勝敗を ここは問わぬが 外せなき 命の文字を 探すヒアシンス
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ニッポンバラタナゴ
琵琶湖淀川水系ではボテ、ボテジャコ、クソボテと
呼ばれるニッポンバラタナゴ 。バラタナゴ(薔薇
鱮、Rhodeus ocellatus)は、コイ目コイ科タナゴ亜科
バラタナゴ属に分類される淡水魚。本固有亜種。大
阪府の淀川水系、奈良県の大和川水系、香川県、福
岡県、佐賀県、熊本県、大分県、長崎県。兵庫県に
おける分布は、大阪府からの移殖である可能性が高
いとされる。
各生息地とも局所的な分布となっており、希少種保
護の観点から、生息地の詳細は非公開が通例である。
京都府・滋賀県では絶滅した。また、岡山県におい
ても純系の個体群が自然下で生息している可能性は
低くなっている。2008年、宮崎県の北川水系におけ
る個体群からニッポンバラタナゴのミトコンドリア
DNA(mtDNA) が確認され、九州産のニッポンバラタ
ナゴについては、従来の見解より広範囲に分布して
いた可能性が示唆されたおおむね雌よりも雄の方が
大型になる。平らな体をもち、体高が高い。口髭は
ない。
体は銀色だが虹色の光沢がある。未成魚では背鰭の
前端部に明瞭な黒斑が入るが、雄の場合成熟に従っ
て消失する。染色体数は2n=48。繁殖期の雄は紫色
や鮮紅色の光沢をもつ婚姻色に輝く。この婚姻色(
バラ色)が和名の由来。雌の産卵管は長く、産卵期
の伸長時には全長を上回ることがある。R.o.kurumeus
ニッポンバラタナゴは全長約 5cm。雄の婚姻色はタ
イリクバラタナゴよりも赤褐色を帯び、腹鰭が黒く
縁取られるという。
「たなご倶楽部」によれば日本産のタナゴ14種(
スイゲンゼニタナゴ、カゼトゲタナゴ、ゼニタナゴ
カネヒラ、タナゴ(マタナゴ)、イチモンジタナゴ
シロヒレタビラ、アカヒレタビラ、セボシタビラ、
イタセンパラ)で、最近では、天然記念物のイタセ
ンパラの不正取引が問題となっているぐらい貴重な
魚となっているが、半世紀前は醤油と砂糖で甘辛煮
にして食した記憶が残っているが天ぷらとして食し
てもいた。
イタセンパラ
養殖方法として、人工授精をして孵化させ稚魚を生
育し、人工授精をすれば確実に孵化させることがで
きるから絶滅は防ぐことできるが、タナゴが産卵す
る貝と、この貝の卵が付着することの出来る魚とを、
タナゴの棲息域で一緒に飼育し、タナゴが産卵する
貝の養殖し、底が泥や砂である場所の溶存酸素が魚
が生育することができるのに充分な水域で養殖する
ことで自然なままで繁殖させる技術も提案されてい
る(特許:P1999-32617A「タナゴとこのタナゴが産
卵する貝との養殖方法」)。なれ寿司とするには内
臓の取り出しの手間を考えると天ぷら、煮付け、南
蛮漬けが得策だろうが、試してみる価値は残ってい
る(海タナゴでは可能)。
タイリクバラタナゴ
滋賀県では五穀豊穣、村内安全を祈願する祭り「お
こない」という民俗行事が、今も二百五十を越える
村々で伝承されているが、草津市の老杉神社で酒粕
を団子状にまるめ、その中に生きたままのボテジャ
コの頭部を埋め込んで窒息させた「めすし」が神饌
物として供えられ古くは鮒鮓のなごりだといわれる。
めすし
花登筺
ところで、歴史回廊に放り込むには早過ぎるが、滋
賀と大阪を舞台にした ぼてじゃこ物語は1971年4月
8日から1971年12月30日まで放送された日本テレビ
系(よみうりテレビ制作)で放送されたテレビドラ
マが記憶に新しい?。主題歌は、主役を務めた三田
佳子の唄う「琵琶湖慕情」『ぼてじゃこ物語』は、
継母にだまされて素封家の子持ちの男と結婚させら
れそうになる雪子(三田佳子)が、披露宴の席を逃
げ出し、国鉄(当時)草津駅で列車を待っている場
面から始まる。当てもなく大阪行きの最終列車に乗
った雪子は、千代(ミヤコ蝶々)という老女と出会
い、彼女から商売を叩き込まれてひとり立ちしてい
くという花登筺が得意とした“根性もの”の作品の
一つだ。
一昨夜は、前職場の後輩との新年会を彦根四番町ス
クエアの懐石『楽座』で行う。年末にかけて台中市
の友達(台湾中部科学工業地区)の出張話や近況報
告など旧交を温める。そこで「二番底がくるといわ
れているが」というので「その懸念は払拭できない
が第2回主要20カ国・地域(G20)金融経済サミッ
トの成功でその懸念は薄まった。ただ細かいことに
ついてはいろいろ評価が分かれるが、経済評論家の
予測が当たったことないから、リーマンショックの
影響で萎縮することはない」と話したが、「景気は
‘気’からということもあるしね」と納得していた
ようだ。
【日本の再生:対インド政策】
また、話題の中で、インドはどうなるだろうという
ので、かつて<社会主義>を標榜したインドだが、一
昨年度は12億だというが中国共産党は「ひとり子」
政策」で人口増のコントロールを図る安定的経済成
長路線と大きくことなり、国勢調査もままならぬ、
宗教差別が色濃く残るインドはやがて人口増で中国
を抜き巨大々国になるが、社会的不安定さは拭えな
いが「東アジア共同体構想」を標榜する新政権にと
って、中国を上回る可能性もあるパートナーである
と話している自分が酒が回り、どこかふわふわした
ことになってしまった。
日本とインドの経済関係は対中と比べまだまだ希薄。
中国やシンガポール等のASEAN諸国とインドが
急接近するなかで、インドでの日本の存在感の薄さ
は問題でとされ、この背景にインドと日本のビジネ
ス・カルチャーの差異が取り立たされる。幸い、イ
ンド人の対日感情は悪くない。日本がインド独立を
側面支援した等という事情があり中国と異なる。現
インド政府が中国と日本のバランスを取りたいと思
っていることもあり、今後のアジア経済は、中国・
インド・日本を中心に動いていくことになる。市場
は中国とインドが急速に拡大していくが、日本や日
本企業の技術的優位は揺らぐことはないだろう。
東アジアへの進出と同じく、日本企業が大々的にイ
ンドに進出すべき時がきているが、韓国企業等に比
べ、スズキ等の例外はあるが、もう一つ意欲と積極
性に欠けているようだが、インドのポテンシャルは
高く、出遅れるデメリットを熟慮し(<環境立国>日
本の総合力=人間力を想起することで<地球益>に貢
献する使命感の醸成)、中国・東南アジア・インド
を一体として考えたアジア経済共同体を標榜すべき
であろう。
मुंबई शेयर बाज़ार, Bombay Stock Exchange Limited; BSE
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