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『セクシー・キラー リベンジ・オブ・ザ・デッド』

2010-10-23 07:57:15 | コメデイ
セクシー・キラー リベンジ・オブ・ザ・デッド
SEXYKILLER MORIRAS POR ELLA(2008年スペイン)
 監督    ミゲル・マルティ
 脚本    パコ・カベサス
 出演    マカレナ・ゴメス、セサール・カミーノ
        アレホ・サウラス、アンヘル・デ・アンドレス
        フアン・ディアス、ナディア・カサード
        フェルナンド・ラマーロ

 ■ストーリー■
 スペインのエリート大学で連続して殺人が起きる。犯人は“キャンパスキラー”として恐れられていた。そんなとき、被害者の解剖を手伝っていたトマスとアレックスは被害者が見ていた映像を視覚化できる装置を発明するのだった。

 ■感想■
 スペイン製のホラーコメディ。
 DVDのパッケージから、低予算のセクシー物かと思いきや、正真正銘のホラーコメディです!
 キャンパスで殺人を繰返すシリアルキラーのヒロインが、最後はゾンビと対決することになるというぶったまげ系の作品です!
 とにかく、映画の冒頭から、ヒロインが殺す!殺す!殺す!
 理由もなく、理由があっても、とにかく殺しまくり!
 はっきり言って、あんなに連続殺人事件が起きたら、学校は休校になっちゃうはずなのに、普通にやってます。まぁ、コメディ映画ですから気にしちゃぁいけませんね。

 冒頭の更衣室での、いたずらシーンが、次のシーンではマジに殺人シーンに!
 あまりのあっけない殺人シーンに、ちょっと笑いがクスクス!
 その後、愛犬ジェイソンを車でひき殺されたヒロイン、バルバラが犯人をおいかけ、犯人を車のボンネットに、はりつけにして回想シーンを語り始めます!
 そして、バルバラが今、話題になっているキャンパスキラーと分かったのに、なおかつ、自分の車のボンネットに鋭利な刃物で手を串刺しにされているのに、この犯人、最後に文句言っちゃいます!せっかく逃してくれそうだったのに!
  シリアルキラーが、自分の正体をペラペラしゃっべちゃうとか、しゃべった相手を殺そうしないとか、コメディ映画だから深く考えないでね!状態!!
 冒頭の更衣室での殺人も、誰にも見られず、どうやって死体を運んだの??そこも、とにかくコメディだから突っ込まない!突っ込まない!

 とにかく、こんな感じでコメディタッチで、どんどん描かれていきます。
 “シリアルキラー物”と思わせておいて、最後は、なぜか“ゾンビ物”にッ!!

 あっという間の100分間です!
 最後はなぜか、“サソリとかえる”の寓話が出てきます!
 ヒロインの口から、このセリフが出てきたんで、当然、ラストは想像通りの展開になります!
 ヒロインが、自分と同じくシリアルキラーだと勘違いして、解剖をやっていた学生トマスを好きになってしまいます。その後、トマスがシリアルキラーでなく、解剖の話をしていたことを知ったあとに、に言うセリフなんで、この“サソリとかえる”の話が活きてきます!
 ハッキリ言って、『クライングゲーム』(1992年)の100万倍効果的に使われています!!

 エンターテイメント度では、ニール・ジョーダン監督なんかと比べられたら、今作の監督ミゲル・マルティをバカにし過ぎですね!監督のミゲル・マルティに謝らないと、いけないですね。
 
 こんな面白い映画が、劇場未公開だなんて、もったいないです!
 腐ったような邦画を上映するなら、こういう映画ファンを増やすようなエンターテイメント作品を上映して欲しいですね!80点

セクシー・キラー リベンジ・オブ・ザ・デッド [DVD]
マカレナ・ゴメス,セサール・カミーノ,アレホ・サウラス,フアン・カルロス・ベイード
ビデオメーカー
 
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『わんぱくバディーズ ダイヤ泥棒をやっつけろ!』ダイヤモンド・アローン

2010-04-03 06:58:56 | コメデイ
わんぱくバディーズ ダイヤ泥棒をやっつけろ!
DIAMOND DOG CAPER(2008年アメリカ)
 監督 マーク・ストーファー
 脚本 マーク・ストーファー
     デニス・S・ジョンソン
 出演 ルーク・ベンワード、フレンチ・スチュアート、ケリー・ペリン

 ■ストーリー■
 犬好きの少年オーウェンは、発明好きで山の林の中に秘密基地を作って遊んでいた。山の中にはサーカスから逃げ出した大男マッドマンがいて人知れず生活していると信じていて、その話をみんなにするが信じてもらえないでいた。
 そんなときロサンゼルスで500万ドルの宝石を盗んだ宝石強盗たちがゴールデンレトリバーに宝石を隠し取引場所まで急いでいた。犬好きのオーウェンは、ゴールデンレトリバーが可愛がられていないのを見つけ林の中に逃がしてしまうのだった。そのゴールデンレトリバーこそ、宝石強盗たちが宝石を隠したレトリバーだった。

 ■感想■
 ゴールデンレトリバー大活躍のコメディ映画!
 と思いきや、活躍するのは発明好きの少年が主人公のファミリー向けコメディでした!
 
 ドジな泥棒3人組を発明好きな少年がとっちめる!ってこれじゃ、まさに『ホーム・アローン』(1990年)でした!!
 2008年の映画にまで影響を与えるなんて、すごすぎ!“『ホーム・アローン』に10点!”って感じです!

 それにしても、日本タイトルの“わんぱくバディーズ”って明らかに、ディズニーのワンちゃん映画の人気にあやかって付けてますよね!まぁ、今作もゴールデンレトリバーがカワイイから全然OKです!!
  
 いや~、ゴールデンレトリバーはカワイイ!
 もうそれだけで、今作の魅力は十分って感じです!

 でも、でも、今作のランニングタイム108分は長すぎ!ファミリー向けの作品なんだから、せめて100分にしてくれないと!!TVムービーだったら108分でも良いんですけどね!

 主人公オーウェンのお姉さんリリィーが作ったパスタ料理、コストコで売ってるパスタみたいでした!ボリューム満点で!!あんな量、アメリカ人でも食えない!作りすぎ!!
 でも、あのパスタ、ワンちゃんのダイヤモンドが食べてましたけど、玉ねぎが入ってないか心配!心配!玉ねぎ病になっちゃいますよね!

