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東京が首都でなくなる日

2007年10月11日 13時31分54秒 | 独り言・社会・ニュース

昨日、大阪について書きましたので、今日は東京、特に首都としての東京について思いつくまま書いてみます。

明治11年に伊豆七島を静岡県から編入し、明治26年に神奈川県から多摩地方を編入して現状の東京となりましたが、昭和18年には、東京府を東京都に改称しています。  理由は、分かりません。


東京は、いうまでも無く日本の首都ですが、首都移転論議が起こり、いずれは東京が首都でなくなる日が来るかもしれません。


 

首都移転論議の中でも「皇居については触れない」のが暗黙の了解になっているようです。 
つまり「遷都」とは皇居の移転であり、今論議されているのは、首都機能の移転です。
首都とは、なにかというと、政府所在地の意味(広辞苑)で、国会や政府が移転すれば東京は首都ではなくなることになります。

この意味からして、江戸時代の首都も東京(江戸)だったとなります。

 


   今日の絵のテーマは”遠謀”  F6号



 

どうして、関東地方が、鎌倉時代以来、近畿圏(都の近くという意)と首都機能圏と分担するようになったのでしょうか。


諸説がありますが、当時の武家が統治するには、周りを険しい山と荒波い海に囲まれた天然の要塞であったことが、統一的で強力な政治・軍事勢力を成立しやすくしたことでしょう。
徳川家康が江戸を選んだのには、秀吉の上記の助言と都から遠避ける意味合いがありました


明治維新の時には、「関東・東北の反乱を防止」するため敢えて敵地に乗り込むという三条実美とか岩倉具視といった公家の意思が働いたとも言われています。
しかし、江戸城を徳川に渡したくないというのも本音ではないでしょうか?


いずれにしても、当時は、地理的に不便な関東地方が、首都となったのですが、現在の交通機関の発達では、首都が、どこに行ってもおかしくないのではないでしょうか?