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『パーソナル・ショッパー』 ミステリー、ホラー、ドラマ??

2023-10-30 23:42:02 | サスペンス

パーソナル・ショッパー
PERSONAL SHOPPER(2016年フランス)
 監督:オリヴィエ・アサイヤス
 脚本:オリヴィエ・アサイヤス
 出演:クリステン・スチュアート
    ラース・アイディンガー
    シグリッド・ブアジズ
 
 ■ストーリー■
 セレブの代わりに買い物をするパーソナルショッパーのモウリーンは、今は女優のキーラのパーソナルショッパーとして働いていた。モウリーンは数か月前に双子の兄ルイスを亡くし、生前約束していたサインが来るのを待っていた。そんなある日、携帯電話に不思議なメッセージが届きだすようになるのだが、、、。

 ■感想■
 前回、クリステン・スチュアート主演のSci-Fi映画『アンダーウォーター』を記事にしたので、今回はクリステン・スチュアートつながりで『パーソナル・ショッパー』を記事にします。
 なかなかストーリーが進まず、面白くなりそうなときには終わってました。こんな風に終わっちゃって、、。
 自分だったら、この映画が終わったあとのストーリーが気になっちゃいます・
 時間配分が自分が普段観る作品と全然違っていて、楽しめませんでした。

 ヒロインのセレブ(女優)のパーソナルショッパーの仕事ぶりの描写とか少しで良いのに、、。

 人も死ぬし、オカルトチックな描写もあるのに、全然盛り上がらない。
 
 カンヌ映画祭でパルムドールのノミネートされちゃうような作品ですから、自分が好きで観るような作品ではないですね。その他、多くの賞にノミネートされてます。

 【カンヌ映画祭】2016年パルムドール ノミネート
 【カンヌ映画祭】2016年監督賞(オリヴィエ・アサイヤス) 受賞
 【フロリダ批評家サークル賞】2017年撮影賞(ヨーリック・ル・ソー) ノミネート
 【ラスベガス映画批評家賞】2017年女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート
 【オンライン映画批評家協会賞】2017年優秀作品賞(アメリカ映画以外) 受賞
 【ロッテルダム国際映画祭】2017年ムービーゾーン賞 ノミネート
 【サン・ジョルディ賞】2018年海外映画賞 ノミネート、海外映画女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート
 【オースティン映画批評家協会】女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート
 【フライト・メーター賞】2017年 女優賞(クリステン・スチュアート) ノミネート、脚本賞(オリヴィエ・アサイヤス) ノミネート、衣装賞(ユルゲン・ドーリング) ノミネート

 等々。

 ミステリー度  ★
 ホラー映画度  ★
 オシャレ映画度 ★★★★

 あと、10分くらい短くして、テンポを良くして、ホラー寄り(ミステリー寄り)だったら良かったのに、、。
 ミステリー度は極端に低いです。怪しい人物が1人しか出てきません。

 ホラー描写も、あんまりないし、、。

 今作も、つい最近観た気になっていましたが、2016年製作で観たのも5年くらい前、、。
 観た映画、全然記事にしていないです、、。

 でも、観終わったあとで、映画のコトをあれこれ話すにはネタに困らない系なので、これはこれでアリなんでしょうか?

 

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『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』

2022-07-28 23:53:39 | サスペンス

ドクター・デスの遺産  BLACK FILE
(2020年日本)
 監督:深川 栄洋
 脚本:川崎 いずみ
 原作:中山 七里(「ドクター・デスの遺産」(角川文庫))
 出演:綾野 剛
    北川 景子
    岡田 健史
    石黒 賢
    柄本 明
    木村 佳乃

 ■ストーリー■
 雨の中、ある少年から警察に通報がある。父親が医者に殺されたというものだった。
 腎不全で入院している娘、沙耶香の見舞い中の刑事、犬養のもとに、パートナーの刑事、高千穂が現れ通報した少年の件で家へと向かうのだった。少年の家は留守で、近所の人間の情報から葬儀中であることがわかり火葬場へと向かうのだった。通報した少年は馬籠大地という名前で、彼から肺がんで苦しむ父親が普段と違う医者が来た時に殺されたということを聞くのだった。
 犬養は火葬されようとしていた遺体を回収し、検死し体内から塩化カリウムが検出されるのだった。少年の家のそばの防犯カメラの映像から少年の証言通り医者と女性看護師が来ていたことが分かるのだった。
 少年の母親から、ドクターデスの往診室という闇のWEBサイトで、安楽死を希望する人物を集めていることを知るのだった。

 ■感想■
 綾野 剛、北川 景子が刑事のコンビを組んで安楽死殺人犯を追うサスペンス映画。
 映画のオープニングを観ていたら、製作に日本テレビ放送網が関わっていることが分かりました、、、。
 しばらく待っていたら「金曜ロードショー」で放送されちゃうのに、、、。

 
 タイトルに”ドクター・デス”とついていますが、アメリカの低予算B級ホラー『白い悪魔の囁き ドクター・デス』(1973年)とは何の関係もないです。
 あ、これも、初回放送は、関東地区では日本テレビの土曜14:30~の映画枠で放送された記憶が、、。
 『白い悪魔の囁き ドクター・デス』の製作&監督、エディ・シータはTVシリーズ「ナポレオン・ソロ」「ホンドー」のエピソードを監督していますが、長編作品は今作だけのようです。
 今作より『白い悪魔の囁き ドクター・デス』の方が100倍好きそうなんですが、、つい観ちゃいました。

 原作は、中山七里の犬養隼人を主人公にしたシリーズ4作目とのことです。
 調べたら、TV朝日で、沢村一樹主演で”犬養隼人”シリーズ第1作目「切り裂きジャックの告白」が2015年4月18日にすでに映像化されていました。また、短編「白い原稿」が2016年9月24日に映像化2作目として放映されてました。
 
 「切り裂きジャックの告白」は、土曜ワイド劇場特別企画『切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人』
 「白い原稿」は土曜プライムスペシャルドラマ『刑事犬養隼人』
 として放送されたそうです。
    
 日本のドラマをほとんどノーチェックな自分が悪いんですが、『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』の公開に合わせてTV朝日も、堂々と宣伝して再放送してくれたら良かったのに、、、。
 TV朝日の2作品も観てみたい、、。
 映画とスペシャルドラマで全然違うのは分かっているんですが、見比べてみたかったです。原作が違うので雰囲気がどう違うかを知りたかったです、、。

 ところで、今作『ドクター・デスの遺産  BLACK FILE』なんですけど、TVのスペシャルドラマでも良かった気がするんですが、どうなんでしょう??
 とてつもないエロシーンもグロシーンもあるわけじゃないし、、。
 
 やっぱり、宣伝って大事ですよねー。
 劇場映画だと、自分みたいに普段日本のスペシャルドラマとかを全然観ない人間でも、ちゃんとレンタルしてきて観ちゃうんですから。TV朝日の沢村一樹主演のスペシャルドラマも放送当時はけっこう宣伝してたと思うんですけど、自分は宣伝すら見た記憶がない、、。

これは『白い悪魔の囁き ドクター・デス』(1973年)の海外版DVDです。通常のプレイヤーでは再生できません。字幕もないです。

 

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『ドント・ストップ』 救急搬送者は犯人!!

