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極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

マジックバブルと省エネ政策

2011年04月29日 | WE商品開発




【照明の脱真空化】

常時は据付型などの照明用ランプとして機能し、停電時には非常灯
として機能させることができ、取り外すと懐中電灯として用いるこ
とのできるLEDランプが話題となっている。構造は下図のLED
ランプ1が白熱ランプと同様に天井等に設置したソケットに取り付
けて据付型の照明器具として使用でき、停電時には充電・切替回路
13によって、
電源が内蔵の非常用電源14切り替わり、LED5が発
光した点灯状態が維持され非常灯として機能する。この状態で手動
操作スイッチ6の操作が有効となり、LEDランプ1をソケットか
ら取り外して、懐中電灯と同様にLEDランプ1を用いることがで
きるというしろものだ。



【符号の説明】

1LEDランプ 2ランプケース 3口金部 4ランプカバー 5
LED 6手動操作スイッチ 6S切替信号 10LED駆動制御回
路 11整流回路 12入力検知回路 12S1遮断検知信号 12S2断
解除検知信号 13充電・切替回路 14非常用電源



充電式懐中電灯としての機能と、コンセントに設置して誘導灯や間
接照明、常夜灯など室内灯としての機能を有する多機能灯具という
特許も出願されているが、進歩性や新規性という点では前述の特許
と似たり寄ったりだ。商用電源のコンセントに挿脱されるプラグ1
と、交流電圧を直流電圧に変換する整流回路2と、直流電圧にて充
電される充電式バッテリー5と、商用電源と充電式バッテリー5と
の電源切り替え用の切替スイッチ17と、光源2であるLEDと、明
るさを変化させる調光用ボリューム8が付設され、LED駆動回路
6と、地震や火事などを検出する非常時検出センサ34と、懐中電灯・
室内灯切替スイッチ11と、懐中電灯としての使用時に、センサ類を
遮断し、電源を充電式バッテリー5側に切替スイッチ17を切り替え、
室内灯としての使用時に、LEDの明るさを最大限にする制御回路
16とで構成されているだけだ。



市販されているバッテリー内蔵型LED照明は、懐中電灯として使用
するときには、口金部が伸びて持ち運びができるという新規性が特
徴だ。感心するのは新規性や進歩性という点ではない。防犯・防災
との兼用になった上、停電と同時に慌てて探すことなく取り出せる
というところにあり、普及拡販が期待できる‘キラーアプリケーシ
ョン’の輩出に繋がるのではないかという点にある。今回の大震災
の影響で省エネが声高に叫ばれている中、現行の照明器具の‘脱真
空化’を推進するためのヒントが隠されているのではないだろうか。
思えば、松下幸之助の二股プラグなどの発明にも通じところがあり、
口金の規格を統一すれば、自転車の夜間照明などに取り付けること
も可能だろう
。具体的には、このように蛍光灯や白熱球をLED・有機
EL等への積極的な切り替えを、目標定めたインセンティブ政策を推
進することが大切ではないだろうか。



F_{P}=frac{3}{4pi^2}left(frac{lambda_{c}}{n}right)^3left(frac{Q}{V}right),,

 


Appl. Phys. Lett. 98, 171102 (2011)

【量子ドット太陽電池の実用化に向けて】

実験的に室温異なるモードボリュームシリコンフォトニック
結晶
共振器からの発光(PL)を検討した共振モード
ボリューム
として増加し、各共振器モード抽出収集効率を考慮し
観測さ
れた
のPL信号から推定された統合された共振器モード強度
減少
した
この結果、小さな空洞、室温大きな空洞に比べ
体積あた
りの
モードをより大きく発光効率を持っていることを
示唆する。

将来の電子システムの光インターコネクションシリコンフォトニク
スの重要なアプリケーション技術である光インターコネクションの
主要な構成要素の一つのシステムとして、多くの実験が行われてい
るが、これまでのところ、シリコンナノ結晶とゲルマニウム量子ド
ットシリコンベースの発光素子が先行している。

上記の表のごとく、荒川秦彦らのグループの研究結果では、室温で
モードボリューム、シリコンフォトニック結晶共振器の4つの異な
る共振モードごとの積分強度を推定したところ、モードの強度は、
Vcが減少すると強くなること。さらに、体積当たりのモード発光効
率が、Vcに強い依存性を示しすことを観測した。つまり、付加的な
力学が、シリコンナノ共振器により強化された発光に起因すること
を示唆するという。







【未来に羽ばたくフォトニック結晶微小共振器】

 

※「室温連続波動作と制御自然放出の超小型フォトニック結晶ナノレーザ
※「少量導波路断面の2次元フォトニック結晶平板高品質微小共振器

『デジタル革命』の心髄は「小さな時空で最大出力をえる」という
ことにある。それは、核兵器の開発競争に明け暮れてしまった20世
紀の物理学の反省からも支持され‘バイオミミックリー’な21世紀
の物理学の興隆とともに支持され発展している。太陽エネルギーの
恩恵を積極的に利用する、いわば新世紀の『贈与経済活動』の興隆
でもある。小さな空間特性を最大限に生かす道でもあり、荒川教授
らをはじめとする科学技術の新たなるステージの構築に向けた挑戦
に惜しみない拍手を送りたい、と。
                           



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