Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

先手が決め手

2021年06月08日 | 社会

ようやく私の周りでも、ワクチン接種が始まって来たようです。
SNSの65歳以上の友人たちから、接種1回目終了という報告が続々出てきました。
世界的に見ればまだ接種率は微々たるものですが、それでも僅かな希望の光が見えてきたようで嬉しい。
和歌山県の接種率が相変わらず全国トップだと、ニュースでやっていました。
6月7日時点で、全国で1回目の接種を終えた高齢者は774万7259人、21.8%であるに対して、和歌山は35.8%。
最下位は栃木の14.0%、私が住んでいる神奈川も17.1%と非常に低い。



なんでそんなに高いのだろう?と不思議に思ったら「接種率1位独走の和歌山、仁坂知事が取ったビシビシ作戦とは」というインタビュー記事を見つけました。
和歌山が成功したのは人口が少ないからでも、開業医の数が多いからでもない、都市部は個別接種、地方は集団接種という体制で早くから取り組み、心から関係者に協力を頼んだのだと。
仁坂知事のどや顔は浮かびますが、今一つ具体的な理由が分からない。


他の資料も見てみたら、和歌山はとにかくワクチン接種に取り組んだのが早かったらしい。
和歌山市では1月下旬「新型コロナワクチン接種調整課」を設置し、2月下旬には市医師会に協力を要請したと。
やはりね、先手を打たなくちゃね。
神奈川が取り組んだのはいつのことだったのだろう。
高齢者に入らない我々夫婦にその順番が廻って来るのはいつのことだか…?
コロナ情勢に関わりなく、季節は廻ります。
写真は今朝の散歩で。



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「添乗員撃沈記」

2021年06月05日 | 

”海外をほっつき歩きすぎて、他に出来ることもなく添乗員になった”(amazonより)という著者の泣き笑い旅行記。
本書ではギリシア、東アフリカ、ドイツ・ベネルクス、シルクロードの4ヶ所が取り上げられています

何といっても面白かったのは、シルクロードの旅編。
秘境専門の旅で売るY旅行会社が企画した「シルクロードを歩いてみよう」というツアー。
モスクワ経由でウズベキスタンのタシケントに入り、サマルカンド、トルクメニスタン、アゼルバイジャンを通過してイスタンブールまで、陸路3週間で目指すというもの。
貸し切りバスも使わず、交通機関は現地で調達、宿も現地で見つけながら進むと。
しかもトルクメニスタンなど日本ではビザが取れない国もあり、旅行しながらビザ取得。
ビザを取るのに何日かかるかも分からない、パンフにも途中終了もあり得るという但し書きつき。
そんなツアーがあったということにまずビックリ。

8人の参加者、そしてロシア語ができるという新人女性社員のアシスタントを連れて著者は出発するのですが、いきなりモスクワの空港で半日待たされ、しかもその間、拘束状態(これは私も経験あります)。
タシケントではクーラーも扇風機もない、シャワーとトイレは共同という安ホテルしか取れなかったりと波乱尽くし。
街なかでは警官にいきなりパスポートを取られて賄賂を要求されたり、参加者が熱中症になったり、長距離移動のバスがクーラーもなく、窓も開かずにサウナ状態であったり。
挙句の果てはビザが予定の1週間では取れず、何度も領事館に足を運び、参加者たちの間で喧嘩が勃発。
カスピ海では予定していた船が来ておらず、イスタンブールに辿り着けず、途中終了になることに。

これはツアーというよりは、団体の個人旅行という感じか。
貸し切りバスに乗ったきりで、添乗員の旗の下に連れ回されるというツアーよりは余程面白いかもしれないけれど、若い時ならともかくこの歳になって、40℃の炎天下でクーラーなしや、共同トイレの部屋は嫌だなあ。
でもこの著者は本当に旅行が好きなようで、どんな悪条件にもめげず、参加者たちから非難轟々の目に遭いながらも、それでも仕事を楽しんでいることが伺い知れて面白い。



ついでにこの著者の「腹ペコ騒動記」も読んでみました。
題名通りの旅グルメエッセイで、キューバの海老御飯、北朝鮮国境の焼き蛤、スペインのタパス、タイのアヒルラーメン、ノルウェーの鱈のスープ、ウズベキスタンの串焼き羊肉、トルコの鯖サンド、オランダのコロッケ、南イタリアのウニ尽くし、レモンピザ…
これでもまだ、本書で紹介されている美味しい物の半分以下。
どれもこれも本当に美味しそうに書いている。
この人はつくづく好奇心旺盛なのだなあと。
私の友人に、日本在住のアメリカ人ですが、自分の知っている味しか食べないという人がいます。
折角日本に住んでいるのに、刺身なんてとんでもない、ズルズルすする麺類も嫌、臭くて辛いキムチも嫌だと。
とってもいい人なのですが、食べることに関してだけは非常に保守的なのです。
まあそれは人の勝手なのですが、もったいない話だなあと思ってしまう。
世界は美味しいもので溢れているのだから…