2022-04-29 23:35:21 | サスペンス

ドント・ストップ
THE SHIFT(2021年ベルギー、イタリア)
 監督:アレッサンドロ・トンダ
 脚本:アレッサンドロ・トンダ
    ダヴィデ・オルニーシ
    フェデリコ・スペリンデイ
 出演:クロチルド・エム
    アダモ・ディオニージ
    ヤン・ハムネカー
    ジャメル・バレク

 ■ストーリー■
 ベルギーの高校で少年アブデルとエデン2人組による無差別テロが起き、銃を乱射したあと犯人は自爆する事件が発生する。
 夜勤明けの救急車ピ・ブル1のチーム、イザベルとアダモは現場へ駆けつける。現場で重症の少年を救急車に乗せ応急処置を病院の緊急センターに向かうが、少年の身体に爆弾が巻き付けられており、犯人の1人だと判明するのだった。しかし、少年が目覚め、救急車を乗っ取りベルケムへ向かわせるのだった。
 一方、警察の対策班は少年たちを誘導したユーセフを追っていた。2人組の実行犯を特定した警察は、ユーセフがエデンがメンバーのサッカーチームを教えていたことに気づきユーセフの元へ特殊部隊を送るのだった、、。

 ■感想■
 テロ現場で救出した青年が犯人の一味だったらというイタリア、ベルギーのスリラー映画。
 言語がフランス語で、ロケーションもベルギーなので、なんかベルギー映画を観たような印象に、、。
 本編、実質79分と短めの作品で、サッサカ進んでいくのですごーく観やすいですが、途中で主犯の犯人が射殺され、その後はちょっとひっぱりすぎで、あまりのあっけないオチに、、、。

 ランニングタイムがこの長さなら90分枠の映画枠でもほとんどノーカットで観れちゃう!!
 こういう作品を地上波で放送して映画ファンが増えると良いのに、、。
 
 短い作品なのに、加害者の家族が延々と描かれていたり、エンターテイメント系の作品として観ると、少しシリアスすぎで現実的な描写の連続に暗い気持ちに、、。
 
 犯人もあっという間に特殊部隊に殺されちゃうし、、。

 最初の高校の事件以降は、救急車の中でドラマが展開して、現実はこんなものなんだろうなぁーと、、。
 真面目にしっかり作られた作品なんで、少し記事が書きにくい、、。
 記事書くのに苦労してるのは、毎回ですけど、、。
 
 ヒロインのイザベルとアダモですが、トンネル事故の現場で救急車から降りれたんだから。あそこはアダモのいう通り逃げた方が良かったような気もしちゃいますねー。
 ここで逃げたら、爆破が起きて犠牲者が出てしまうというヒロインの考えも正しい気もするんですが、、。
 少なくとも、アダモにとっては、あの場で警察に通報して逃げた方が良かったですね。

 サスペンス映画度    ★★★
 マジメ度        ★★★★
 現実的(リアル)度   ★★★★★
 エンタメイタリア映画度 ★
 短い度         ★★★
 
 しっかり作られた作品なんで、サスペンス映画ファンは観ておいた方が良いかもです。
 少なくとも、メジャーな大作よりも、低予算でも面白い作品が好きみたいな、こじんまりした作品が好きな映画ファンには必見!!

  

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『NAKED マンハンティング』 スペイン製人間狩り系スリラー映画

2021-09-02 21:18:26 | サスペンス

NAKED マンハンティング
EL REY DE LA MONTANA(2007年スペイン)
 監督:ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
 脚本:ハビエル・グヨン
              ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
 原案:ハビエル・グヨン
 出演:レオナルド・スバラグリア
    マリア・バルベルデ
    トマス・リオルダン

 ■ストーリー■
 荒野の道を自動車で走っていたキムは、何者かに車を狙撃されるのだった。車を降りたキムの方へ、ライフルを持った男が接近してきて足を撃たれてしまうのだった。キムは車に乗り逃げ出すが、一味の1人をひき殺すが車が動かなくなり、車を乗り捨て助けを求めるのだった。同じようにタイヤを撃たれ立ち往生していた女性に助けを求めるのだった。その女性はキムの財布を万引きした女性だった、、。

 □■□少しだけネタバレしています!!□■□
 今作を観ようと思っている映画ファンは、観てから読んで下さい!
 
 ■感想■
 今年は前半記事の更新けっこうしていたんですけど、止まっちゃいました、、、。
 以前に観た作品を記事にします!

 「人間狩り」をテーマにしたスペインのサスペンス映画。

 今作も2009年頃に観ていたのに記事にしていませんでした、、、。
 全然記事にしていないですねー。
 
 「人間狩り」をテーマにした作品って、たまに公開されるんですけど、人気あるんでしょうか??
  自分は、こういう”最も危険なゲーム”系な人間狩り映画、けっこう好きなんです!!
 
