goo blog サービス終了のお知らせ 

Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

本場の味

2023年04月11日 | 社会

パリ在住の友人が、あちらで流行っている台湾カステラを買ってみたらそれほどのことはなかった、日本のカステラの方が余程美味しいと言っていました。
日本でもここ数年、台湾カステラはとても流行っていて、渋谷には専門店もあります。
パリでも流行っているのかと驚きましたが(いや、あちらが先なのか?)、確かにフワフワではあるけれどそれだけ。シフォンケーキか蒸しパンのようで、私もそれほど美味しいとは思いませんでした。
日本のカステラの方がしっとりとして余程美味しい。


更に友人は、ドイツのバウムクーヘンもそれほどではなかったと言い、私も完全に同意しました。ドイツに旅行した時、ようやく見つけたそれは重くてパサパサしていて、ガーッカリしたのでした。
何でも本場より美味しくしてしまう日本って凄いなあ。
いえ、本場のポルトガルのカステラはまだ、食べたことないのですけれど。


以前、友人から奈良のお土産に金平糖を頂きました。
この涼し気な色の金平糖、爽やかなラムネの味がするのです。



こちらはやはり前に頂いた、ポルトガルのお土産の金平糖。
金平糖という名前はポルトガル語のコンフェイト(confeito)から来ていて、戦国時代に伝わったのだそうです。
違いは一目瞭然。
粒々が…
立ってない!



コンフェイトの味?
甘かった…


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の新作、旧作

2023年04月10日 | グルメ

デパ地下などで週替わりの新作スィーツが出ていると、つい買ってしまいます。
最近食べた中で面白かったものは…
柿の木坂Quatreの季節限定「桜苺ミルフィーユ」。
桜型のパイで苺を丸ごとサンドしてあり、パイとクリームはフランボワーズ風味。
見た目のインパクトは凄いのですが、少々食べにくい。



三軒茶屋TheSUNLIVESHEREの「CHILK(チルク)苺味」。
とろける食感の3層の瓶詰めチーズケーキだそうです。
瓶に入ったチーズケーキって何?と思いましたが、これは美味しい。
食べ終えた後、鼻を突っ込んで夢中で舐めるタロウに代わりたくなったくらい。



そして我家の旧作、老犬タロウ。
めっきり歩調が遅くなり、トボトボ歩くようになりました。
あと何回、こうして一緒に桜を観られるかな…

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無信心者の「マタイ受難曲」

2023年04月08日 | 劇、オペラ、コンサート
 
「マタイによる福音書」のキリストの受難を題材に、J.S.バッハが300年ほど前に作った「マタイ受難曲」。
キリストの復活を祝うイースター(復活祭)に、この曲は演奏されるのだそうです。
イースターは移動祝日であり、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日、今年は4月9日。
バッハ・コレギウム・ジャパンによる演奏を聴いて来ました。



オペラシティ・コンサートホール(タケミツ・メモリアル)はこんな感じ。
撮影禁止なので、こちらはネットからの写真。
すぐ隣の新国立劇場とは、随分感じが違います。

コーラスとオーケストラ、そしてエバンンゲリストの語りによって演奏される「マタイ受難曲」は、教会音楽作曲家としてのバッハの頂点を成しているという説も。
エバンゲリオンという名前は日本では人気アニメとしてあまりにも有名ですが、本来はキリスト教の「福音」を意味するギリシヤ語なのだそうです。
そしてエバンゲリストは伝道者のことで、今回はトマス・ホッブス氏。

私はクリスチャンではないのですが、英会話を習っていたこと、アメリカ人牧師さんのお説教の翻訳のお手伝いをしていたことから、教会に20年以上通いました。
なので「マタイ受難曲」のプログラムにある、「過越の晩餐」「ゲッセマネの祈り」「シオンの娘」「ピラトによる審問」など、非常に聞き覚えのある言葉ばかりなのですが…
中身を何も覚えてないとはどういうことだ!?


