極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

鍼灸治療の科学

2014年01月02日 | 医療健康術

 

 

「量子の制御とコンピュータ 」


 表 量子コンピュータの候補と現状
 

  【量子コンヒュータの実用化】

量子コンピュータは、スーパーコンピュータでも数十億年かかる暗号の解読を数分で終える能力が
あるとされるが数年前までは実現性を疑われていたものだ。最近、ブレークスルーが相次ぎ本格的
な量子コンピュータの実用化が近づいたとされる。超電導回路、MRAMなどのメモリ、Si 半導体、
光伝送などの技術者が実現一番乗りを目指して走りだした。今、量子コンピュータ(QC)の開発
が大きな節目が今年だろうか。長く開発が続けられていたタイプのQCでいよいよ、実用化に向けた
動きが出てきたその一方で、新しい原理に基づくQCが登場し、一部は既に開発を終えて実用化さ
れてきたと言われる。従来からあるQCは「量子チューリング・マシン」とも言われ、問題に応じた
アルゴリズムに従って、そろばんをはじくように演算を進めていくタイプのQCである。この3年ほ
どで急速に実用化への道が開けてきた。「本格的QCはあと数年~10年で実現可能」。2012年2月、
QCの研究機関が相次いでこう主張し始めた。例えば、米IBM社は「我々は、QCを製造する間際にい
る」と発表。米University of California, Santa Barbara(UCSB)校でQCを研究するProfessorのJohn Ma-
rtinis
氏のグループも「技術的には10年以内に本格的なQCを実現できる」と述べた。数年~10年先と
いうのは遠い将来にも思えるが、数年前までは専門の研究者の中でさえ、「QCの実現は1000年先」
「単なるSF」という声が少なくなかった。それが、実現時期を見通せるほどに現実的になってきた
のである。一方で、新原理のQCの中には、「既に開発が終わり、発売を始めた」とするQCもある。
この新原理のQCでは、解くべき問題に応じたアルゴリズムを持たない。解くべき問題は、特定の物
理学の問題に翻訳し、その解は、一種の物理実験を通して得る。そしてその結果を解くべき問題に
対する回答として再翻訳するのである。カナダのベンチャー企業であるD-Wave Systems社は2007
年に、この“もう一つのQCの最初のプロセサを発表した。その後、システムを急速に拡大し、
2011年5月には最初の製品を戦闘機大手の米Lockheed Martin社に販売したと言われる。

  

ここまで、打ち込んでみて、一知半解以下であることを思い知らされる。知らされることには違い
ないが、科学技術進歩のテンポが半端じゃない。と、そんなことを考え、自分が納得できる程度ま
では基礎力を習得することに。



     


【山元新頭針療法とは】

鍼療法を受けた経験は、後にも先にも三十年前の一回きり。それも、毫鍼(ごうしん)治療と電気
鍼療法の二種類、治療大別でいうところの反射療法と物理(電気)療法。その治療目的といえば、
頸肩腕症候群(cervico-omo-brachial syndrome治療。ところが、双方とも軽度の吐き気を伴うこと
なりそれ以上続けることはなかった。つまり、効かなかったのだが、もっとも、ビタミンE服用の
学療法でも交感神経を高めてしまうということもあって、印象悪く記憶にとどまる。かといって
灸医療を否定してもいない。ようするに、定点皮下刺激療法の科学的根拠が曖昧・模糊として
信用できないという理由による。言い換えれば、『脳スキャナと倫理』のところでも触れたが「気」
「経絡」「経穴」の生理学的相互関係が見いだされていないのなら、定点皮下刺激を脳スキャナー
を介して生理学的相互関係を図像データ化する研究を行うなどに意味があると考えているが、ここ
では、その詳細方法は触れない(これが体系化できれば新たな産業構造(第5次産業)の創出に繋
がるのではと考えている)。

 

さて、東洋医学が西洋医学とは異なる特徴は3つあるといわれる。1つは、全身を見て治療を行う。
複数ある症状をもって「証」(いわゆる病名を)という概念で治療方針を決める。2つはめは、
間の心身がもつ自然治癒力を高めることで治療する(生薬の服用は許容される)。そして、3つ