 今作は、2007年のスペイン映画で、ギャビン・ライアルの「最も危険なゲーム」のような名作系でなく、いつものB級アクション映画ですが、、。


 軽い気持ちでポップコーンでも食べながら観るのにちょうど良いランニングタイム85分!
 しかも、どちらかといえば好きなスペイン映画!
 日本版タイトルの”マンハンティング”で、ほとんどネタバレです。ネタバレしちゃってるので、主人公キムのガソリンスタンドのシーンとか必要??と思ってしまうかも、、。 


 途中で、早々に警官が助けに来るので、
 こういう作品を、たくさん観ている自分は当然のように
 「この警官コンビは人間狩りグループに仲間に違いない!!」
 と思って観ていると、、、。
 「あれれ、違った、、。警官撃たれちゃった、、」

 主人公とヒロインと生き残った警官が逃げることに、、、。
 この展開、けっこう好き!!
 と、思っていると、主人公の行動や、犯人の正体とかかなり驚きの展開(イヤな意味で、、)

 主人公のキムですが、万引き女ベアを置いてっちゃいます、、。
 「えー、、まさか??」
 犯人の正体は、もっと、イヤーな正体。

 監督のゴンサーロ・ロペス=ガイェゴは『アポロ18』(2011年)、『オープン・グレイヴ 感染』(2013年)、『エッジ・オブ・バイオレンス』(2016年)、『バックドラフト2 ファイア・チェイサー』(2019年)の監督です。
 全然、チェックしていたワケではないですが、なぜか偶然、観ています、、。
 調べたら、日本で公開されている作品だと、2010年の『オープン・ウォーター 第3の恐怖』だけ未見でした。

 基本的に、サスペンス映画が得意なんでしょうか?
 次からは、チェックして観るようにします。

 サスペンス映画度     ★★★
 犯人の正体がいやな感じ度 ★★★★
 爽快感度         ★ 

 

 

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『ルーザー』 TVムービー、サスペンス

2021-05-18 21:09:50 | サスペンス

ルーザー
DON'T LOOK BACK(1996年アメリカ)
 監督:ジョフ・マーフィ
 脚本:ビリー・ボブ・ソーントン
    トム・エッパーソン
 原案:ビリー・ボブ・ソーントン
    トム・エッパーソン
    ウィリアム・ペトロウィッチ
 出演:エリック・ストルツ
    ジョン・コーベット
    ビリー・ボブ・ソーントン
    アナベス・ギッシュ
    ドワイト・ヨーカム
    アマンダ・プラマー
    R・G・アームストロング

 ■ストーリー■
 ヤク中のジェシーは、ハリウッドでうだつの上がらない生活をしていたが、ある日、麻薬にまつわる事件現場に遭遇し、スキをみて現場にあった現金をネコババして逃走するのだった。現場から逃走するときにホームレスがジェシーの名前を呼んだことで名前がばれてしまうのだった。危険を感じたジェシーは田舎のテキサスへと帰るのだった。一方、現金を奪われたギャングたちは、ジェシーを探しまわるのだった。

 ■感想■ 
 エリック・ストルツ主演の1996年のサスペンス映画。
 正確には劇場作品でなくTVムービーです。
 監督は『ヤングガン2』(1990年)、『フリージャック』(1992年)、『ラスト・アウトロー』(1993年)、『暴走特急』(1995年)、『ダンテズ・ピーク』(1997年)、『フォートレス2』(1999年)と続編を監督することが多いジェフ・マーフィ。

 このころのレンタルビデオで観た作品は、まだネット情報が全然なくて、パッケージの情報だけで選ぶしかなく、ほとんど毎回チャレンジでした。
 今みたいにその作品に対する情報があふれてても、4,5本借りてきて面白いのが2本もあったら、すごく率が良かった~とか思っちゃうのに、当時は借りてくる作品のうち、ほとんどが「借りてきて失敗した―」と思うような作品でした。
 

 基本、今でも観ようと思っている作品の情報はなるべく入れないようにしてるんですが、それでも少しはどんな作品か情報がいつのまにか目に入ってきちゃいますからねー、、。

  サスペンス映画が1番、当たりハズレが多いジャンルです。
 今作も、TVムービーってことを知らずに借りてきて観たので、少しだけ想像と違ってました、、、。

 とにかく普通の作品でした。
 組織のビリー・ボブ・ソーントンのキャラクターが目立ってるくらいですが、原案&脚本で参加してるから当たり前と言えば、当たり前なんですが、、、。

 今作はネットで検索しても、単純なタイトルのせいか、なかなか出てこないみたいです。実際、可もなく不可もなくって感じの作品っていうこともあるんですが、エリック・ストルツが出演してるのでもう少しネットに記事があるかなぁとか思ったんですが、、。

 TVムービー度  ★★★★          
 サスペンス度  ★★
 普通度     ★★★★
 
 1990年代のTVムービーとしては、ほんとうに普通の作品としか言いようのない感じの作品でした。

 TVムービーでも劇場作品よりも面白いミステリー作品『解剖室殺人事件』(VHSソフト題:『キルジョイ』)(1981年)みたいな大傑作もあるから観なくてはと思い観たのですが、、、。
 特にこれと言って書くことが無い、、。

 エリック・ストルツのファン以外は特に観なくても良いのでしょうか??

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『アンコントロール』

2021-05-10 22:20:02 | サスペンス

アンコントロール
SHORTA(2020年デンマーク)
 監督:フレデリック・ルイ・ヴィー
    アンデルス・ウールホルム
 脚本:アンデルス・ウールホルム
    フレデリック・ルイ・ヴィー
 原案:アンデルス・ウールホルム
 出演:ヤコブ・ローマン
    シモン・セアルス
    タレク・ザヤット

 ■ストーリー■
 ”SHORTA”とはアラビア語で警察の意味。
 時速200キロで走っていて逮捕されたタリーブ・ビン・ハッシが逮捕後、病院のICUに運ばれたことをきっかけに移民たちが抗議活動を行っていた。制服警官のイェンスは、上司からマイクと組んでパトロールを行うよう指示されるのだった。マイクは高圧的な警官で行動を抑制するよう言われるのだった。ミーティングでは移民の多い地区でタリーブの出身のスヴェルガルデンには入るなと言われるのだった。
 地元ギャングの乗る車を発見、追跡してスヴェルガルデンまで入ってしまうのだった。その場は何もなくパトロールを続けるイェンスとマイクだったが、マイクがアモス・シャル・アーミという若者を不審に思い職務質問をするのだった。過激なやり方で職務質問をした2人の警官のパトカーのフロントウィンドウに物が投げつけられるのだった。2人はアモスを捕え連行しようとするが、そのとき、無線でタリーブが病院で死んだと連絡が入るのだった。
 町では、住民が暴徒と化しパトカーを襲撃、2人はアモスを連れ近くのビルに逃げ込むのだった、、。

 ■感想■
 警官の起こした暴力事件が原因で発生した暴動の中に取り残された制服警官を描くデンマークのサスペンス映画。
 ランニングタイム108分と、今作の地味な内容を考えると少しだけ長めの作品ですが、中盤だれることもなく緊張しっぱなしの108分間を味わうことができます!!