「添乗員撃沈記」

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そういう訳だったのね

2021年06月04日 | 社会

昨日、日清カップヌードルがTwitterで「さようなら、全てのフタ止めシール」と発信して話題になってました。
どういうこと?
あの小さな長方形の蓋止めシールを無くしちゃうの?で、どうやって止めるの?
と思っていたら…


今日になって、開け口を2つにした新形状のフタ "Wタブ" の採用を発表。
しかも蓋を開けると猫の顔!
その二つの耳で蓋を止めるのだそうです。
可愛いなあ。
これで年間33トンのプラスチックが削減できるのですって。
ちょっと調べてみたら、2017年度の日本のカップ麺生産量は約40億食。
日本人一人当たり、年間30個のカップ麺を食べていることになるのだそうです。
全世界では1001億食消費されたのですって。
少し前の記録だし、今はスティホームでもっと増えていることでしょうね。



私は自分でカップ麺を買って食べるということはまずないのですが、我家の男たちはたまにどうしても食べたくなるようで、色々買い込んできます。
息子たちがいた頃はよく夜食に食べていて、その匂いに釣られて一口貰って食べると美味しいこと!
「一口オババが出た!」と嫌がられていましたが…


そういえば国際便でも通常の機内食の他に、希望すればミニカップ麺を頂ける便もありました。
私は機内ではあまりおなかが空かなくて、機内食すら残すことも多いのですが
どうにも口に合わない機内食の時などは、ギャレーでそれが頂けるのです。
JAL、ブリティッシュ・エアウェイズ、トルコ航空などに置いてあったような。
ギャレーで熱い湯を注いで貰って食べる小さなカップ麺、美味しかったなあ。


いまや国民食? 年間1人30個のカップ麺 
「カップヌードル」“フタ止めシール”廃止を発表 


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「ローズメイカー 奇跡のバラ」

2021年06月02日 | 映画

才能と努力とで新種の薔薇を開発し、バガテル国際薔薇コンクールで数々の賞に輝いてきたエヴ(カトリーヌ・フロ)。
しかし数年前から巨大企業のライバル社に顧客も賞も奪われ、亡き父が残した薔薇園が倒産寸前となる。
どん底の状態をなんとか打開しようと、職業斡旋所から格安で人を雇う。
窃盗を繰り返してきた前科者のフレッド、定職につけないサミール、内気過ぎてコミュ障害のナデージュ。
しかし3人は薔薇とはまったく無縁の素人で、一晩で200株の薔薇を駄目にしてしまう。



崖っぷちのエヴがしたことは、なんと前科者のフレッドの特技を利用したものだった。
いや、それは人としていかんでしょうと思うのですが…
まあ、そこは映画か。
危ない橋を命懸けで渡り、どうにか未来が見えたかと思ったら、激しい雹が降って大事な苗が全滅する。
なんとか収入を得るために、ありとあらゆる手を使って薔薇の押し売りをしたり、落ちこぼれたちの奮闘ぶりがコミカルに描かれます。



カトリーヌ・フロは「大統領の料理人」の印象が強いのですが、フランス人女優にしては瞼が腫れていて、ちょっとむくんだような顔が、日本人の肝っ玉母さんのようにも見える。
若いフレッドとナデージュが惹かれ合うようなシーンを見せながらなんともならなかったり、ハリウッド映画だったらもっと盛り上げるだろうという所で、サラっと終わっているのがフランス映画らしいと言えるか。



この映画の中で「ライオン」という高貴な品種の代役として登場した薔薇は、パリのバガテル公園の姉妹園である河津バガテル公園に捧げられた際、「伊豆の踊子」と命名されたのだそうです。
それって先週、私が河津バガテル公園で感動した、あの洋館の前の黄色い薔薇!
今年は薔薇の開花もやたら早かったそうで盛りを過ぎた薔薇も多かったのに、遅咲きだというこの黄色の薔薇だけがまさに最盛期で、ひと際輝いて咲き誇っていたのでした。
英題は「The Rose Maker」。


(河津バガテル公園の伊豆の踊子)
コメント (8)
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