 でも、あと1つ、主人公のオーウェンが警察署に行ったのに、誰も話を信用してくれないのは、警察の大失態!オーウェンに被害があったらどうするつもり??
 「マッドマンの話ばかりして、ウソをつくな」
 みたいな感じであしらわれていましたけど、マッドマンの正体を警察署長は知っていたんでしょ!だったら、町のみんなに話さなきゃダメでしょ!!
 事件解決したときは、オーウェンの大活躍で!みたいな感じでほめてましたけど、どういうコト??オーウェンを追い返したことは無かったことにするつもり??
 警察署長は、今作で1番、オカシイ人物です!
 
 いくら家族向けの映画でも、納得できないです!コメディだからしょうがないんでしょうけど!
 とにかく、ゴールデンレトリバー好きは必見!まぁ、自分の家のゴールデンの方がカワイイと思うでしょうけどね!! 50点
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『プラダを着た悪魔』メリルの声の夏木

2010-01-31 07:18:45 | コメデイ
プラダを着た悪魔
THE DEVIL WEARS PRADA(2006年アメリカ)
 監督 デヴィッド・フランケル
 脚本 アライン・ブロッシュ・マッケンナ
 原作 ローレン。ワズバーガー
 出演 アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント、サイモン・ベイカー、スタンリー・トゥッチ

 ■ストーリー■
 ジャーナリストを目指すアンディは、ファッション誌“RUNWAY”に就職、業界では悪魔と呼ばれるやり手の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタントに就くのだった。ファッションに興味が無かったアンディだったが、仕事を続けていく中で周りの影響もあり、だんだんと業界に染まっていくのだった。ミランダの無茶な命令に従う中で、私生活がボロボロになっていくのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ローレン・ワイズバーガー原作の小説の映画化。
 2010年1月15日に日本テレビの「金曜ロードショー」で放映されたんで観ました。
 
 まず、感想は、
 「メリル・ストリープの声は誰??」
 
 夏木マリさんでした…。
 
 「なぜ??」「なぜ??」

 ネットで調べてみたら、ちなみにDVD版は 

 メリル・ストリープの声は宮寺智子さんみたいです。なぜ、DVD版よりも豪華な予算をかけられるTV版の吹替えでメリル・ストリープの声が夏木マリさんなんでしょう??

 映画が面白い!つまらない!っていう感想よりも、夏木マリさんの声しか印象に残らない、爆弾級の声!!TV版の吹替えがイヤならDVDを買ってね!ってコトなんでしょうけどね!!
 DVDの日本語吹替え音声で、素人の学芸会なみの声を仕様している作品よりは、TV放映音声で夏木マリさんをキャスティングする方が、まだマシですかね??

 夏木マリさんの声も、聞いているうちに、なんとかガマンの範囲内になっちゃうかも!
 まぁ、今作はコメディだし!!周りの声優さんの方が話しているシーンの方が多いですしね。
 『ウォンテッド』(08年)のジェームズ・マカヴォイの声をDAIGOが吹替えたのに比べれば1000000000000000000倍マトモですしね!!
 『ウォンテッド』のDAIGOの吹替えは本当にひどかった!!
 キャスティングさせようと決めた製作スタッフには、日本語吹替え音声なんて作品の宣伝“話題作り”以外の何物でも無いんでしょうね…。

 ところで、今作『プラダを着た悪魔』は、ごくごく普通のハリウッド製のコメディです。毒にも薬にもならないですけど、観ているうちは楽しく観れる作品になっています。
 ファッションなんかに興味が無くても普通に楽しめる作品になっています!さすがコメディ映画に強いハリウッド製の作品です!!
 
 なんか、悪魔とか言われていますけど、日本の会社の無能な上司の方がよっぽど“悪魔”かも??TV放映版を観ているからカットしているシーンに重要な悪魔的なシーンがあったら分からないですけどね!!
 メリル・ストリープが指示した命令で、「こりゃすごい」と思ったのはオープン前のステーキハウスのステーキを持って来い!っていう命令とハリー・ポッターの続きを読みたいという命令くらいですもんね!!
 ステーキの方は理解できても、ハリー・ポッターの方は絶対にムリ!!
 
 コメディ映画だから、アン・ハサウェイは対応しちゃいますけど、あんなコト、絶対にムリ!!絶対にムリなハリー・ポッターの件を解決したから、その後、アン・ハサウェイは期待されちゃうんでしょうけどね。
 コメディだから、楽しく観てれば良いんでしょうけどね。 60点

 
プラダを着た悪魔 (特別編) [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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『タロットカード殺人事件』恐怖!タロットカードキラー

2008-05-08 21:46:25 | コメデイ

タロットカード殺人事件
SCOOP(2006年アメリカ、イギリス)
 監督          ウディ・アレン
 脚本          ウディ・アレン
 出演          ウディ・アレン
              スカーレット・ヨハンソン
              ヒュー・ジャックマン
              イアン・マクシェーン

 ■ストーリー■
 ロンドンに休暇でやってきたニューヨーク出身のジャーナリズム専攻の女子大生サンドラは、マジックショーで、シドニー・スプレンディーニのマジックでアシスタントに選ばれる。人が箱の中で消える「分子分解装置」のマジックに参加したサンドラは、箱の中で3日前に死んだジャーナリスト、ジョー・ストロンベルの幽霊に出会い世間を騒がせている連続殺人事件「タロットカード連続殺人事件」の犯人がピーター・ライモンだと聞かされるのだった。マジックのあと、サンドラはシドに幽霊に遭ったことを話すが信用されなかったが、2人の前にジョーの幽霊が現れ、犯人の名前はピーター・ライモン、ライモン卿の息子でハンサムで有能な実業家であることを伝えるのだった。「タロットカード連続殺人事件」とは黒いショートヘアの娼婦が12人も殺されている事件でロンドン市民にとっては「切り裂きジャック」以来の事件といわれてる事件だった。相手はセレブで証拠も無しに捕まえることは出来ないうえに、秘書も彼が犯人であることに気がつき毒殺された可能性があることを伝えるのだった。
 サンドラは、ジョーに言われたまま、この大スクープをモノにしようと、嫌がるシドニーとともに、ピーターに接近していくのだった。

 ■感想■
 ウディ・アレン脚本、主演の犯罪コメディー。

 前作『マッチポイント』(2006年)に引き続き、ヒロインにスカーレット・ヨハンソンが出演。
 『マッチポイント』では、ウディ・アレンは監督のみで、出演してませんでしたけど、今回は自ら出演してます。
 スカーレット・ヨハンソンが、前作『マッチポイント』の撮影のときに、ウディ・アレンと話して、アレンのコメディ作品に出演したいと言ったみたいですね!
 スカーレット・ヨハンソンにそんなこと言われたら、ウディ・アレンでなくても、すぐに新しい脚本とか書いちゃいますよね!!
 もう2作でも、3作でも、競演できるし、尊敬されそうだし、もし自分が映画監督だったら、どんどん映画を作っちゃいますよ!!