 傑作!
 同じくデンマーク映画で、警察(緊急通報指令室)にかかってきた電話のやりとりだけで1本の作品にしちゃったサスペンス映画の傑作がありましたけど、映画のタイプは全然違うものの今作もおなじくらい面白い!!
 とにかく面白い!!


 デンマークのアカデミー賞と言われるロバート賞で11部門ノミネートされ2部門受賞しています。
 その他の映画祭で受賞やノミネートされています。主な受賞歴とノミネートをあげると、、
 
【デニッシュ・フィルム・アワード(ロバート)】2021年
 音響賞、助演女優賞(オズレム・サグランマック) 受賞。
 作品賞、VFX賞、オリジナル音楽賞、主演男優賞(ヤコブ・ローマン)、編集賞、撮影賞、脚本賞、美術賞、メイクアップ賞 ノミネート。 
【グラスゴーフィルムフェスティバル】2021年
 観客賞 ノミネート。
【ボディル賞(デンマーク映画批評家協会アワード)】2021年
 監督賞、作品賞、俳優賞(ヤコブ・ローマン、シモン・セアルス) ノミネート。
【釜山国際映画祭】2020年
 海外映画作品賞 ノミネート。
【カイロ国際映画祭】2020年 エジプト
 監督賞(ブロンズピラミッド賞)、作品賞(ゴールデンピラミッド賞) ノミネート。
【CPH PIX(デンマーク国際(フィクション)映画祭)】2020年 
 新しいデンマークの才能賞 ノミネート。
【マカオ国際映画祭】2020年
 監督賞 ノミネート。
【レザルク・ヨーロッパフィルムフェスティバル】2020年 フランス
 監督賞(シネヨーロッパアワード) 受賞。
 作品賞(クリスタルアロー賞) ノミネート。
【オルデンブルク映画祭】2020年 ドイツ
 作品賞 ノミネート。
【テッサロニキ映画祭】2020年 ギリシャ
 監督賞、国際コンペテイション 受賞。
 ゴールデンアレキサンダー賞(監督) ノミネート。
【ベネチア映画祭】2020年
 国際批評家週間(監督) ノミネート。
【チューリッヒ映画祭】2020年 スイス
 ゴールデンアイ賞(優秀国際長編映画) ノミネート。



 出演は『皆殺しのレクイエム』(2017年)、『ヴァルハラ 神々の戦い』(2019年)ヤコブ・ローマン。
 主人公は、移民に特に差別意識を持たない制服警官のイェンス。何か暴力的なパートナー、マイクと組むように署長から言われなんか事件が起きそうな気配!!映画なんで、もちろん事件が起きますけど、、、。

 でも、観ている間に、なんと、主人公が変わる??イェンスでなく、マイクに!!
 もともと、どちらが主人公ってコトはなかったんでしょうけど、映画が始まって中盤くらいまでは明らかにイェンスの目線で描かれてました、、。
 それが、離れ離れになったあたりから、、。
 「あれ、マイクのシーンが長いなぁ、、」
 と思って観ている間に、いつの間にかマイクに感情移入している自分が!!

  あまり言っちゃうと、面白さが半減しちゃうので、情報はあまりなく観た方がいいです。ってかなり上記のストーリーにかなり書いちゃいましたけど、、。映画が始まって40分くらいの内容書いちゃってます、、。すいません、、。
 デンマーク映画のエンターテイメント作品、面白すぎ!!

 良く考えると、主人公たちのことは描いていますけど、事件の大元になったタリーブの事件はなにも解決していないというリアルさ!!

 

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『デッド・フィッシュ』

2021-04-26 18:03:34 | サスペンス

デッド・フィッシュ
DEAD FISH(2004年イギリス、ドイツ)
 監督:チャーリー・スタドラー 
 脚本:アダム・クルートナー
    デイブ・ミッチェル
 原案:チャーリー・スタドラー
    トーマス・ガイガー
 出演:ゲイリー・オールドマン
    アンドリュー・リー=ポッツ
    エレナ・アナヤ
    ビリー・ゼイン
    テレンス・スタンプ
    ロバート・カーライル

 ■ストーリー■
 煮え切らない態度の恋人エイブに愛想をつかしたミミは、エイブから借りたケータイ電話を駅でひったくりに遭い、ひったくりを追いかける。ミミに追われたケータイ電話泥棒は、駅にいた殺し屋リンチになぎ倒されるのだった。リンチとミミが同じケータイを使っていたため、ケータイを取り違えてしまうのだった、、。

 ■感想■
 イギリスのコメディ調のサスペンス映画。
 2009年に観たのに、記事にしてませんでした、、、。観たのは2009年ですが、製作年度は2004年の作品です。5年間、公開(DVDスルーでも)されなかったのは、それなりだったから??
 でもゲイリー・オールドマンのファンは、すごく楽しめるかも??
 
 実は、ほとんど今作の記憶がない、、。タイトルくらいしか覚えていない、、。
 わずか11年前なのに、、。
  ほとんど笑えなかった気が、、。当時のノートと思い出しながら少し感想書きます、、。
 実は、ストーリーだけ下書きしていて、途中になっていたので記事にします。ストーリーや感想でおかしなところあったらすいません、、。

 殺し屋役のゲイリー・オールドマン、借金取りのロバート・カーライルとメジャーな俳優が出演していますが、主人公はアンドリュー・リー=ポッツ。
 いつものDVDのパッケージに騙されて借りて観ちゃいました、、。
 
  その他にはテレンス・スタンプ、ビリー・ゼインまで出演しています。2004年当時としてはこの出演者で劇場未公開なんで、絶対に何かあるはずと思わないと、、。

 ゲイリー・オールドマンが笑えないのに、歌うシーンがあったり、、。

 なんだかんだ色々あって、最後は一同集合してストーリーがつながるみたいな、当時流行したスタイルの作品です、、。

 アクション度 ★
 サスペンス度 ★
 コメディ度  ★★★(コメディ度高いですが笑えるって意味でないです) 

 

 

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『フレディ/エディ』

2021-04-16 23:00:38 | サスペンス

フレディ/エディ
FREDDY/EDDY(2016年ドイツ)
 監督:ティニ・トゥルマン
 脚本:ティニ・トゥルマン
 出演:フェリックス・シェーファー
    ジェシカ・シュヴァルツ
    ブルクハルト・クラウスナー
    ロバート・スタッドローバー
    カタリーナ・シュットラー

