり悲しいなあ。
ただガーデンシネマは、以前も一度休館となり、その後再開されたという経緯があります。
その日の再来を、お待ちします。

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