 『マッチポイント』みたいなマジメな作品も良いですけど、やっぱりウディ・アレンはこういう軽快なコメディ系な作品が最高ですね!!
 十分笑えるコメディですけど、ミステリーとしても十分楽しめる作品になってます。ジャンル的には“ユーモアミステリー”ってことになりますね。
 
 日本語吹替えの羽佐間道夫さんの声とマッチして、もう観ている間、ずっとニタニタ、ニヤニヤして観てました!!
 ウディ・アレンに羽佐間道夫さんの声って最高ですね!うれしいです!羽佐間道夫さんの声で面白い映画が観れるなんて!
 そういえば、ウディ・アレンの『さよなら、さよならハリウッド』(2002年)のウディ・アレンの声は角野卓造さんでした!別に合わないとは言いませんけど、羽佐間道夫さんの声で観たかったです!!もう羽佐間道夫さんが吹き替えをしてるだけで、プラス10点!!って感じです。いや、プラス10点どころかプラス20点でも良いくらいです。
 
 羽佐間道夫さんの日本語吹き替えとかで今作を観てると、もう作品の魅力がはるかにアップします!!本当に外国映画のエンターテイメント作品の吹き替え文化を守っていって欲しいって思っちゃいます!!
 変なタレントを使って話題つくりをする作品がいくつもありますけど、そういう変な吹き替え版を作ろうって企画を考える人って、映画好きでも何でも無い人が多いんでしょうね!(商売でイヤイヤやってる人もいるでしょうから、しょうがないんでしょうが)

 ウディ・アレンの軽快なコメディってクセになりますよね!!
 
 それにしても、ウディ・アレンの映画も、最近はレンタルビデオ屋にあんまり揃ってないですよね!!韓流やハリウッドのメジャー作品ばかり品揃えしないで、ウディ・アレンの映画も1本づつで良いから、ちゃんと揃えて欲しいです。
 ところで、ヒュー・ジャックマンの秘書を殺したのって誰なんですか??  65点 

タロットカード殺人事件 [DVD]
スカーレット・ヨハンソン,ヒュー・ジャックマン,イアン・マクシェーン,フェネラ・ウールガー,ケヴィン・R・マクナリー
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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『デンジャラス・ビューティー2』TV向き

2008-03-10 22:58:11 | コメデイ
デンジャラス・ビューティ-2
MISS CONGENIALITY 2 ARMED AND FABULOUS(2005年アメリカ)
 監督 ジョン・パスキン
 脚本 マーク・ローレンス
 出演 サンドラ・ブロック、レジーナ・キング、ウィリアム・シャトナー、トリート・ウィリアムズ
 
 ■ストーリー■
 ミスコンテストの爆破予告事件を解決し、一躍、時の人になったFBI女性捜査官グレイシー・ハート。顔が売れすぎたため、捜査に支障をきたし、上司からのススメもあり、FBIの広報活動の担当になることにするのだった。
 そんなある日、ミスコンで知り合ったミスアメリカが誘拐される事件が起きるのだった。グレイシーは、問題児の女性捜査官サムとともに広報活動の一環としてラスベガスに乗り込むのだった。

 ■感想■
 サンドラ・ブロック主演の大ヒットコメディアクションの続編。
 監督は『サンタクローズ』(94年)、『ジャングル2ジャングル』(97年)のジョン・パスキン。
 今作も、「観よう、観よう」と思っているうちにTVの映画劇場で放映されちゃいました。(2008年3月7日金曜ロードショー)
 まぁ、前作の『デンジャラス・ビューティー』もTVの映画劇場で観てるんですけどね。

 前作は、マイケル・ケイン、キャンディス・バーゲンと共演者も豪華だったんですけど、続編はやっぱり小ぶりな感じに。キャンディス・バーゲンは出演しようもないですけど、なぜ続編の今作にマイケル・ケインが出演してないの??マイケル・ケインが出演していないだけで、マイナス20点!!(ウィリアム・シャトナーは出演してますよ!)
 キャラクターといえば、つきあっていたはずの(というより良い感じな関係になりそうだった)エリック捜査官と別れちゃったって設定はやりすぎじゃないですかね。サンドラ・ブロックのがけっぷち感を出したかったんでしょうけど、せっかく前作で良い感じで終わったのに!
 リンダ・ハミルトンを勝手に殺しちゃった『ターミネーター3』みたいです!(うわさによると、アメリカのTVシリーズの「ターミネーター」の続編では、この『ターミネーター3』が無かったことになってるみたいですけどね)
 
 ところで、今作は、ごくごく普通に楽しめるコメディが、笑えないコメディになっちゃったような印象です!
 作品のノリも続編にありがちなキャラクターの性格を深く掘り下げたかったのか、かなりマジメ風な作品に!おいしい役は、クビになりかけのサム役のレジーナ・キングの方かも。

 ランニングタイムが115分なんで、20分くらいは本編がカットされてるんで、今作を評価しちゃっていいのかどうか分からないですけどね。今や、本気で観たければDVDを買うかレンタルすれば、いつでも見れる時代ですからね!
 でも、前作のDVDの日本語吹き替えって、確かタレントを使ってませんでしたか??もうそれだけで、観る気がしなかったんですよね。

 TVで観ておいて、文句言うのも悪いんですけど、本当に印象に残らない作品になっちゃってます!もっとドタバタコメディにでもしてくれた方が良かったのに。マジメな捜査や、相性の悪い女性捜査官との友情とかって、いかにもなありきたりな感じで、新鮮味が感じられないです。もっとハジケた感じで、クロード。ジディ監督のコメディみたいな感じの作品の方が好きなんですけどね。でもそれじゃ、前作とノリが変わり過ぎですね。
 TVの映画劇場で観るなら十分楽しめるはず!50点
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『スターレック皇帝の侵略』フィンランド製パロディ

2007-11-06 00:26:23 | コメデイ
スターレック皇帝の侵略
STAR WRECK IN THE PIRKINNING(2003年フィンランド)
 監督 ティモ・ヴォレンソラ
 脚本 ルディ・アイリスト、ジャルモ・パスカーラ、サムリ・トロッソネン
 出演 サムリ・トロッソネン、アッテ・ヨウゥツェン、ティモ・ヴォレンソラ