 ■ストーリー■
 画家のフレディ・イェリクは妻の浮気現場を目撃し、浮気相手に暴力をふるって傷害罪で捕えられてしまう。賠償金で逮捕は免れるが、フレディにはその記憶がなかった。妻には離婚され、息子の親権は妻のものに。
 隣に越してきたパウラとミツイの親子と仲良くなり始めるが、そんなフレディの前に、子どものころの想像上の友人のエディが現れるのだった。フレディは、自分とうり二つのエディと打ち解けるのだが、フレディの身の回りでおかしなことが起き始めるのだった。クレジットカードが使えなくなっていて銀行に問い合わせると、フレディ自身が解約したというのだ。フレディはエディの話をするが、精神分析医や弟ダーヴィットはその存在を信じようとせず、二重人格で別の人格を作り出していると判断するのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□
 ネタバレしたら全然面白くないので、観てから読んで下さい!
 また、今作を面白いと思った方も読まないで下さい。
 

 ■感想■
 GEO先行レンタルのドイツのサスペンス映画。
 BS放送のWOWOWでも、放送されたことがあるらしいです。

 ランニングタイム95分なのに、、、すごーく長く感じちゃいました。
 自分が嫌いな、いつもの双子ネタ、、、、。
 でも、もしかすると、主人公が勝手に別の人格を作りだしたのかも??と思わせてくれるものの、ストーリーの流れから見てどう考えても双子??

 実は主人公は死んでいた!
 実は夢(幻覚)だった!
 実は双子だった!
 
 このオチはやめてーッ!

 まぁ、今作の場合、双子か二重人格か、どちらかかってコトなんで、実は双子でしたのオチの作品ではないですが、、、。

 実は双子でした!のオチの作品を観たことがなければ、結構面白く観れるかも??

 今作の双子のエディですが、サイコ野郎ですが、フレディが精神分析医の面談している日にミツイに手を出して、すぐもう1人そっくりさんがいることが警察にすぐにばれちゃいます、、。ここまで完璧までに計画を実行してきたのに、、なぜ??
 ドイツの警察も優秀なのか、違うのか良く分からない??
 あと、研修医をしているフレディの弟のダーヴィットですが、なぜサイコチックな双子がいることが分かっているのに、電話で待ち合わせて家に行っちゃう??
 家にいるのがフレディか、エディか分からないのに、、、。まずは警察や弁護士に連絡するのが先なのでは??エディが家に帰って来るかも??という考えはなかったんでしょうか??
 ダーヴィットが、チャック・ノリスやドルフ・ラングレンだったら、無防備で家に行っても良いですけど、、。

 自分はダメダメでしょたけど、実は映画祭で受賞したりノミネートされたりしています。

【アクトン・ベルリン】2017年 ドイツ
 監督賞、製作賞 受賞
【オースティン映画祭】2017年 アメリカ
 長編作品賞、脚本賞 受賞
【ファンタスポア国際ファンタスティック映画祭】2017年 ブラジル
 作品賞、監督賞、主演男優賞(フェリックス・シェーファー)、主演女優賞(ジェシカ・シュヴァルツ) ノミネート
【キノフェスト・リューネン】2016年 ドイツ
 最優秀長編作品賞 受賞
【ホーフ国際映画祭】2016年
 監督デヴュー作品賞 受賞

 ドイツをはじめ、色んな国で賞を獲ってます、、。一般的には評価されてるんですねー。自分にとっては普通でしたが、、、。
 自分は、双子オチっていうだけで、評価がマイナス30点!なんで、、、。

 

 

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『バイドーン 真夜中の来訪者』

2021-04-13 22:17:43 | サスペンス

バイドーン 真夜中の来訪者
BY DAWN(2019年アメリカ)
 監督:セバスティアン・ベイジル
    マイケル・ガルヴァン
 脚本:セバスティアン・ベイジル
 出演:ジェイソン・カウフマン
    タラ・ウェストウッド
    ダナ・メラニー
    ダニエル・コルヴァン
    ナラダ・キャンベル

 ■ストーリー■
 ニューヨークに住む元海兵隊のケネス・ペックはイラクで敵に捕らわれて拷問をうけPTSDに陥っていた。帰国後は妻キャスリーンと3人の子どもと生活していた。長女のカイリーは彼氏ライアンを部屋に連れ込みイチャイチャ。
 翌朝、空に謎の黒い雲が大都市を覆っていた。TVのニュース番組では、NASAの専門家が、黒い雲は正体はDIDと呼ばれるエイリアンの乗り物で、明日までには対処するので、市民は戸締りをして家にいるようにと伝えるのだった。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 家の中だけで描かれる侵略Sci-Fi映画、、、。と思っていたら
 な、な、なんと、禁断の夢オチ!!
 夢ではなく幻覚ですが、、、。

 ランニングタイム81分と短めの作品だからと言って、幻覚オチなんて、、。
 許されないのでは??
 
 主人公の周りで奇妙なことが起きるけど、実は主人公は死んでましたオチ。
 主人公は身に覚えがないのに、みんながやったという双子だったオチ。
 実は夢でしたの夢オチ。
 
 もう、この3つ、本当にやめて!!
 やめてー。
 本当にやめてー。

 夢オチ系でも、ウンベルト・レンツィ監督のゾンビ映画『ナイトメア・シティ』(1980年)とか、ブライアン・デ・パルマ監督のサスペンス映画『ファムファタール』(2002年)くらい面白かったら全然OKですけど、中途半端な作品の夢オチ、、やめて、、。

 捕虜になったときのことでPTSDを抱える主人公が、娘が海兵隊に入ると言うことを反対する家族のドラマとか、丁寧に描いているのに、実は幻覚でした、、なんて。
   
 幻覚だから良いんですけど、エイリアンが家までやってきて、決戦だとか言ってショットガン数発撃ったらあきらめちゃうって、、、。
 当たったかどうかもわからない、、超低予算映画、、。
 制作費知りたいです。
 ロケは誰かの家としても、俳優のギャラがあるので、100万ドルはかかっているんでしょうか??

