インテリジェンスとは、知性や知能という意味の英語ですが、最近、本や雑誌に出てくる場合は、「諜報活動」を指すことが多いようです。
この意味で使われだしたのは、外交官、佐藤優さんらによって、一気に広まったとされています。
この佐藤優さんは、旧ソ連で活躍した鈴木宗男衆院議員の側近と言われています。
「ひろし展」で頂いた”デントロビューム” F8号
「諜報活動」として活躍する機関は、アメリカのCIA(中央情報局)、イギリスのSIS(秘密情報局)が有名ですが、日本では、内閣情報調査室や公安調査庁などがあります。
要はスパイ活動みたいなものですが、映画「007」的に派手なものではないようです。
対外関係の場合は、基本は対象国の新聞や政府声明など、公開情報を読み解くことですが、政府関係者などから集めた情報を組み合わせたりもします。
当然、自国に有利になるように、何がしかの工作活動をすることもあります。
このインテリジェンスの作法は普通の仕事にも通じます。
大きな出来事が起きると、それまで分析出来ないままで関連情報を持っていた人は、「こうなると分かっていた」と後講釈を垂れがちです。
手持ちの情報を生かす気のある人なら、後講釈をするより、情報を分析できる人に早く情報を提供すべきということです。
情報は、その情報を持った人が良くも悪くも、生かすも殺すも、出来るということなのでしょう。