別に、日本政府や法律上で正式な読み方を明確に決めていませんが、世界大会などでの日本の選手のユニホームには、はっきりと「NIPPON」と書いてあります。
一説によると、ラテン語圏ではH音が発音されないために、「NIHON」では「ニホン」というべきところ「ニオン」となるのを避けたためといわれています。
また、選んだ人が「ニッポン」の響きが好きだったという説もありますが、定かではありません。
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紙幣や切手にも「NIPPON」の表記を採用しているので、一応は「ニッポン」という読み方が公式的に認定されているようです。
しかし、歴史的な名称で変えられないものもたくさんあります。
代表的なものとしては。東京では「にほんばし」と読みますが、大阪では、「にっぽんばし」と読みます。
その他には大学名でも二分されます。
ニッポン・・・・日本工業大学、日本体育大学など
ニホン ・・・・日本歯科大学、日本女子大学、日本福祉大学など
現在では、スポーツの応援など元気を出すときは「ニッポン」といい、詩的でやさしく穏やかな文脈では「ニホン」というように、語感に応じて使い分けられます。
従って、日本の読み方を決めつけることは、日本語を理解しない人が言うことで、日本人としては、読み方を決めつけない方が良いのです。
ちなみに、公式の英語表記は、Japan(ジャパン)ですが、ドイツ語では「ヤーパン」、
フランス語では「ジャポン」、スペイン語では「ハポン」、イタリア語では「ジャッポーネ」、 中国語では「リーベン」、韓国語では「イルボン」。