 81分なのに、すごーく疲れちゃいました、、。

 ■日本語吹替キャスト■
 ケネス    :木内 太郎    キャスリーン:木村 陽子
 カイリー   :末崎 文子    ライアン  :藤井 雄基
 ジマーマン博士:佐田 直啓    キース   :永井 太郎
 ケイティ   :結瀬 あやの   ケラン   :伊津美 志の

 

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『レディ・オア・ノット』 こんなゲーム、イヤーー。

2021-03-12 23:29:06 | サスペンス

レディ・オア・ノット
READY OR NOT(2019年アメリカ)
 監督:マット・ベティネッリ=オルピン
    タイラー・ジレット
 脚本:ガイ・ビューシック
    R・クリストファー・マーフィー
 出演:サマラ・ウィーヴィング
    アダム・ブロディ
    マーク・オブライエン
    ヘンリー・ツェーニー
    メラニー・スクロファーノ

 ■ストーリー■
 グレースは富豪の息子アレックス・ル・ドマスと結婚する。ル・ドマス家には家族が増えたときの儀式があることを知るのだった。その儀式とはゲームに参加することだった。ゲームで富を築いたル・ドマス家では、ゲームに参加することに意義があると夫のアレックスに言われグレースは参加するのだった。
 グレースはくじ引きで”かくれんぼ”をひくのだった。新メンバーのグレースがかくれることになり、夜明けまで逃げれたら勝ちというルールが説明され、ゲームが始まるのだが、、、。

 ■感想■
 金持ちの家庭に嫁いだ女性の恐怖の体験を描くサスペンス映画。
 サスペンス映画で1つのジャンルになっている「人間狩り」をテーマにした作品です。

 TSUTAYAでは置いてなく、GEO先行レンタル作品です。
 GEOがない地区はどうするの??
 こういうTSUTAYA先行レンタルとか、GEO先行レンタルとかはやめて欲しいです。レンタルショップがそこら中にあった時代は良いですけど、今やレンタルショップが激減しているのに、こういう借りる人間無視みたいのは、、、、。

 電車で駅をいくつも乗り継いで借りに行かないといけなくなってしまう、、。

 まぁ、普通の作品でも、品ぞろえが良くなくて2~3店舗行かないと借りたい作品が観れないなんてコトは当たり前なんですが、、、。

 配信で観るか、購入すれば良いってコトなんでしょう。。

 いつも通り、作品に関係ないことばかり書いて字数かせぎ??状態に、、。

 面白いです!
 すごーく面白いです!
 ディズニー映画なんで期待していなかったですけど、すごーく面白かったです。
 

 こういう面白い作品は1人でも多くのエンターテイメント映画ファンに観て欲しい!!
 エンターテイメントのジャンルですが、サスペンス映画ファンというか、ホラー映画ファンというか、そういうジャンㇽが好きな映画ファンっていうことですが。

 今作はGEO先行リリースでレンタル開始なんですが、GEOが近所になかったらどうするの?? 


 偶然、かくれんぼのゲームを選んでしまい、人間狩りをするコトになってしまった家族たちと、ヒロイン。追う方も追われる方も、慣れていないのでドタバタ、、。笑えるって意味でなく、マジメなシーンです。

 新しい家族が増えたときにする、すべてのゲームでなく、かくれんぼのみこの物騒なルールがあるようで、みんな不慣れです。
 ヒロインが、アダム・ウィンガード監督の『サプライズ』(2011年)みたいだと作品の印象もずいぶん違うのですが、そんなこともなくごくごく普通の人っていう設定です。

 そんなかくれんぼしなくても良いと思うのですが、家族の方は、ゲームに勝たないと死んじゃうと思い込んでます、、。
 「えっ、なぜ??」
 先祖からの言い伝えなんでしょが、現代にそんなコト信じちゃって、、。
 なので、常識がある結婚相手の義兄は、積極的ではないにしろ何度もヒロインを助けてくれます、、、。
 
 こういうノホホンとした(自分的にはですが)サスペンス映画は地上波で放映してくれると良いんですけどね、、、。ゴールデンタイムに放映したら、多分クレームが来ると思いますが、、、。

配信もリンクしておきます。

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『ウィッシュ・ルーム』

2021-03-04 00:33:04 | サスペンス

ウィッシュ・ルーム
THE ROOM(2019年フランス、ベルギー、ルクセンブルグ)
 監督:クリスチャン・ヴォルクマン
 脚本:クリスチャン・ヴォルクマン
    エリック・フォレスティエ
 アイデア:クリスチャン・ヴォルクマン
 協力:ガイア・ガスティ
    サブリナ・カリーヌ(サブリナ・B・カリーヌ)
    ヴァンサン・レヴェリック
 脚色:エリック・フォレスティエ
 出演:オルガ・キュリレンコ
    ケヴィン・ヤンセンス
    ジョシュア・ウィルソン
    ジョン・フランダース
    フランシス・チャップマン

 ■ストーリー■
 ロシア語の翻訳家ケイトとマットの夫婦は郊外の家に引っ越してくる。マットは、この家で木の鍵と、その鍵で扉が開く不思議な部屋を発見する。
 やってきた電気屋がこの屋敷に住む人間が現れるとは思わなかったと言われるのだった。この屋敷では、かつて殺人事件が起きていたのだ。調べると45年前にダーラム近郊で発見されたポール・シェーファーとマデレンの夫婦が殺され血の館と呼ばれる家だったことが分かる。また、逮捕された容疑者は身元不明(「ジョン・ドゥ)のままだった。
 マットはその後、発見した部屋では、望んだものが手に入ることに気づくのだった。ケイトとマットは大喜びする。
 子どもが欲しいと言うマットに対して、流産しているケイトは子どもを作ることを嫌がり、その部屋で子どもが欲しいと願ってしまうのだった、、、。


 ■感想■
 オルガ・キュリレンコ出演のフランス、ベルギー、ルクセンブルグのサスペンス映画。
 アメリカ映画かイギリス映画だと勝手に思っていたら、雰囲気が違うので、調べたら違ってました。

 何でも願いのかなう部屋が存在する屋敷に移り住んだ夫婦の恐怖体験を描いています。
 サスペンス映画というより、ホラー映画の方が正しいかも??

 町とか、社会を巻き込む大きな事件にならず家族の恐怖体験を描いてこじんまりとした世界で映画は進んでいきます。

 またまた、オルガ・キュリレンコ主演。
 本当に、オルガ・キュリレンコ出演作、良く観てます、、。
 今作は日本語吹替なしですが、もし吹替え版作成するなら、吹替は佐古真弓さん、小松由佳さん、下山田彩華さんあたりでしょうか??

