最近の鉄道の話題と言えば、”ななつ星”を話さない訳にはいきません。
”ななつ星”については、当ブログ 2012年12月21日付けにも、ななつ星の経路や値段などかいています。
良ければ、その日付けを見ていただければ幸甚です。
新幹線なみの30億をかけた豪華寝台列車に、なにを期待しているのでしょうか?
今年10月15日に、満を持して走りだしました。
少子高齢化で、利用者の減少が見込まれる中、時間的にも経済的にもゆとりのある高年齢層や海外客をターゲットに据え、鉄道事業の浮上の一環としたいということが念頭にあります。
この列車は、ヨーロッパのオリエント急行を手本とし、そのオリエント急行は運行から130年経ち、今もそのブランドは、海外まで鳴り響いています。
オリエント急行並みに長く人気を保つには、JRの努力だけではなく、沿線自治体や観光関係者が協力して内外から集客し、観光振興の効果を期待して、世界のブランドとして確立出来るかどうかが課題となるのではないでしょうか?
折しも、2020年の東京オリンピック開催に伴い、特に外国の観光客を呼び込む機会と重なりました。
九州には、多くの観光地が点在しており、観光地だけではなく、列車自体が観光地ということなのです。
カシオペアやトワイライトエクスプレスも豪華寝台列車という触れ込みですが、それと違うのは、今までは移動する列車が豪華であって、目的地まで運ぶのを目的としています。
しかし、この”ななつ星”は、「乗ることそのものが観光地」であるということで、列車も観光地と位置づけているのです。
そこで、豪華客船による観光旅行を「クルーズ」ということですが、列車でも同じようにくつろいだ長旅を楽しむということで「クルーズトレイン」とも云われています。
鉄道沿線の観光資源を生かし、地域の活性化につなげようとするもので、既にJR東日本やJR西日本でも、豪華列車の導入に向け準備を進めています。
そのことについては、後日に・・・・・