海外旅行で困るのは、水とチップと言うことは昨日書きました。
しかし、もう一つありました。 トイレです。
観光地にあるのはほとんどが有料です。
その数も少なく、ドライブ・インでも有料です。 1回に20セント~50セントで、このトイレの清掃料ということです。値段の決まっていないのは、志でも良いのですが、トイレの入り口に、料金入れの笊のようなものを置いておばさんが見張っています。
イタリアでは、男子トイレは、一人用の小便器は少なく、トイレによっては、男子と言えども個室がほとんどです。 その性もあって、トイレの数が少なく、いつも男子トイレでも並んでいます。 少ない小便器も高く、背の低い日本人には背伸びをしなくてはなりません。 ローマでは、百貨店がなく、専門店ばかりで、日本の三越はあるのですが、規模は小さく、それでもトイレは少ないですが、ここはさすが有料ではありません。
と言う事で、日本では使わなくても良いお金が要ります。 いつも小銭を用意しておかなくては、困るのです。
噴火したベスビオ山を望む
26日は、カプリ島から又高速船でナポリまで帰り、ナポリから約30Km離れたボンベイに向かいました。
ボンベイは、紀元79年にベスビオ山の大噴火によって廃墟と化した遺跡で、火山灰に埋もれた街を発掘しているもので、まだ全部発掘しきれていません。
この街には、公共の広場や水道、道路には横断歩道もあり、音楽堂など現在とほぼ同じ生活スタイルだったのには、改めてびっくりしました。おまけにイタリア版の吉原まであり、食堂もありました。
1594年に偶然発掘されたのですが、当時はこの重要性が認識されず、1800年代になって本格的に発掘作業をしましたが、この時の目的は、高価品の発見にありました。
しかし、1860年代になって、初めてこの遺跡の重要性がわかり、細心の注意をもって壁画や装飾品を元に戻されたということです。
ボンペイ遺跡から再びナポリに戻り、その夜はナポリ泊まりとなり、アサリのパスタやカジキマグロのグリルに舌つつみを打ちました。