 映画的にいうと、願いがかなう部屋が出てきた段階で悲劇になるパターンですよねー。これがコメディ映画だったらハッピーエンディングになるんでしょうが、、。

 でも、人間って、そう思わなくてもつい願いごとすることってないですか??
 まぁ、あの部屋に入らなければ良いだけのコトですけど、、、、。
 

 良く考えたら、食事を毎回願ったら、食費がかからないってコトでかなり節約に、、、。おウチご飯になっちゃいますけど、、。
 食事だけでなく、お茶もアルコールも、生活用品の色々なもの、、トイレの除菌シートに、トイレットペーパーに、歯磨きに、歯ブラシに、、、。

 生活必需品とか願うだけで手に入るから生活費がかなり楽になっちゃいますね、、、。ちりも積もればかなりの金額に、、、(食費やアルコール代はメチャクチャ大きいですけど、、)

 

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『バレンタイン』

2021-02-14 17:24:38 | サスペンス

バレンタイン
VALENTINE(2001年アメリカ)
 監督:ジェイミー・ブランクス
 脚本:アーロン・ハーバーツ
    ドナ・パワーズ
    ウェイン・パワーズ
    グレッチェン・J・バーグ
 原作:トム・サヴェージ(「愛をこめて、ヴァレンタイン」(ハヤカワ ミステリアスプレス文庫)
 出演:デニース・リチャーズ
    デヴィッド・ボレアナズ
    マーリー・シェルトン
    キャサリン・ハイグル
    ジェシカ・キャプショー

 ■ストーリー■
 ジェレミーがパーティーで女の子たちに声をかけ、ふられていたが、ドロシーとダンスをすることに成功する。しかし、ジェレミーとダンスしていることを周りに冷やかされドロシーは無理やり誘われたと言い訳してしまい、ジェレミーはみんなの前で裸にされてしまうのだった。
 13年後、医学生になったシェリーは、マスクをした不審者に遺体安置所に追いつめられ殺されてしまうのだった。シェリーの友人たちのペイジ、ケイト、ドロシー、リリーは葬儀で再会する。彼女たちに不気味なJメッセージカードが置かれていたのだが、、、。



 ■感想■ 
 トム・サヴェージ原作の小説の映画化作品。
 監督は『ルール』(1998年)、『ストライク・バック』(2007年)、『ロスト・ウィークエンド』(2008年)のジェイミー・ブランクス。

 トム・サヴェージは映画化できそうな作品を書いていますが、映画化されているのは本作のみのようです。映画化今作も原作とは設定が違うみたいですね。

 2月14日はヴァレンタインデーということで、『ヴァレンタイン』の記事を書きます。
 
 ホラー映画的に言うと1980年代は記念日という記念日は殺人鬼が暴れまわっていました、、、。最近は1980年代の作品のリメイクも多く2000年代もです、、、。

 ヴァレンタインデーは、今作と『血のバレンタイン』(1981年)、『ブラッディ・バレンタイン 3D』(2009年)
 4月1日は『エイプリル・フール』(『エイプリル・フール 鮮血の記念日』)(1986年)、『血のエイプリル・フール』(2008年)、『ブラッド・エイプリル・フール』(1985年)
 卒業パーティでは『プロムナイト』(1980年)、『プロム・ナイト』(2008年)
 日付以外でも、入寮式だと、『血塗られた入寮式 呪われた女子大生の謎』(1984年)。卒業式だと『鮮血!悪夢の卒業式』(1981年)、、、。

 なんで、こんなに殺人鬼が暴れまわっていたんでしょう??
 それは、こういう映画を観るファンが多かったからなんでしょうねぇ。
 
 今作は2000年代に作られたということで、スラッシャー映画というよりも、少しミステリー映画的な雰囲気もあり、それなりに楽しく観れます!!
 ティーン向けホラーとしては、十分すぎるほどの面白さ!!
 観た直後は、普通だったかな??くらいだったんですが、時間が経つと面白く感じる作品の1本です!!
 
 まぁ、本格的なミステリー映画と思わずポップコーンでも食べながら観ながら楽しく観た方が良いです!!
 この作品を観たミステリー映画ファンが、「全然ミステリー度が高くない!!」とか思ったら、すいません、、。

 

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『THE INFORMER 三秒間の死角』

2021-02-01 02:23:36 | サスペンス

THE INFORMER 三秒間の死角
THE INFORMER(2019年イギリス、アメリカ、カナダ)
 監督:アンドレア・ディ・ステファノ
 脚本:マット・クック
    ローワン・ジョフィ
    アンドレア・ディ・ステファノ
 原作:アンデシュ・ルースルンド「三秒間の死角」(角川文庫)
    ベリエ・ヘルストレム
 出演:ジョエル・キナマン
    ロザムンド・パイク
    コモン
    アナ・デ・アルマス
    クライヴ・オーウェン

 ■ストーリー■
 ピート・コズローはポーランド系の”将軍”リシャード・クメリックの麻薬組織の売人だがFBIの情報屋になっていた。6キロのフェンタニルを取引を行う予定だったが、取引相手がNY市警の潜入捜査官だったため取引は失敗、スタゼックにN潜入捜査官は殺されてしまうのだった。
 クメリックは、警官殺しは犯人が捕まるまで締め付けが厳しくなり麻薬の売買に影響が出てしまい、その埋め合わせに、ピートにベイル・ヒル刑務所に麻薬を持ち込み取り仕切るよう指示するのだった。一方、FBIはピートに将軍の言う通りベイル・ヒル刑務所で麻薬取引を行い、取引に関わった囚人と看守のリストを作成し、それを証拠に将軍を逮捕する計画を強要するのだった。

 ■感想■
 英国推理作家協会(CWA)賞受賞「三秒間の死角」(角川文庫)を映画化したサスペンス映画。原作はスウェーデン最優秀犯罪小説賞も受賞しています。

 原作は、グレーンズ警部シリーズの5作目です。舞台をアメリカのニューヨークにして映画化しています。
 今作ではコモンがNY市警の刑事グレンズを演じています。北欧ミステリはあんまり読んだコトがなくこのシリーズも未読なんですが、映画版とはどれくらい違うのでしょうか??

 映画としては、良く出来たサスペンス映画のお手本のような作品です。
 
 どこかで観たコトあるようなストーリーやシーン、登場人物ですが、面白いです!!
 面白いものは、既知感たっぷりでも面白いです!!