 ■ストーリー■
 過去の地球にタイムスリップしてしまったパーク船長と部下のインフォとドワーフ。バークたちは過去の地球で普通の生活をしていたがストレスがたまり3人で地球征服を計画するのだった。ロシアの協力を得て、未来の技術を使い宇宙戦艦の艦隊と、バークたちが乗る戦艦CPPキックスタート号を完成させるのだった。CPPキックスタート号で宇宙に飛び出た彼らは宇宙の中にマゴットホールを発見するのだった。

 ■感想■
 世界中にファンを持つアメリカのTVシリーズ「スタートレック」(宇宙大作戦)をパロディ化した超大作の自主映画。
 製作したのはフィンランドの5人の学生と失業者らしいです!なんでも7年の歳月をかけて製作したそうです!
 ストーリーは自主映画らしく今一笑えないレベルですけど、いわゆる特撮シーンはすごすぎ!自主映画のレベルをはるかに超えて劇場映画よりすごいかも!ってレベルです。
 実は今作なんですけど、ネット上でもかなり前から話題になっていて、権利問題もなくネットでダウンロードできたんですけど(しかも日本語字幕をつけてるファンの方もいて字幕つきで観ることも出来ます)、「いつかダウンロードしてみようと」って思ってるうちに、とうとう日本のメーカーからDVDが発売になりました!発売元はAMGエンターテイメントさんです!それにこの日本語版DVDはなんと、なんと“日本語吹き替え”つきです!
 AMGエンターテイメントさんすごいです!まぁそうでもしないとネット上でダウンロード出来る作品だから差別化出来ないんでしょうけど、こういう差別化はウレシイです!
 やっぱり映画は吹き替えでばいとね!吹き替えで画面に集中して観るほどの作品かと聞かれると返事に困っちゃいますけど、エンターテイメント作品は吹き替えに限ります。

 でもホントに特撮シーンがすごいの一言につきます。パソコンで作ったらしいですけど、劇場映画と遜色ないデキです。いまやパソコンでここまで出来るんですね!
 この作品を10点満点で評価すると
 特撮   10点!
 ストーリー 5点!
 笑い    3点!
 って感じですかね。自主映画だからしょうがないですけど、ドイツ映画のスタートレックのパロディ映画に『ドリームシップエピソード1/2』(04年)がありましたけど、やっぱりストーリーや笑いのシーンやセットなどどうしてもメジャーな作品には敵わないですね。でも自主映画でここまで出来れば合格点ですかね??60点
スターレック 皇帝の侵略

AMGエンタテインメント

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ドイツの正統派パロディならこっち!日本語吹き替えも超豪華キャスト!
 こっちは同じく10点満点で評価するなら
 吹き替え 10点!
 ストーリー 7点!
 笑い    3点!(パロディで笑わせるのはむずかしいです)
 って感じかな??
ドリームシップ エピソード1/2

ポニーキャニオン

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『ダブルオー・ゼロ』スパイコメディ

2007-05-20 02:47:05 | コメデイ
ダブルオー・ゼロ
DOUBLE ZERO(2004年フランス)
 監督 ジェラール・ピレス
 脚本 マット・アレクサンダー
 出演 エリック・ジュドール、ラムジー・ベディア、エドィアール・ベア

 ■ストーリー■
 ロシアと取引予定だったM51ミサイルが奪われた。国防省の対外治安局は、今回の事件が2重スパイによる可能性があるとのことで、2名の民間人エージェントとして使うことにするのだった。恥ずかしがり屋で切れやすいブノア・リビエールと、オンラインゲームにはまって自身過剰なウィリアム・ソバージュの2名だった。
 
 ■感想■
 『TAXi』(97年)、『スティール』(02年)のジェラール・ピレス監督のフランス製アクションコメディ。航空アクション『ナイト・オブ・ザ・スカイ』(05年)も監督してます。
 今作は、フランス製のユルユルコメディです。フランス人しか喜びそうに無いようなギャグの連続!まぁ、最初から、「こういう作品なんだろうなぁ」って思ってたんで期待が裏切られる事もなかったですけど。
 
 大体、大事件に素人のスパイを送り込むこの設定が、もうコミックですもんね。この設定だけなら、60年代の永井豪のギャグマンガみたいですもんね!敵の目的も、そんなユルユルな目的だし!悪党たちの目的が気になる人は、観てみて下さい!脱力感にあふれる目的ですから!こんな、設定の作品を真剣に作れるっていうのは、逆にスゴイです!
 でも、今作って、真剣に観てると大ヒットした『オースティン・パワーズ』(97年)を、フランス映画流にしたような感じって思えてくるかも。(これって、ホメすぎかな??)
 
 でも、フランス人って、こういうどうしようもないギャグを連発するようなコメディが好きなんですよね。ジャン・レノが出演してた『コルシカン・ファイル』(04年)とか『HAKUGEKI 迫撃』(04年)とか、どうもノレ無いんですよね!まぁ、『HAKUGEKI 迫撃』はイタリア、イギリスとの合作ですけどね。
 でも、自分的には、全面にコメディ色一杯だった『ル・ブレ』(02年)あたりは、まだまだ面白く観れたんですけどね。
 
 フランス映画のコメディって、あんまり笑えないシーンの連続なんで、体力あるときに観た方が良いかもしれないです。(あれ、それって自分だけかな??

 自分的には、フランス映画だと、笑いのシーンが全然無いアクション映画のジャンルの方が断然好きなんですよね!フランス映画って、ノワール物やコメディ物の落差が激しすぎ!
 どんなマジメなアクション映画でも“お笑いシーン”を入れちゃう10数年くらい前の香港アクション映画とは大違い!でもまぁ、最近の香港映画は、一切、笑いのシーンが無いアクション映画ばかりですけどね!

 自分は、今作は、好きなジャンルのスパイ映画のコメディだったんで、けっこう良かったです!60点 
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『ナチョ・リブレ覆面の神様』ヒューマンコメディ

2007-04-05 00:10:28 | コメデイ
ナチョ・リブレ覆面の神様
NACHO LIBRE(2006年アメリカ)
 監督 ジャレッド・ヘス
 出演 ジャック・ブラック、エクトル・ヒメネス、アナ・デ・ラ・レゲラ、ピーター・ストーメア

 ■ストーリー■
 幼いころに両親を亡くしたナチョは、修道院で料理番として生活していた。お金の無い修道院で子どもたちに食事を与えるために、ルチャ・リブレの試合に出る決意を固めるのだった。しかし、ルチャ・リブレは偶像崇拝になることもあり、欲のために試合をするということもあり、修道院では観ることさえ禁止されていたのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 『バス男』(04年)ジャレッド・へス監督の描くレスリングコメディー。
 なんと実話をヒントにしているそうです!今作のヒントになっているのは、孤児院を運営するためにルチャ・リブレに出場したメキシコの伝説的なルチャドール、フライトルメンタの実話だそうです。
 ちなみに「ルチャ・リブレ」とはメキシコのプロレスのことだそうです。で、ルチャ・リブレに出るレスラーを「ルチャドール」って言うんだそうです!

 『バス男』のジャレッド・ヘス監督ということで、もっともっとダタバタコメディを想像していたんですけど、普通のコメディでした!試合とかでも、膨らませようとしたら、もっともっと笑いのシーンを作れたでしょうに、なぜか、普通のコメディに!
 「なぜ??なぜ?」
 もっと笑わせて欲しかったです!それでも“感動させよう的”な『もしも昨日が選べたら』(06年)よりかは、全然良いですけど、もっとスラップスティックな笑いのコメディが観たいです!ジャレッド・ヘスだし、もっともっと笑えると思ったのに!
 なおかつ、いくらでもオカシクできそうな題材のメキシコのルチャリブレを扱ってるのに、なんでこんなヒューマンな感じの作品にしちゃうの??今のハリウッドでは、メジャー作品では、やっぱりヒューマンコメディじゃないとダメなのかな??
 1970年代のフランスのクロード・ジディ監督のコメディ作品みたいな映画が観たいです!『おかしなおかしな高校教師』(74年)、『冒険喜劇・大出世』(75年)、『ムッシュとマドモアゼル』(78年)みたいな作品です!
 あ、この3作品、日本語吹替えつきでDVD化してくれないかなぁ!TBSの月曜ロードショー(『おかしなおかしな高校教師』『冒険喜劇・大出世』)と、土曜深夜『ムッシュとマドモアゼル』)に放映したことありますからね!
 クロード・ジディ、コメディDVD-BOXなんてオシャレでしょ!吹替えで観たら抱腹絶倒のはず!
そういう作品、DVDで発売されないかなぁ!
 
 あ、また話題がずれた!(話題がずれるには、いつものことですけど)ところで今作『ナチョ・リブレ覆面の神様』なんですけど1つだけ言わせて!
 いくらコメディとはいえ、クライマックスのナチョとラムセスとの試合でのことなんですけど、ナ・デ・ラ・レゲラが演じたあこがれのシスターと孤児たちが応援に来たからって、強くなりすぎ!今まで、負け続きだったのに!
 これが、スラップスティックなコメディだったら、「ハハハハ!」って笑って済ませられますけど、こういうマジメなコメディだったら、こういうところには、ストーリーに整合性持たせて!
 でも、今作も何も考えずに観るには十分面白いですよ!ところで、特訓中に動物のフン(何の動物だろう??)を、ジャック・ブラックがエクトル・ヒメネスの顔に塗りつけるシーンがあるんですけど、あれって何の意味なの??65点
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『もしも昨日が選べたら』早送りに注意

2007-03-13 06:13:05 | コメデイ
もしも昨日が選べたら
CLICK(2006年アメリカ)
 監督 フランク・コラチ
 出演 アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセール、クリストファー・ウォーケン、デビッド・ハッセルホフ、ヘンリー・ウィンクラー

 ■ストーリー■
 建築士のマイケルは、美しい妻や2人の子どもに囲まれ幸せに暮らしていた。しかし、仕事で大きなプロジェクトが入り、仕事を優先する日々が続いていた。TVやガレージのリモコンがたくさんあって分からなくなったマイケルは、万能リモコンを買いに出かけ、寝具屋で怪しげな店員から万能リモコンをもらうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセール主演のコメディです。
 良くありがちなストーリーのアメリカンコメディです!もう寝具店のベッドで横になった段階でラストがわかっちゃいます!
 なのに、なのに、なんでランニングタイム107分!長い!長い!長すぎ!超長すぎ!どう考えてもあと10分は短くして!気分的には20分くらい短くてもOKです!こういう説教くさいコメディは苦手なんですよね!こんな作品でも、あと20分短かったら20点くらいプラスなのに!アダム・サンドラーじゃなくて、観てる自分が、それこそDVDのリモコンで“早送り”したくなっちゃいます!

 コメディ、コメディって言ってますけど、どちらかといえばハートウォーミングなファンタジーなのね!万能リモコンを手に入れて、数日間の描写は、それなりに面白かったんですけどね!まさか、あんなにドンドンストーリーが進んでいくとは思わなかったです。万能リモコンをめぐって、もっとドタバタのコメディが展開されるのかな??と思ってました!まぁ、誰もドタバタなスラップスティック系コメディだなんて言って無いんですけど、勝手に勘違い!ハートウォーミングコメディ系だったか!!
 アメリカ人って、こういう作品が好きなのね!これなら、フランス製の笑えないドタバタコメディの方が10000倍好き!
 
 なんか、このストーリーの時間の進み具合って『アンドリューNDR114 』(99年)みたいな感じ!なんか観て、時間ムダつかいした気持ちになるところまで『アンドリューNDR114 』にソックリ!
 
 今作の主人公、アダム・サンドラー演じるマイケルが「仕事!仕事!」って言ってますけど、あんなに大きな家に住んでて、秘書までいるような仕事してて、あんなにキレイな奥さんがいるのに!!性格オカシイ!
 自分から見たら、“すごく裕福!”(でも、出世するまで、子どもに自転車は買ってあげられないのね!良くわからないです)
 わからないと言えば、奥さん役のケイト・ベッキンセールが分からなかったです!今作って、
 「誰が奥さん役やってるの??ジェニファー・アニストンだっけ??」って思って観てたら、
「あれ、全然違う!それって『ブルース・オールマイティ』だった」
って!だって、なんか似てるでしょ!万能のリモコンを手に入れた男の物語だなんて!とにかく、誰が出演してるのかも確認しないで、借りてきちゃいました!
 (ちなみに、脚本の スティーヴ・コーレン、マーク・オキーフは『ブルース・オールマイティ』の脚本家です)
 ケイト・ベッキンセールってキレイな女優さんですね!

 あと、アダム・サンドラーが早送りしまくりですけど、そんなに便利だとも思わないですけど、ドラえもんの「どこでもドアー」とか「もしもボックス」とかならスゴイ便利だと思いますけどネ!

 結局、今作のラストって、仕事しないで、家族でキャンプ行っちゃったんですよね!そしたら、会社に損害出してるんじゃないの??だって、アダム・サンドラーが仕事引き受けなかったら、違う誰かが、その仕事やったんだろうから!それとも、間に合ったのかな??20点
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『コルシカン・ファイル』ジャン・レノ助演

2007-01-12 08:09:28 | コメデイ
コルシカン・ファイル
L' ENQUETE CORSE(2004年フランス)
 監督 アラン・ベルベリアン
 出演 クリスチャン・クラヴィエ、ジャン・レノ、カテリーナ・ムリーノ

 ■ストーリー■
 私立探偵ジャック・パーマーは、公証人からコルシカ島にいるアンジュ・レオーニという男を捜して欲しいと依頼されるのだった。ジャックは、コルシカへやって来るが、アンジュ・レオーニの名を出すと、住民の態度が変わり、よそよそしくなってしまうのだった。

 ■感想■
 クリスチャン・クラヴィエ主演、アラン・ベルベリアン監督のフランス製コメディ。アラン・ベルベリアン監督は『パパラッチ』(98年)、『ル・ブレ』(02年)の監督です。その他には、サスペンス映画『シックス・パック』(00年)も撮ってます。俳優&脚本家のクリスチャン・クラヴィエが、今作でも主演で脚本(ミッシェル・デルガドと共同脚本)書いてます。ビデオ(DVD)のパッケージでは、いかにもジャン・レノが主演の雰囲気なんですけど、あくまでもジャン・レノは助演です。端役で助演って感じでも無いですけど、あくまでも主役はクリスチャン・クラヴィエです。

 フランス製のユルユル系のコメディですけど、ベタなネタの割りに、見せ方が上品でウマイので、それなりに楽しめます。あ、これも、ビデオのパッケージではアクション映画の感じになってますけど、ユル系コメディです!主演も違えば、ジャンルも違う!ビデオのパッケージ、少し考えて欲しいなぁ。
 
 今作で、笑えたシーンをいくつか紹介しちゃいます。ネタバレで紹介しちゃいます!
 主人公のジャックが、コルシカに行く飛行機の中で、乗客に「コルシカってタクシーあります??」って聞くと「秘境じゃないから、あるよ」って言われて安心して空港に降りると、雨が降ってきて、タクシーが1台もありません。
 バーで、「犬は雑種に限る。雑種の方が頭が良いんだよな」ってバーの犬を可愛がってると、「それは雑誌じゃない!コルシカ種だ!1番人気の品種で子犬の予約は数年待ちだ!」って言われるシーンとか。
 アンジュ・レオーニの居場所を尋ねたジャックに、バーのマスターが「この島に住んでまだ5代目だ!顔は広くない!」とか。
 質問されるのがイヤなコルシカの島民は、トイレの場所教えてくれなかったり。コルシカの島民を、ネタに笑いにしてること自体、面白いです。ちょっと自虐ネタなんですかね。フランスあたりでも、ユーモアが無いとか言われるのが、1番イヤそうですもんね。セリフでの、笑いのシーンが中心ですけど、けっこう笑えました。

 フランス映画のコメディって、全然、笑えない作品も多い中、自分は今作の「笑い」のセンスは好きですよ!そうは言っても、爆笑できるほどの「笑い」ではないですけどね。フランス映画のコメディって、全然、笑えない作品が多いですから!あくまでも他の笑えないフランス映画のコメディと比べておかしいって意味ですからね。
 アクション映画みたいな、日本タイトルとビデオ(DVD)パッケージですけど、コメディと分かって見れば、ちゃんと楽しめますよ。もちろん、フランス映画のコメディと思って見て下さいね。58点
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『オドレイ・トトゥinハッピーエンド』トトゥファン必見

2006-12-28 23:46:36 | コメデイ
オドレイ・トトゥinハッピーエンド
HAPPY END(2003年アメリカ、フランス、ドイツ)
 監督 アモス・コレック
 出演 オドレイ・トトゥ、ジャスティン・セロー、ジェニファー・ティリー、ライラ・ロビンス

 ■ストーリー■
 スターを夢見て、アメリカのニューヨークにやってきたヴァレリーは、スターになれるわけもなく、お金もなくバイトで過ごす毎日。一方、5年間ものあいだ、ヒット作に恵まれない脚本家のジャック・ガードナーはスランプに陥っていた。ジャックは、町で見かけたヴァレリーに興味を持つ。偶然。何度も遇ううちに、彼女が、自分に家の前の軒先に住んでいることを知る。ジャックは、ヴァレリーに刺激され、彼女のことを作品に取り入れ、原稿を書き始めるのだった。

 ■感想■
 『アメリ』(01年)、『愛してる、愛してない...』(02年)、『ロング・エンゲージメント』(04年)のオドレイ・トトゥ主演のロマンチックコメディです。
 ゲラゲラ笑えるような作品では無いですけど、ニヤニヤ出来るくらいには面白い作品です。スランプに陥ってるジャスティン・セローが、マネージャーと喫茶店で話していると、ほうきで遊んでるオドレイ・トトゥが!(このシーン、けっこう好きです)
 オドレイ・トトゥって、キレイ!かわいいです。好きな女優さんの1人です!ジャスティン・セローじゃないですけど、自分の書いた原稿を映画化するならオドレイ・トトゥを主演にして!って気持ちになっちゃいます。
 
 ところで、ジャスティン・セローって、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(03年)のときのイメージが強くて、どうも、こういうナヨナヨな感じになじめないです。@KOBA的には、あのときの、ターミネーターばりの悪党演技の印象が強すぎです!
 自分だったら、オドレイ。トトゥを部屋で介抱してるときに好きになっちゃいます!あんな風な感じになったら、自分だったら絶対に告白しちゃう。(どういう感じかは、興味ある人は、作品を見て確認してください。)
 
 ニューヨークでの生活に苦労しているオドレイ・トトゥもかわいいです。中華料理店でのバイトもカワイイ!なぜか、字幕でもカタコトの発言!
 『ダ・ヴィンチ・コード』(06年)なんかに出演してるときより、こういう作品に出演してる方が、自分的には好きかも。(『ダ・ヴィンチ・コード』は作品自体に問題あり!って感じですけどね)
 なんか、女優業にあまり興味が無いような発言をしているオドレイ・トトゥですけど、女優を続けて欲しいなぁ。オドレイ・トトゥのファンなら必見の1本です。

