徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

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江戸城の構成

2008年11月11日 10時55分02秒 | 江戸時代とは・・・・・

この数日、寒い日が続いています。
が気温的に言って、今までが平均気温より高かったのであって、やっと平均気温に戻ったということなのです。 やはり最高気温が20度を切ると体感的に寒く感じるようです。

さて、城郭は、普通、外堀に囲まれた外郭内堀に囲まれた内郭とに大別されます。
江戸城の外郭は、浅草橋、小石川、市ヶ谷、四谷、赤坂、虎ノ門などの門に囲まれた周囲約16Kmの地域で武家地や町地などが配置されて、城下町の基幹部分をなしていました。

内郭は、神田橋、清水、田安、半蔵、外桜田、日比谷、数寄屋橋などの門に囲まれた周囲約8Kmの地域で、本丸を始め、城の中核と大名屋敷などが配置されていました。

      江戸城、内郭

本丸(3万4500坪)は、本丸御殿と天守閣があり、本丸御殿は言うまでもなく、将軍の居城と幕府の政庁を兼ねた場所です。
二の丸(約2万7500坪)、三の丸(約2万2000坪)にもそれぞれ御殿があり、御台所や将軍を隠居した大御所、側室などが使用されたようです。

西の丸(約6万8300坪)は、大御所や世子の住居であったのですが、何度も焼失し、幕末に再建された建物は、仮御殿として将軍の住居兼政庁として使用されました。

吹上は、当初は、御三家などの大名屋敷があったのですが、明暦の大火の後、防火の意味から、建物は建てずに、広大な吹上御庭となりました。

これまで、江戸城の概略について述べましたが、江戸時代を考える上でこの江戸城の成り立ち、構成などが、ここで行われた政治を語る上で必要なものになってきます。つまり、江戸時代は格式社会で、身分や儀式などが政治を司っていく上で重要な要因となってくるのです。