円卓を 囲む姿は 皆老いて 交わす酒盃に 映える紅梅
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【ビワスズキと熟鮓】
ブラックバスの強力な脅威をなんとかしなければ。
湖のギャングブラックバスは仲間内ではかなり美
味いという話しだが、食用にもするが、主にゲー
ムフィッシングの対象魚として世界的に人気が高
い。釣り人は釣り感覚を楽しみ放流する。それで
は何の意味もない。釣ったブラックバスを買い取
りできる環境ビジネスモデルができれば一石三丁
だ。
ブラックバス (black bass) は、スズキ目・サンフィッ
シュ科の淡水魚のうちオオクチバス属 Micropterus
に属する8種(11亜種)の魚の総称。原産地の北米
では、五大湖周辺からミシシッピ川流域、メキシ
コ国境付近までの中部及び東部、フロリダ半島な
どに広く分布し、汽水域でも生息可能である。日
本ではオオクチバス、コクチバス、フロリダバス
の3種が外来種として記録。このうちオオクチバス、
コクチバスは特定外来生物に指定されている。特
に日本での分布が広く個体数が多いオオクチバス
を主に指す場合が多いという。
日本では生臭くて料理に向かない魚というイメー
ジが強いが、悪臭の元は皮の部分であり、皮を剥
がして調理すれば白身で淡泊な味の美味な魚であ
る。鯉、ウナギなどの淡水魚と同様に、きれいな
水に入れて「泥抜き」を行うことで身の臭みは軽
減すると言われているが、実際に米国では水産資
源としてフライやバター焼き・ムニエル等に調理
され普通に食されている魚である。
ブラックバスの駆除に熱心な琵琶湖近辺では、特
産の鮒寿司と同様な熟鮓を作り、ビワスズキとい
う名称で試験的に販売している。日本料理人村田
吉弘は、ブラックバスの白身で淡白な味わいを評
価し、積極的に日本料理の食材として取り入れよ
うとしている。ただし、淡水魚の常として寄生虫
の問題が在るため、刺身など生で食べることには
向いていない。バス料理愛好家などからは、調理
方法として揚げ物(フライ)・焼き物(ソテー)・
煮物・ムニエル等必ず火を入れる料理法が推奨さ
れる。
「レイクフード」では、良質のタンパク質や各種
ビタミン・ミネラルを豊富に含み、また、血中コ
レステロールの低下や高血圧・心筋こうそくの予
防に効くタウリンの含有量は、ヒラメやマダイの
二倍以上、さらに学習記憶能力の向上やガン予防
に効果があると言われているDHA(ドコサヘキサ
エン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)も多く
含まれてブラックバス・ブルーギルの脂肪分含有
率は鮒の約半分で、匂は鮒寿司ほどないという。
バスは鮒のように抱卵数が多くなく、内臓切除す
る時に卵巣も取り除く(鮒寿司では、内臓は「つ
ぼぬき」と称して食道から取り出される)。本漬
け(飯漬け)の時、鮒寿司では御飯は、エラの部
分だけでなく、内臓などを取り除いた腹部にもタ
ップリ詰ている。今後の取り組みとしては(1)
高品位熟鮓の商品開発(2)琵琶湖特産としの付
加価値の向上(販促)の2つだろうと。
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【太陽光発電:積雪対策】
メガソーラシステムの極東展開を考えるとき、降
雪対策は最重要課題だ。降雪の少ない地域は、パ
ネル傾斜設置しパネル表面を撥水処理するだけ問
題がないが、降雪が多いところが問題となる。石
川県工業試験場では1996年度に策定した「地域新
エネルギービジョン」の構想を基に、200kW太陽
光発電システムを設置。太陽電池を融雪の媒体と
する『融雪機能付きシステム構成(容量:60.48k
W)』を導入。この融雪モジュールで200kWモジ
ュール全面の積雪をとり除く。
降雪時は、10kWの6エリアを自動運転により双方
向インバータで逆電力を送り太陽電池モジュール
を発熱させて融雪する。融雪箇所は全てのモジュ
ールに残雪がなくなるよう工夫してある。システ
ムにはモジュール内蔵温度センサーをはじめ各種
センサーを装備、モジュール温度やインバータの
出入力電圧・電流値など一定時間毎のデータ自動
計測が可能となっている。
<EMI id=000002 HE="100" WI="080" LX="1100" LY="1800">
図1 太陽光発電システムの全体構成
※特許:P2002-319687A
