なにしろ、短期決戦に弱いという印象があり、まして9月の成績は、6勝16敗2引分、10月には4勝2敗と持ち直したかに思われたのですが、9月の負け方が余りにも不甲斐ない内容であったという思いが強く、トラに対する評価は、余り高くありません。
その上、広島のマエケンには、1勝4敗 防御率 0.4 と徹底的にやられています。
そして、広島には、勢いがあります。
それが、このCSにどのように影響するのでしょうか?
第1戦の勝利が、このファイナルステージを制するとも云われています。
今シーズンの対戦成績は、12勝12敗と全くの五分で、僅差の試合となると言われ、そのため先発投手の出来が勝敗を分けることになります。
第1戦の先発投手陣が誰になるか・・・・
ここで、過去の成績は、あまり参考にならないと思います。
その日の調子が良い人を先発に・・・という思いますが、それの見極めが難しい。
投手成績からみれば、
メッセンジャーが、対広島 7試合登板して 1勝3敗 防御率 2.82
勝ち数は少ないのですが、被安打数+与四球の合計数が、イニング数を下回り、投球内容が安定しています。
ただ、打撃の援護が少なく、主力打者の内、丸だけには、長打4本を浴びており、彼には注意が必要です。
能見は、対広島には、1試合しか投げていません。
その1試合は、9月18日で、4安打1失点、106球で完投しました。
能見の調子の悪い時は、立ち上がりから不安定なので、1回からでも交代する覚悟が必要です。
能見に限らず、短期決戦では、当然ですが・・・・
第1戦の先発は、能見か、メッセンジャーか・・・・・
藤浪は、広島に2試合先発し、2勝0敗 防御率1.29
この成績を見る限り、藤浪が一番、対広島に有利と思われるのですが・・・
ただ、彼の対広島戦に与四球が多いことが心配です。
それ以上に、ここ1番での経験のなさが、試合にどの程度影響するかが心配です。
どうやら、メッセンジャーの第1戦先発が濃厚と思われますが、どちらにしても、1戦必勝となれば、1イニング1投手というつもりで、第1戦から3人全員が投げることを前提にすべきと思います。
では、打者ではどうでしょうか?
マエケンに対して、45イニング2得点しか出来ていません。
その中で、打率的に良いのは、今成の0.556、西岡の0.308 坂の0.3 ですが、去る8日のDeNA戦で、それの対策として、今成、坂を先発オーダーで出しました。
今成が6番で5打数2安打、坂が3打数1安打とまずまずの結果を出しています。
カギを握る今成ですが・・・
広島は、右投手が主力です。
そこで、トラの左バッターが、キーマンになると思うのですが、鳥谷はバリントンには5打数2安打、3四球と良いのですが、大竹には15打数ノーヒットと他の投手には、余り良くありません。
大和が帰ってきますが、彼を先発で使うのか、守備位置は・・・・
数字的には、今成が、今のところ相性は良さそうです。
彼の打順を5番にするか、6番にするか、福留や新井との調子を見て、この3人がトラの得点のキーマンとなることでしょう。