極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

お江と究極の光電変換技術群

2011年04月25日 | 新自給自足時代





【絵コンテとしてのお江】



第15回「猿の正体」でお江と秀吉の熱き対決と和解?のシーンを
見ていて思わず「のだめカンタービレ」を思い出し上野樹里と岸
谷五郎の掛け合い演技に‘抱腹絶倒’両者の演技力に感服してし
てしま
った。特に上野樹里のもつ斬新な技量または女優としての
成長に涙まじりの笑いのなかで考えていたが、岸谷五朗と抱き合
い互いに二人で泣き崩れるシーンに至っては、このドラマ前半の
最大の場面なのだと妙に感心し腑に落とした。という思いと、



日本は映画大国だと再確認した。いわずと漫画は一昔前まではサ
ブカルチャーあるいはカウンターカルチャーとしてしか認知され
なかったが、『漫画論』の吉本隆明や『マルチメディアマインド』
の浜野保樹などの積極的な論考もありいまや成長産業の中核にま
で興隆していきているが、これは浜野保樹の著書がヒントになっ
ているのだが、漫画が担保するのは映画産業の興隆でありある意
味制作時間の高速化に寄与しているのだと。これは蛇足だが当の
浜野保樹は危うさも指摘している。

 
 活字以降、多くの複製メディアが登場した。レコード、映画、
 ラジオ、テレビ、CD、DVD、そしてコンピューターや携
 帯電話も、それに入るだろう。しかし、時間があれば見ろと
 多くの人が勧めるものが活字以外にあったかというと、心許
 ない。内田吐夢が信を置いた活字のような存在になる前に消
 えていくメディアも少なくない。誰も振り向かぬデッド・メ
 ディアの山だ。

 そして活字のように勧めようとするものがないのに、活字離
 れは起こり、いやおうなく新しいメディアに急速に移行しつ
 つある。
 
 いま日本ではコンピューターを押しのけて、携帯電話が個人
 の総合情報端末となりつつあるが、携帯電話は内田吐夢の信
 頼を勝ちうるものになれるだろうか。

 活字では、過去から現在のものまでいつでも検証できる国会
 図書館のようなシステムがすでに構築されているが、テレビ
 などの新しいメディアは書き換えられ、付け加えられて、消
 えてゆく。新しいメディアは活字のように歴史的検証を受け
 著作者の責務を自認できる存在に転化できない限りを成
 長させるような存在にはなりえないであろう。             

          『活字を読んで顔を成長させた高倉健
            東大教授 浜野保樹が語るメディアの革命 

しかし、付け加えて言うと漫画は活字だけでは表現できない表現
ができるメディアであると、つまりは『デッド・メディア』に転
落しうる作品至上主義的側面を強調しておきたい。



■  

        






  

2011年04月20日 21時21分
週刊現代、「福島原発事故は起こるべくして起きた」

寿命が来た原発でも廃炉にせずに使用し続けた、しかもすべき補
強も等閑にした、中部電力は浜岡原発を廃炉処分にしている、

経済産業省直系の経済産業研究所研究員、戒能一成氏
*87年、東大工学部卒、通産省入省、02年から上記研究所に所属、
制度設計工学を研究、
統計に基いての原発事故の研究、

福島原発は設計そのものが古いだけではなく年月を経て機器がい
たみつつあった、米国ではこのタイプの炉に対しては廃炉運動が
起きているほど、老朽化すると危険だとわかっていたのに、なぜ
そのまま動かしていたのか、日本の原発には、使用期間が過ぎた
ら必ず廃炉にする、そう言う期間の規定が無かった、原発の寿命
規定が世界の原発にはあるが、日本では高経年化対策の基準を満
たしていれば運転期間を更新、延長してゆくことが可能である。

2011年04月17日 08時53分 
週間文春”原子炉のバケの皮を剥ぐ”放射能雲汚染の事実の報道
が重要

WASH-1400は福島の同型の原発で、事故が起きた場合
急性死亡者数は 1200人
晩発性ガン死亡 2100人
甲状腺腫瘍   67000人
地価の損失   4.5兆円
立ち退きによる損失
        9兆円
*このシュミレーションは米、東海岸
*高汚染地域から2時間以内に退避した場合の想定、時間との勝負
*以上。文春の記事から作成、
*政府、東電の言う「低濃度汚染水は一般的には高濃度汚染水、
 高濃度汚染水は超高濃度汚染水
*原子炉に放水を始めた時点で、同時にタンカ-を用意すべきだ