(トールペイントで以前描いたイースターエッグ) 

無信心者にも、音楽を楽しむ権利とご馳走を楽しむ権利はある。
ということで18時半開演22時終演という長帳場の前に、「Le Studio」でレイトランチ。
代々木公園の緑を眺めながら、セトカとカモミール・アイスのパフェが爽やかでした。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「生きる Living」

2023年04月06日 | 映画

1952年の黒澤明監督の名作が、70年の時を経てカズオ・イシグロの脚本でイギリス映画として復活。
ごく若い頃に観た黒澤作品は大筋だけ覚えているが、詳細は綺麗に忘れて鑑賞しました。



1953年、第二次世界大戦後、復興途上のロンドン。
ウィリアムズ(ビル・ナイ)は役所の市民課に勤めるお堅い公務員。
妻に先立たれ、同居している息子夫婦とはあまりしっくり行っていない。
役所では山積みの書類の下で、情熱もなく淡々と事務処理をし、陳情を受けても他の課に廻すだけ。
そんなある日、癌で余命半年と宣告され…



あまりにも有名な黒澤作品が、どんな風にリメイクされるのか楽しみにしていました。
戦後でありながら綺麗なロンドンの街並み、郊外のみずみずしい緑。
山高帽にピンストライプのスーツにこうもり傘、いわゆる英国紳士のウィリアムズ。
陳情に訪れる婦人たちも、綺麗にドレスアップしている(黒澤作品では、普段着の着物姿の主婦たち、その一人は菅井きんだったような…)。
この辺は、戦勝国と敗戦国の違いでしょうか。
そして陳情のたらい回し案件や、人の手柄を上が平気で横取りする役所の体質は、洋の東西を問わないのかと驚きました。



前作については大筋でしか覚えていないのですが、とても重く切ないイメージであったような。
それに比べて本作は、最後に希望の光もあり、少し軽やかに、さわやかになったような気がします。
それでも、生きるということの普遍性を問いかけた作品であることに何ら変わりはない。
余命宣告を受けて初めて自分の「生」に向き合った男が、何をしたのか?
最後のブランコに揺られるシーンで彼の顔に浮かんだのは、微笑みだったのか悲しみだったのか?
ここで泣かせよう!というあざとさはなく、思ったほどの感涙はありませんでしたが、ラストの若い警官とピーターとの会話のシーンにじんわり来ました。

公式HP 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余分なものがない分、シンプル!

2023年04月04日 | お出かけ

日本橋の高架下から日銀前に移動すると、名残の桜が待っていてくれました。
この赤い車は、アストン・マーティンというのだそうです。
1913年の設立以来、イギリスを代表する高級スポーツカー・メーカーであるらしい。
横から見るとこんな風に、殆ど長方形の箱です。
雨が降れば、後ろの幌を被せるようです。



中を覗いてみても、計測器もオモチャのようなものが付いているだけ。
ホーンに至っては、右の黒いゴムボールを押すのですって。
こうした古い車は、ものによってはオイルメーターもなくて、タンクの中に棒を突っ込んで濡れ具合で残量を見るらしい。



いや、そんなんでこの先も走れるの?と聞くと、愛好家の答えがふるってる。
余分なものがない分、シンプルにずっと走れるのですって。
逆にコンピューターに連動している現代車が、100年先も走れますか?と。

  

確かに今の車のみならず、電化製品も、余分な機能が付きすぎという気もする。
そのせいで早くに壊れてしまうような。
でもだからといって、あまりに原始的なクラッシックカーを乗りこなす自信は到底ありませんが。



その場にいたワンコ、ワイアー・フォックス・テリア。
この子も、イギリスの古い犬種だそうです。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JCA2023、もう始まっている!

2023年04月03日 | お出かけ

ジャパン・クラシック・オートモビル、日本橋のクラッシックカーの祭典が、4年ぶりに開催されました。
日本橋界隈の道路を車両通行止めにして、クラッシックカーを展示するというものです。
車仲間の何人かが愛車を出していたのでそれを見ること、そして久しぶりにみんなで集まれることを楽しみに行って来ました。



車に疎い私にはよく分からないが、愛好家にはお宝のようなクラッシックカーがびっしり並んでいる道路の脇に、黄色と黒の柵に囲まれ、黄色い大きな工事車両が停めてある一角がある。
あれ何?と関係者に聞くと、首都高地下化の工事が始まっているんですよ、と。


(この右後ろが工事現場)

ええ?もう始まっているの?
日本橋の上を走っている邪魔くさい首都高が地下に埋められることが決まって私は狂喜したのですが、完成予定は2040年と聞きました。
広重が描いたような日本橋の青い空が観られるのは嬉しいが、それまで自分が元気でいられるかどうかも自信ないなんて思っていたかったのに、もう始まっているとは。



帰り際に、「首都高日本橋区間地下化事業」のパンフレットを頂きました。
エコバッグやボールペンや首都高マップとセットになっていて、この事業をご理解下さいというものらしい。
それにも、完成予定は2040年と明記してあります。
とりあえず分かりやすい目標として、それまで頑張らなくっちゃね。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする