「ななつ星in九州」のような途中下車して観光を楽しめる豪華列車の導入に向け準備を進めている旨の報告が、JR東日本・JR西日本から発表されています。
ななつ星の内部
”パクリ”とも云われていますが、それぞれのJRとも、その地方にあった特色のある豪華列車となるように期待したいものです。
JR東日本は、平成28年春以降の運行開始を目指し、東日本を中心に季節などに合わせて各地を周遊する豪華列車の投入計画を、2013年6月4日に発表されました。
JR東日本の豪華列車の想像図
列車は10両編成で、1両あたり、2,3室の客室とし、定員は35人程度となる見通し。
もちろん、ダイニングやラウンジスペースを設け、車内での食事や飲食を楽しめるようだ。
JR西日本は、平成29年度までに、豪華寝台列車の運行開始を、2017年に向けた中期経営計画のなかで発表されました。(2013年3月13日)
その中期経営計画によると、広島地区への新型車両、新型保安システムの導入、大阪環状線への新型車両の導入、そして豪華列車の導入が書かれています。
JR西日本の世界遺産 これをどのように巡るのでしょうか・・・・
JR西日本によると、1人当たりの料金は、JR九州より安めの10万~30万程度とのこと。
世界遺産などの観光資源に恵まれており、関西から日本海側に向かう列車を想定しているようです。
今も、JR東日本では、”カシオペア”、JR西日本も”トワイライトエクスプレス”と豪華寝台列車が運行しています。
この寝台列車は、運ぶのが主目的で、今回の豪華列車は、途中下車して、列車ともども観光地を巡るというもので、少々目的が違います。
ならば、「オリエント急行」並みに、そしてクルーズと言うのなら、船旅のように、日数をもう少し延ばし、九州から北海道までの豪華列車をしてはどうかと思うのですが、問題は、費用のことなのでしょうか?
どちらにしても、日本人だけではなく、海外からのお客を呼び込まなくてはならないようです。
政府は、「観光立国」を掲げ、今年は1000万人の訪日外国人の訪日目標を目指しています。
そして、2042年には3000万人を超える目標を示しています。
2020年の東京五輪開催で日本に関心をもつ外国人が増えると期待されるなか、この豪華列車も日本の一つの名物となる観光資源となれれば良いのですが・・・・