は、体内の恒常性を乱すこと(侵襲)なく、望診、聞診、問診、切診の四診をもって診断すると

う特徴をもつ。中国では、清末以来の戦乱により、体系立った伝統医学などは残っておらず、老中
医にしても、ほとんどが家伝の生薬方なり鍼灸方なりを、各個伝えているだけで、これら個々の伝
統技術を統合する理論体系として戦後再構築される。ところで、中国の後漢(B.C.5世紀~A.D.3世
紀)を起源とし、その実態は身体へ加えた様々な物理刺激による臨床経験知の集積技術論とした技
法を「鍼灸」
と言われる。近世まで、生薬方と共に東アジア各国の主要な医療技術として発展。17
~19世紀の日本における鍼灸は独自発展を遂げ基盤形成。また、20世紀後半は欧米でも認識活用さ
れるようになり、1996年10月28日~11月1日、世界保健機関(WHO)は、セルビアで「鍼に関する
会議」を開催し、1999年、同機関は鍼治
療の基礎教育と安全性に関するガイドラインを提示。ユネスコ
は「伝統中国医学としての鍼灸」(Acupuncture and moxibustion of traditional Chinese medicine)を、
2010年11月16日
には無形文化遺産に指定する。 また、日本においては、生薬方を用いる医師と鍼
灸を用いる鍼灸医は、早い時代から分業化していたが、分業が決定的になったのは江戸時代の盲人
政策による。幕府の政策の「あんま(按摩)」を
盲人の鍼灸も職業となり、一般的な生薬を用いる
漢方医と、盲人による鍼を用いる鍼灸医が医療の
担い手となったという。ところで、鍼灸は種類が
多くどんな治療を受ければよいのか分かり辛いと
いう欠点をもつ。その種類は大まかに(1)伝統
鍼灸:『黄帝内経』『難経』という東洋医学・鍼
灸の原典である古医書をもとにし、陰陽、五行、
東洋医学の臓腑論などを利用して治療を行うもの。(2)現代鍼灸:現代の解剖学や生理学と言っ
たものを基本にした治療で、脈診などの伝統的な診
断方法よりも、現代の検査法などをより重視し
、鍼をするところも、幹部のある局所であることが
多く、電気(パルス)治療などの器具を使うと
ころも多い。(3)専門鍼灸:「美容鍼灸」「スポ
ーツ鍼灸」など、より専門性を追究した鍼灸。
方法論は伝統的なものよりも、現代的な鍼灸が多く、
身体全体の調整をしたり、体質改善をすると
いう効果よりも、特化したその分野により力を入れて
いるものに大別できるとされる。 次に、頭
鍼療法は頭皮上に治療を目的とする刺鍼点を定め(大脳皮質を頭皮上に想定して定める。





または、経絡・経穴を主体に組み合わせて定める)、その点から頭皮を切皮して頭蓋骨上の帽状腱
膜を必要な位置まで進鍼する方法。このような頭鍼療法は、特に脳血管障害の後遺症治療に応用さ
れている。頭鍼療法は、大脳皮質の機能局在を頭皮上に投影することで刺激(治療)領域を定めて
いる。これを「定位区」と言い、この定位区に帽状腱膜上を滑らすように刺鍼をして治療を行う。
例えば、刺鍼後1分間に200回の雀啄術(鍼を上下に動かす手技)を行う。上図のように、定位区
を取るために、2本の基本線をしっかり押さえ、その基本線が基準となり定位区が定める。頭鍼療
法の定位区は穴(つぼ)と違い、0.5センチメートル程の幅をもったライン状の領域で、刺入方法
はほぼ横刺(水平刺、15°~30°)にて行う。刺入ポイントは、しっかり切皮をし、極めて小さな
雀啄を行い、抵抗感がないことを確認(この時点で抵抗感があれば、刺鍼痛を伴うことが予想され
るので、無理に刺入しないこと)→左右に高速回旋を入れながら、手の重みだけを与えるように刺
入→刺入方向が疎性結合組織の中を通過していれば、スムーズに鍼先は流れるように進むが、その
方向に角度がつきすぎると、帽状腱膜上に絡み強い痛みが伴うため、鍼先の抵抗感に集中して刺入
操作する、と解説されている。
 





※鍼灸治療は保険点数化された「療養」とは規定されていないため、健康保険を適用する場合「療
養費」として請求する。「療養費」とは、保険医療機関における保険点数化された「療養」以外の
治療を保険医療機関以外の医療施設(鍼灸院、接骨院など)で受けた場合、その治療費を保険者に
請求できる制度のため、患者本人の負担率は保険医療機関において、通常の療養を受給した場合と
同様で
あるもの、その支給は、点数化された「療養」の支給は保険者の義務であるが、「療養費」
の支払
いは保険者の義務ではなく、それを支給するか否かは、各保険者の裁量に任されので、療
養費の請求が、本来は治療費をいったん全額負担した患者本人が保険者に請求を行なう償還払い制
度である。患者
本人に非常に煩雑な手続きを強いるため、慣例として「受領委任払い」が取られ、
治療院などが患
者の療養費請求を代行できる制度で「鍼灸院」「整骨院(接骨院)」がこれを行な
っている。






山元敏勝医師により確立された山元式新頭鍼療法とは中国式の頭鍼療法と全く異なる概念で考案された
診断・治療法が世界的な普及を見せているという。同じ頭鍼療法だが、首や肘にある診断点で、圧痛や
硬結といった反応を探り、その診断点に対応した頭部の治療点に刺鍼。その反応を取り除いていくことで、
症状を改善させていく。腰痛、肩こり、膝痛などの運動器疾患をはじめ、痛み、しびれ、めまいなどの神経
疾患、パーキンソン病、特に脳血管障害などの中枢神経疾患の治療に有効という。そこにはまだまだ解き
明かさなければならない謎が山積しているように思える。敢えて言えば、この謎解きにこそ次へのスプリン
グ・ボードが隠されている?と。 




ジムから帰ってきて暫くするとひどい頭痛だ。頭は混乱状態に落ち込む。ここは休むしかない。


                                                          



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