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Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「this is not a samurai展」海を渡った侍

2022年09月07日 | お出かけ

てっきり2~30人乗っていたのかと思いました。
6人しか乗ってなくて5人しか降りなかったら、普通気がつくんじゃない?
今日の謝罪会見の様子を私は見ていないのですが、被害女児の名前「ちな」ちゃんを「ちなつ」ちゃんと何度も言い間違えたって…
もう言葉がありません。



気を取り直して、久しぶりの銀ブラの報告。
映画を観たついでに展覧会巡りを。
まず、野口哲哉「this is not a samurai展」@ポーラ美術館。
数年前に猫を連れている侍の絵をSNSで見かけて妙に心に残り、2年前にここでその展覧会を見て喜んだのでした。



相変わらず人を喰ったような侍が続々登場。
ポスターの侍が持っているTHE METの紅い紙袋は、NYのメトロポリタン美術館のもの。

  

動物兜をかぶった侍や、シャネルで全身を固めた侍、死ぬほど落ち込んでいる侍。

   

この斜めに傾いた侍は、珍しく実在の人物の河津伊豆守なのですって。
幕府使節団の一員としてフランスに渡り、ナポレオン三世に謁見した人物なのだそうです。
彼は日本から持参した甲冑を纏って現地の軍事訓練を見学し、ナポレオンに絶賛されたのですと。



団扇にぶら下がっているような侍は10㎝ほどの小さなサイズなのですが、なんと壁に描いてあるのです。



ポーラの展覧会に欠かせない、ポーラ・オルビスの口紅でハートを描いた絵も、お約束通りありました。
侍と口紅とハート、およそ不釣り合いな組み合わせのこの絵が、私は猫侍の次に好きです。

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行ってしまった

2022年09月04日 | 家庭

このところ、おチビをよく預かっていました。
長男夫婦が今月からシンガポールに転勤になり、夫婦はその準備に忙しかったからです。
正確に言えば、企業に勤める長男のお嫁さんが転勤となり、起業している長男は自分の仕事は海外でもできるからと、一緒に行くことにしたらしい。
元々海外志向の強かった二人は喜んでいるようなので、親としては応援するしかない。
昨日、荷物を船便で出し、大きなスーツケースを引きずって親子で我家に泊り、今朝早くに成田に向って出発して行きました。


おチビは1歳10ヶ月、片言でよく喋るようになりました。
この前まで単語しか喋れなかったのに、時として文章を話すように。
「ワンワン、いないねえ」
「ワンワン、プルプルしていっちゃったねえ」
という感じ。

  

まだまだ舌足らずで、この時期の片言は本当に可愛い。
食が細くて食べさせるのが大変だった我家の息子たちに比べ、手抜きの家庭料理でもオイチイと言ってよく食べてくれるのも、可愛い。
つまり何しても可愛いのに(バババカ)、行っちゃうのねえ…(泣)



昨夜は次男も加わって、遅くまで飲み会に。
今朝早く三人が出て行ったら、もう気が抜けてしまいました。
昨日まで興奮していたタロウもぐったり。
抜け殻のような我々夫婦とシニア犬、今日はのんびり片付けするか…

鶏手羽と大豆とシイタケの煮もの、モヤシとピーマンとベーコンの炒め物、生湯葉、カズノコ、キュウリとミョウガとモズクの酢の物、ポテトサラダ。

コメント (14)
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「プアン/友だちと呼ばせて」

2022年09月02日 | 映画

「バッド・ジーニアス」で注目を集めたタイのバズ・プーンピリヤが監督「恋する惑星」名匠ウォン・カーウァイがプロデュース。
そう聞けば、期待も高まるというものです。
2021年サンダンス映画祭のワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞を受賞。

ニューヨークでバーを経営するタイ出身のボスは、バンコクの友人ウードから数年ぶりに電話を受ける。
ウードは白血病で余命宣告を受けており、ボスに最後の願いを聞いて欲しいと話す。
バンコクへと飛んだボスが頼まれたのは、ウードが元恋人たちを訪ねる旅の運転手だった。



ウードもかつてNYで暮らし、その時3人の女性と恋に落ちる。
昔傷つけた相手が快く会ってくれる訳もなく、怒ったり無視したり拒否したり。
が、ウードは毛髪が抜けた頭にウィッグを被り、病気のことは隠して、誠実に過去のことを謝る。
彼女たちの反応はもっともだと思うものの、命がけの謝罪の旅は、先が見えなくて中々に面白い。
その旅が終わったと思ったら、今度は親友ボスへの告白と謝罪が始まる。
まさかのウードの告白には、こう来るかと驚きました。

2人が乗るのは、ウードの亡き父親の愛車、BMWのクラシックカー。
そして伝説のDJであったというウードの父親のラジオ番組を録音したカセットテープが、全編を彩ります。
NYのペントハウス、BMWにブランド時計、クラブのミラーボールなど、今の若い人を描いた邦画には中々出て来ないような、バブリーな小道具と雰囲気です。
しかも元カノ3人って、草食系と呼ばれる日本の今の男子はこれを観たらどう思うのだろう?



あの「恋する惑星」のストーリーは殆ど忘れてしまいましたが、軽快な音楽、香港の生き生きとした猥雑な街の様子は、今も覚えています。
確認してみたら1995年、もう30年近く前の作品だったのですね。
そのカーウァイ監督、まだ現役だったとは。
ウード役を演じた役者は、この撮影の為に17㎏落としたのだそうです。
少々あざとさも感じられましたが、タイ映画の活力がうかがえる作品でした。
しかし表題の「プアン」って何?と思ったら、タイ語で「友達」という意味なのですって。
こんな言葉、作品の中に出て来たっけ?
原題の「One For The Road」(最後の一杯)の方が余程良かったのに…
2021年、タイ&中国&香港の合作映画。

公式HP 

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飛行少年の夢

2022年09月01日 | お出かけ

「からすのパンやさん」「だるまちゃんとかみなりどん」、息子たちに何回読み聞かせたかわかりません。
パン屋のからすの夫婦に4羽の子供が生まれ、夫婦は慈しんで育てます。
しかし子育てに忙しくてパン焼きがおろそかになり、失敗作が次々と。
その失敗パンを子供たちのオヤツに与えると、それが子供たちの友達の間で評判になり、子供たちのアイデアも取り入れた新作パンが次々に登場、パン屋は大繁盛したという話。
このパンがいっぱいのページでは、幼い息子たちは大喜びしたものです。



こんな優しい絵本を描いた著者が、東大出の工学博士とは知りませんでした。
1926年生まれのかこさとし氏は子どもの頃、飛行機が大好きな飛行少年で、軍国主義の時代背景もあり、航空士官になるのが夢だったようです。
しかし近視のせいで受験も叶わず、大きな挫折を。
高校生になった氏は学徒勤労動員となって工場に住み込みで働き、空襲、食料不足などで
散々苦しんだのだそうです。
その後、東大理工学部から昭和電工に入社、研究として働きながらセツルメント活動に精を出し、貧しい子供たちに紙芝居などを作っていたのですって。
それが高じて絵本作家になったのですね。



”子どもたちは、ちゃんと自分の目で見て、自分の頭で考え、
自分の力で判断し、行動する賢さを持ってほしい。
その手伝いをするのなら、死にはぐれた意味もあるのかもしれない”
かこ氏の言葉です。
会場には、からすのパン屋さんの、実物大のカラスやパンが並べられていました。



かこさとし展 

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