 ところで、今作のランニングタイムって、98分になってますけど、実際は88分です。日本版は長いのかな??とか思ってたのに、同じバージョンみたいですね。途中から(というより、後半の展開)が、ストーリーの進み方が、超早すぎなんで、あと10分くらい長くても良かったのに!
 見てる間に、トントン拍子に進んでいくんで、ちょっとビックリするくらい!でも、本来エンターテイメント映画は、こういうくらいに展開してくれないとね。説明シーンが多かったり、見せ場のための無駄なシーンが多い作品がたくさんありますからね。でも、あと10分くらいなら、長くても良かったかも。60点
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『おいしい生活』ウッディ・アレンコメディ

2006-11-28 23:48:07 | コメデイ
おいしい生活
SMALL TIME CROOKS(2000年アメリカ)
 監督 ウッディ・アレン
 脚本 ウッディ・アレン
 出演 ウッディ・アレン、トレイシー・ウルマン、ヒュー・グラント
 
 ■ストーリー■
 元銀行強盗レイは、銀行のそばの物件がテナントを募集しているのを知り、ある計画を思いつく。テナントを借り、数人の仲間たちと地下からトンネルを掘り銀行の金庫まで行こうという計画だった。しかし、そのテナントでレイの妻フレンチーが始めたクッキー屋が大繁盛してしまうのだった。
  
 ■感想■
 ウッディ・アレン監督、脚本、主演のコメディです。
 今作って、2000年の作品なんですね。今まで観てませんでした。2001年公開で2002年にビデオ化されてるんですけど、未見でした。先日、TVの深夜の映画枠(残念ながら、字幕スーパーですけど)でオンエアされてたんで、鑑賞しました。
 やっぱり、ウッディ・アレンのコメディって面白いですね。ランニングタイム95分っていうのも、こういうエンターテイメント作品にぴったりの時間です。あれ、今回の放映ってカットされてたのかな??
 
 ウッディ・アレンの95分くらいの、面白いコメディが字幕スーパーで、放映なんですね。でもTV雑誌の情報によると、TV初放映じゃないんですね。初放映のときは、吹き替えだったんですかね??TVの2時間枠の映画劇場で、ほとんどノーカットで見れる作品なのにね。
 でも、ウッディ・アレンの映画って、TVの映画劇場で、冷遇されてますよね。ずっと前に『カイロの紫のバラ』(85年)が、吹き替えで放映されたのは記憶にあるんですけど。(『ハンナとその姉妹』(86年)もされてましたっけ??まぁ、他の作品も吹き替えで放映されてるんでしょうけど、あんまり記憶が無いです。ちょっと自信ないです)
 なんか、ウッディ・アレンの映画って、字幕スーパーで放映されることが多いですよね。今作って、DVDも字幕スーパーのみなんで、ぜひ吹き替えで放映して欲しかったです。ウッディ・アレンの映画って、セリフ回しに特長があるから、字幕スーパーのが良いとか思ってるんでしょうかね??
 第一、地上派の映画枠自体が少ないですから。ホントに少なすぎ!ゴールデンタイムに週に7本くらいは映画枠があっても良いのに!
 それプラス、深夜とかに、各局あわせてで良いので週10本くらい映画枠(もちろん吹き替えでね)を作って欲しいです。(TV東京の午後のロードショーは、そのままでね。だから、ゴールデンで7本、午後のロードショーで4本、深夜で10本、合わせて21本くらいは映画枠があって欲しいですね

 ところで、今作の感想なんですけど、良くありがちなシンプルすぎるストーリーなんですけど、展開が早いので、見てて全然飽きないです。というより、ウッディ・アレンの語り口がうまいので、どんどん映画に、ひきこまれていきます。
 同じ内容の作品でも、125分もあったら、ちょっと長いかな??とか思っちゃいますけど、95分なんで、ちょっと物足りないなぁ。って感じで、ちょうど良い長さです。やっぱり、エンターテイメント作品は、こうでないとね。
 ウッディ・アレンの映画って、ファンは見るけど、ファン以外は、全然知らないって感じなんでしょうかね。自分みたいに見たり、見なかったりって人は少なそうですね。でも、ウッディ・アレンのコメディって、けっこう面白いから、映画ファンには見てもらいたいです。特に、今作は見やすいですから。
 ヒュー・グラントが、いやな役で好演してます。そうは言っても、特別、イヤな役でないので、ファンも大丈夫です。65点
おいしい生活

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『ピンクパンサー』面白リメイク

2006-11-24 00:01:29 | コメデイ
ピンクパンサー
THE PINK PANTHER(2005年アメリカ)
 監督 ショーン・リーバイ
 出演 スティーブ・マーティン、ケビン・クライン、ジャン・レノ、ビヨンセ・ノウルズ、クライヴ・オーウェン、ジェイソン・ステイサム

 ■ストーリー■
 フランスと中国の代表チームが戦うサッカーの試合、フランスチームは劇的なシュートで勝利するが、グランドに押し寄せた選手たちやファンたちの混乱の中で代表監督グリアンが毒矢で殺され身につけていた高価なダイヤ“ピンクパンサー”が盗まれてしまうのだった。ドレイフェス主任警部は、本当の捜査は自分が指揮をし、マスコミの目をそらすために、ドジなクルーゾー警部を捜査にあたらせるのだった。

 ■感想■
 往年の名作シリーズ「ピンクパンサー」シリーズのリメイク作品です。最近は、なんでもかんでも、リメイク!リメイク!ですけど、このリメイクは正解です!長らく、リメイクする、リメイクするって言ってて、とうとうリメイクされただけあって、オリジナルのシリーズのファンが見ても、ある程度は満足できるはず。
 ピーター・セラーズが演じたクルーゾー警部役には、脚本にも参加しているスティーブ・マーティンが演じてます。もう1人の、この「ピンクパンサー」シリーズの主役(??)ドレフェス役は、ケビン・クラインが演じてます。
 このリメイク版は、自分的には、けっこう良かったです。けっこうっていうより、かなり良かったかも。十分面白かったですよ!
 自分は、「ピンクパンサー」シリーズのファンなので、このベタなギャグのノリ好きなんですよね。だから、今回の面白いっていう意見は少し甘いかも。
 
 
 もう全編、くだらない笑いのネタが満載です。ドレフェス主任警部の万年筆ネタ(バカバカしくて、本当にオカシかったです)や、地球儀ネタ、1人で容疑者に対しての“アメと鞭”等々、細かいギャグの連続で、超おかしいです。死んだ容疑者と話したいとか、“ヨウ”と言う名の男を捜せ!とかとか、もうギャグをあげ出したらキリがないぐらい!
 (実は、地球儀ネタはそんなに、おかしくないんですけど、その地球儀がもう1回出てきたときは、つい笑っちゃいました)実は、MGMのライオンのトレードマークのシーンから、ピンクパンサーの世界に引きずりこまれちゃいました。ヘンリー・マンシーニのメインテーマも最高です。
 
 ピーター・セラーズのクルーゾー警部は、最後の最後まで、“超壊滅的なドジ”の連続ですけど(まぁ、そのドジぶりも作品によって、ずいぶん違いますけどね)、リメイクのスティーブ・マーティン版のクルーゾー警部は、そんなにドジじゃないです。最後の方で、突然、優秀な捜査官になっちゃいます!前半のドジぶりはけっこう来てますけどね。
 「アレレ、なんで??
 まぁ、最も、そんなところまで、オリジナル版に忠実にすることもないですけどね。でも、ベタなギャグが好きなコメディ映画ファンは、必見ですよ!このリメイク版もシリーズ化されるみたいで、楽しみですよ。70点
コメント (4)
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『40歳の童貞男』遅くてもいいぞ!

