高齢化社会と言われて久しいですが、国連による「高齢化社会」の定義では、総人口に占める老年人口(65歳以上)の比率によって区分されています。
高齢化社会・・・・65歳以上が人口の7~14%未満を占める社会。
高齢社会・・・・・・65歳以上が人口の14~21%未満を占める社会。
超高齢社会・・・・65歳以上が人口の21%以上を占める社会。
今日の絵は、”窓際の・・・・” F8号
2005年には世界全体が「高齢化社会」に突入しました。
日本は、2005年に65歳以上占める人口の割合は19.7%(高齢社会)だったものが、2050年には、35.9%(超高齢社会)になると予想されています。
2005年の高齢化率トップのイタリア(20.0%)は、2050年には、35.5%となり、急速な少子高齢化が進んでいる韓国は、9.4%だったものが、2050年には34.5%となると予想されています。
アメリカは、2005年の老年人口の割合が12.3%だったものが20.6%と高齢化の伸び率はあまり多くありません。
アメリカは、先進国の中でも平均寿命、高齢化率がもっとも低い水準にありますが、心臓病やガン、脳梗塞による死亡率が低下していますが、肥満の増加で寿命が縮まるとも予想されています。
高齢化や長寿と縁がないのがアフリカです。
平均寿命が30~40歳代がほとんどで、特にサハラ砂漠以南のアフリカ諸国に集中し、1950年代から平均寿命が低下している国もあります。
主な原因は、乳幼児の死亡率が高く、80年代から深刻化しているHIVエイズの蔓延にあるとされています。
寿命の伸びるのも、高齢化が進むのも、結構なことなのですが、現在の年金の不祥事や社会の構造の不備が、将来を暗いものにしています。
高齢化が、羨望される社会になるのは、まだまだ先のようです。