※「Reactor Safety Study (WASH-1400)」

 ■ 


【シリコン量子ドット形成方法】

現在、超高効率太陽電池の実現に向けて、量子ドット太陽電池
の研究開発が精力的に進められている。高効率量子ドット太陽
電池を実現するためには高精度な量子ドット構造や配置の制御
を必要とする量子ドット超格子構造の実現が必要不可欠である
が、未だそれを実現できる量子ドット形成プロセスはないとい
われているが、いま考えられてる生産方法として4つが候補と
して挙がられている。

(1)光リソグラフィ技術
(2)プラズマエッチング技術
(3)バイオテンプレート技術
(4)中性粒子ビーム技術

このうち(1)(2)
は加工精度ダウンサイジングの限界が言われて
いるわけだが、ここは半導体で使い慣れているシリコン量子ド
ットで考えてみる。寸法が10 nm以下のシリコン量子ドット構
造は(1)高効率可視光発光、(2)高輝度電子放出、(3)クーロン
ブロッケード、(4)バリスティック伝導など、ナノ構造に特有な
物性を扱うのだが、既存のシリコン集積回路製造プロセス装置
を用いて、シリコンチップ上に形成できるので、応用上きわめ
て有利だ。この場合、リソグラフィ技術などのトップダウン法
ととボトムアップ法を組み合わせることにより、小型のトラ
ンジスタを作製し、単電子トンネル特性やバリスティック伝導
特性を実証できている。これらは、光電変換素子(太陽電池)
だけでなく将来の超低消費電力素子や超高速素子への応用が可
能であり、スイツチングの緻密化も意味している。

つまりは、シリコン材のメリットは(1) シリコン集積回路製造
ラインがそのまま使える、(2)CMOS回路との融合、(3)理想的な
自然酸化膜のポテンシャル障壁の蓄積技術が生かされるという
ことであり、期待される応用として(1)単電子トンネル=超低
消費電力デバイス市場の開発、(2)バリスティック伝導=超高
速デバイス市場の開発、(3)低電圧高輝度電子放出=新規ディ
スプレイ・高速素子市場の開発、(4)高効率可視光発光=ディ
スプレイ、光配線市場の開発なのだ。専門用語が多いので詳細
の説明は別の機会にするとして、分かりやすく例えると、近未
来社会に千ペタワットの電力を千葉県の1/3以下の面積で量子
ドット太陽電池
で賄いながらLED・有機ELなどの高性能・省エ
ネ・低コスト型の照明やディスプレイ、家事ロボットを使い、
超高度情報通信を駆使している理想的な
スマートシティー生活
が実現する-そんなイメージだ(↓下表の1/3スケールで目標電
力が達成され、その技術が色々な分野まで相乗波及する)。




そこで、登場するキーワードが『ネオシリコン』という言葉で、
粒径わずか10nmのシリコンのボールをさす。ナノクリスタルシ
リコン量子ドットだ。球体内部に見られる干渉縞は、全く欠陥
のないシリコン単結晶の証し。周囲を囲むのはアモルファスの
シリコン酸化膜。この酸化膜がトンネル電流を遮断し、電子が
閉じ込められる。このボールを用いて、単一電子で動作する素
子やメモリ等のデバイスが生まれるというわけだ。これ見いだ
したのが東京工業大学小田俊理だ。ナノクリスタルシリコン量
子ドットのメリットは、結晶成長時に高温加熱が不要。現在は
基板にシリコンウエハを使っているが、ガラスやプラスチック
も可能。加えて、このボールは光る。一般にシリコンは光りに
くいものだが、ナノクリスタルシリコン量子ドットは電子の閉
じ込め効果により発光の確率がこれまでより桁違いに高い。



こまかいことは、明日以降にするとして、半導体プロセスの研
究開発からの経験から『デジタル革命』の実体をこの目に見て
きたし貴重な経験もたくさんしたのでムーアの法則やデジタル
革命の基本特性(6則)のすごさというものを。例えば、カラ
ーテレビ。当初ブラウン管から液晶の薄膜型大画面への移行は
コストが高くスムーズに行くと思われていなかったが、現在は
インチ当たり千円を切る程まで逓減してきている。コンピュー
タに至ってはパームトップ型ピーシーはインチ当たり5千円を
切っている。真空管だけではない、内燃機関も電動機に駆逐す
るされるのも秒読みに入りつつある。まして、製版印刷業種を
職場としてきたが、印刷やカメラの技術変遷も劇的に変化して
きた。そこからの結論から半導体であり光電変換素子である太
陽光発電はまさにそのルールに乗っかっている。国内のメガソ
ーラメーカを3、4社に、リサイクル原料メーカを2、3社に
選択集中させれば原子力発電がなくても充分だという
絵コンテ
が描ける
というものだ


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