2006-11-09 05:10:25 | コメデイ
40歳の童貞男
THE 40 YEARS OLD VIRGIN(2005年アメリカ)
 監督 ジャド・アバトー
 出演 スティーブ・カレル、キャサリン・キーナー、ポール・ラッド

 ■ストーリー■ 
 電気店「スマートテック」で働くアンディは、フィギュア収集やビデオゲームが趣味な40歳。ある日、アンディは、職場の仲間と話しているときに、自分が童貞であるコトがばれてしまう。仲間のデビッド、ジェイ、キャルは、アンディのために、なんとか初体験させようと計画するのだった。

 ■感想■
 アメリカで大ヒットした、ほんのちょっとだけHなオバカ系ハートウォーミングコメディです。主演、製作総指揮、脚本をスティーブ・カレルが担当してます。(製作総指揮はジョン・ポールと共同。脚本は監督のジョン・アバトーと共同)

 アメリカのコメディですけど、テーマがまさに“ロスト童貞”なんで、ちょっとH系なシーンもありますけど、そこさえクリアできれば、みんなで楽しく見れます!
 
 笑いの大事なシーンの、胸毛取りシーンが有名すぎて、映画本編を見たときに余り笑えませんでした。なるべく、事前情報は入らないようにしてるんですけど、有名なシーンとかは自然に、目に入ってきちゃうんですよね。

 コメディだからかもしれないですけど、主人公の職場の仲間たち3人とかって、スゴク良いヤツたちです!楽しそうで良い職場ですね。うらやましなぁ。なんか仕事も楽しそう!
 仲間のために、どんどん女性と出会えるようにセッティングしたり、アドバイスしたり、からかい半分なのかな??とか思ってると、みんな真剣にアドバイスしてるんですからね。

 特に、どこのシーンが面白いってわけじゃないですけど、ランニングタイム133分、特に退屈しなかったので、かなり面白いのかも。(実際見てるのに「面白いのかも」って表現もおかしいですけど
 主人公が好きになるネット競売をやっているトリッシュが、主人公アンディの部屋に来るって言うんで、部屋にあるオタク物を片付けようとして、アンディの仲間が、あるフィギアを見つけて、「なんで「600万ドルの男」の上司??」って不思議がってると
 アンディが「オスカー・ゴールドマン。スティーブ・オースティンより価値があるんだ!」
 って。笑えましたよ。アンディの気持ち、良く分かります!(あ、笑いのシーンの1つ、ネタバレしちゃいました。すいません。)その続きの、トリッシュが部屋に来るシーンも笑えるので、興味を持ったら、実際に映画を見て下さい。

 まぁ、2時間の間、ポップコーンでも食べながら楽しく見るには最適の1本かも??
 でも、アンディって、フィギア売っちゃったけど、もう買えないですね。やはり、コレクターにとって、女性の存在は大きい!
 「存在が大きいというより、コレクターの敵!」かな??
 自分なら売っちゃったら、後悔しちゃうなぁ!絶対!

 ところで、DVDの吹き替え版を見たんですけど、職場で、アンディの仲間が勝手に見てるホラー映画は『ゾンビ』じゃなくて、リメイク版の『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04年)でしょ。字幕版で見直したら、ちゃんと『ドーン・オブ・ザ・デッド』になってるのに、なぜか吹き替え版では『ゾンビ』ってなぜ??!ちゃんと調べて!『ゾンビ』は、オリジナル版でしょ。
 まぁ、原題は“DAWN OF THE DEAD”で同じですけどね。65点
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『コニー&カーラ』シェークスピア

2006-06-20 00:56:18 | コメデイ
コニー&カーラ』CONNIE AND CARLA(04年アメリカ)
 監督 マイケル・レンベック
 出演 ニア・ヴァルダロス、トニ・コレット、デビッド・ドゥカブニー、スティーブン・スピネラ、デビー・レイノルズ

 ■ストーリー■
 コニーとカーラは空港のカフェでショーをやって暮していた。しかし、ある日、カフェの経営者フランクがギャングとのいざこざで殺される現場を目撃してしまうのだった。しかし、ギャングからも目撃していたのがバレて追われるハメに!コニーとカーラはロサンゼルスに身を隠すのだが、偶然立寄ったゲイバーでダンサーを募集しているのを知りオーディションを受けるのだった。

 ■感想■
 『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(02年)のニア・ヴァルダロスが製作総指揮、脚本、主演のコメディです。共演は『シックス・センス』(99年)、『ラスト・ショット』(04年)のトニ・コレット。TVシリーズ「X-ファイル」のデビッド・ドゥカブニーも出てます。

 ギャングに追われた売れないショウダンサー2人が、ギャングに追われて逃げ込んだ先のゲイバーで大スターになるっていういかにもアメリカ的なコメディです!
 
 ギャングに追われた女性が、ドラッグクイーンになって人気者になるって設定も、今までにもいかにもありそう設定ですけど、無かったですかネ??『お熱いのがお好き』(59年)の逆パターンですネ!

 ゲラゲラ笑うって感じじゃないですけど、それなりにキャラクターの会話で笑わせてくれます!
 車の中での「ナム」と「ベトナム」の言い方のシーンとか笑えました!

 でも、あの2人、無防備すぎ!有名になって、取材でTV局がやってきても

 「多分、ローカルよ!」って。
 
 まぁ、それがコメディ映画の良いところですけどネ。
  
 全体的に、家族みんなで楽しめる作品です!でも、ゲイネタとかあるから、どちらかといえば大人向けですネ!

 あと、女装してる方たちを、なぜドラッグクイーンって言うの??って意味が分かりました!元がシェークスピアだったなんてビックリ!50点
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