「融雪機能を備えた太陽光発電システム」
従来の融雪機能を備えた太陽電池システムにおい
ては、融雪を行っている際には発電することがで
きず、太陽電池アレイ上の一部の雪がなくなり、
発電できる状態にある太陽電池モジュールがあっ
ても、この太陽電池モジュールは有効利用されな
かった。融雪を行っている際にも、発電できる状
態にある太陽電池モジュールを有効活用すること
ができる。
図2 接続箱の構成例
1 太陽電池アレイ
2 接続箱
2a~2c 接続部
3 パワーコンディショナ
3a~3c インバータ/コンバータ
4 降雪センサ
5 システムコントローラ
6 負荷
7 商用電源
A1~A3 太陽電池モジュール群
S1~S3 融雪センサ
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これ以外に融雪機能を付与した太陽光発電システ
ムの特許が出ているが何れの場合にも実証データ
がすべてとなりもう少し時間がかかりそうである。
【太陽光発電併用の雪下ろし用のユニット】
通電すると発熱する透明なフィルムヒータ(3)が
貼られた強化ガラス(4)からなる表皮層の下側に、
所定の間隔をいて太陽光発電用パネル(5)を設け、
所定面積のユニットを構成する。表皮層(3、4)
と太陽光発電用パネル(5)の間には、支持部材
(10)を設け、表皮層(3、4)と太陽光発電用パ
ネル(5)の間に、断熱層空間を形成する。フィル
ムヒータ(3)に通電して、パネル上に積雪した雪
を一部融雪し、雪を自重により屋根の勾配に沿って
滑り落とす。
<EMI id=000002 HE="059" WI="069" LX="1100" LY="1742">
※特許:P2008-190253A
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【ヒートポンプ式融雪ソーラー発電システム】
太陽光発電を行うソーラーパネル20と、電動圧
縮機12、第1の熱交換器14と第2の熱交換器
15から成る放熱器13、減圧装置としてのキャ
ピラリチューブ16及び蒸発器17等を順次環状
に配管接続して成り、二酸化炭素冷媒を循環して
成る冷媒回路10と、ポンプ37によりブライン
を循環するブライン循環回路30とを備え、この
ブライン循環回路30により、冷媒回路10の放
熱器13の第2の熱交換器15からの熱をソーラ
ーパネル20に搬送する。
※特許:P2006-29668A
「ソーラー発電システム」
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【極東アジアスマートグリッド構想】
威と引き替えに融雪付メガソーラシステムプランの
を無償建設を提案してみてはどうかとジムで泳ぎな
がら思いついた。拉致問題も進展するのではとも。
最も極東アジアというと広義の範疇もさることなが
ら、狭義に朝鮮半島及びロシア極東(ユダヤ自治州)
台湾、ベトナム、中国が範囲になろうが、当面、北
朝鮮に集中してみてはどうか。もう1つは魚釣島に
島上複合型メガソーラを建設しここから沖縄まで、
海底ケーブル及びマイクロウェーブで電送試験設備
を建設し、広域スマートグリッドの研究開発を実施
するというものだ。船舶で時折立ち寄る程度ではナ
ショナルマキシマムは空論で終始する ^^;。


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【自治の崩壊】

世間を 何に喩へむ 朝開き 漕ぎ去にし船の 跡なきごとし
沙弥満誓/巻3・351
パナソニック電工レークアイランドのコンファレン
ス・コーナで新年会を行い今年度の班自治会の体制
が決まる。急速な高齢化が進み1/3が60歳以上の住民
で占めることとなった。従って、それに合わせた年
中行事に変更することが課題であることを確認した。
もひとつ、小泉-竹中路線以前の話しでもあるが、
若手の自治運動への参加が極端に出来なくなってい
る。つまり、参加したくとも「首になる」というこ
とで「自治の崩壊」が懸念されるという意見も飛び
出した。なにごとも過ぎたる及ばぬ如しというでは
ないか。また、一族栄えて万民枯るる、とも。「こ
の世の中を何にたとえよう。言わば 朝早く港を漕
ぎ出て行った船の波の跡が残っていないようなもの
だ」との歌もある。今年も安寧であれと。
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