 豪華な出演陣、むだのないストーリー、クライマックスに向けての主人公どうなっちゃうの??のハラハラどきどき感、、、。
 もし、地上波の映画枠があるなら、ぜひ放映して欲しい作品です。
 でも、サスペンス映画ファンでない人には、前半部分が少しとっかかりにくいかも??
 中盤から、後半にかけては、このあとどうなっちゃうの??って早く先が知りたい!!って思っちゃう展開!!

 ところで、映画の事件の発端になるNY市警の潜入捜査官と取引したらどうなっちゃったんでしょう??もちろん逮捕はされるんでしょうが、こんな大事件にはならなかった気もするんですが、、、。
  
 刑務所に入るものの、他のグループに邪魔されて麻薬取引をするっていうことも全然成功していないし、あっという間に素性がばれて脱出劇に!!
 ストーリー的には少し弱い部分もありますけど、とにかく展開が早すぎ!

 サスペンス映画ですが、悩む時間もなく次から次へと展開していきます、、。
 ランニングタイム113分は少し短すぎなのでは??
 もう少しじっくりと描いて、あと、20分くらい長くても良かったのでは??
 原作は上下巻2冊ですからね、、、。 

 

配信もリンクしておきます。

 

グレーンズ警部シリーズ第1作。

 

 

 

 

 

 

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『インターセクション』

2021-01-21 00:06:08 | サスペンス

インターセクション
INTERSECTIONS(2013年フランス)
 監督:デヴィッド・マルコーニ
 脚本:デヴィッド・マルコーニ
 出演:ロシュディ・ゼム
    ジェイミー・アレクサンダー
    フランコ・グリロ
    マリ=ジョゼ・クローズ
    ムーサ・マースクリ

 ■ストーリー■
 モロッコに新婚旅行にやってきたスコットとテイラー。しかし、テイラーは家を修理にやってきたトラヴィスと愛人関係にあり、共謀してスコットを砂漠の真ん中で殺そうとしていた。
 砂漠へのドライブ中に、トラヴィスが追跡、カーチェイスになり2台の車は大暴走!砂漠にいたバスと激突、大事故に!
 スコット、テイラー、トラヴィス、護送中の凶悪犯オマール、赤ん坊を連れた母親オードリー、そしてバイクが壊れ砂漠を歩いてやってきた修理工サレイ、砂漠に取り残された6人は脱出できるのかな??

 ■感想■
 『ハーヴェスト 奪われた腎臓』(1993年)のデイッド・マルコーニが脚本&監督のサスペンス映画。
 制作リュック・ベッソンなので、けっこう大味な感じの作品なのかな??と思って観ないでいたら、あっという間に6年、、、。

 そうこうしているうちに、昨年2020年11月にTV東京「午後のロードショー」で放送したので、録画してやっと観ることが出来ました。

 面白かったです。地上波で普通に放送しているのを観たら十分楽しめる面白さです!!
 わざわざ借りてきたりしても、まとめ借りの本数合わせだったら、十分面白いです。
 出てくる登場人物たちが、みんな少しづつイヤなヤツというのもけっこう珍しい、、、。こういうサバイバル物だと、生き残って欲しいとか思わせて観客にハラハラドキドキさせるのが普通なのに、全員嫌なヤツなんで、どうでもいいやと思わせちゃうという感じに、、、。
 ストーリーや、登場人物たちの設定にもう少しヒネリがあるのかな??と思ったらドンデン返しは特に用意してなかったです、、。

 あっという間に、車も修理してさっさと砂漠を脱出しちゃいます、、、。

 「え、早すぎ、、、。」

 砂漠の水がないとか、日差しが強いとかは関係なく、怖いのは凶悪犯でした、、、。

 砂漠のサバイバル度  ★★
 凶悪犯が最も番怖い度 ★★★
 ドンデン返し度    ★
 リュック・ベッソン度 ★
 サスペンス映画度   ★★★

 ところで、今作に主人公(かと思ったら、そうでもない)でフランク・グリロが出演してましたが、最近観る機会が多いです、、。少し前に記事にした『ブラック アンド ブルー』(2019年)や、一昨日記事にした『バッド・チェイサー』(2015年)にも出演していました。

 

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『バッド・チェイサー』

2021-01-18 02:09:27 | サスペンス

バッド・チェイサー
THE BIG SKY(2015年アメリカ)
 監督:ホルヘ・ミッチェル・グラウ
 脚本:エヴァン・M・ウィナー
 出演:ベラ・ソーン
    キーラ・セジウィック
    フランク・グリロ
    アーロン・トヴェイト
    フランソワ・アルノー

 ■ストーリー■ 
 ヘイゼルは広場恐怖症を抱え自宅の部屋に閉じこもって引きこもり母親のディーと生活していた。ヘイゼルが18歳になり別れた夫からの援助を打ち切られ、ヘイゼルを砂漠にある精神科の施設に連れて行くことにするのだった。
 ディーは、他の3人の患者とともに、ヘイゼルが恐怖を感じないよう箱に入れて施設へ向かうのだが、途中、砂漠地帯で2人の男に待ち伏せされ襲撃されるのだった。
 運転手と他の患者2人は死亡、残った患者ヴィッキーが連れ去られるのだった。犯人の2人組は、撃ったディーは死んだと思い、ヘイゼルの存在に気づかなかったため、そのまま逃走していた。
 騒ぎが収まったあと、ヘイゼルは箱から出て瀕死の母親を発見、助けを求めるため、顔を隠し地面に集中し1歩づつ近くの居留地目指すのだった。一方、犯人2人組は車の中にいたヘイゼルの存在に気がつき



 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 広場恐怖症のヒロインの活躍を描くサスペンス映画。
 
 Z級映画とか地雷映画のような気がしたものの好きそうなジャンルの映画だったのでレンタル。
 
 何もチェックしないで観たら、監督はホルヘ・ミッチェル・グラウでした。
 『猟奇的な家族』(2010年)、『ABC・オブ・デス』(2012年)、『肉』(2013年)、『メキシコ・オブ・デス』(2014年)等々の監督です。。
 あとは、日本未公開のコロンビア、スペイン映画『ヒドゥン・フェイス』(2011年)のリメイク”Perdida”(2019年)を監督しています。

 突っ込みどころもありますが、ごくごく普通のサスペンス映画でした。

 広場恐怖症を抱えながら助けを求めて砂漠を進んでいくヒロインと、その存在に気づいた犯人2人組の逃走と追跡を描く映画かと思いきや、、、、そうなっていない、、、。

 「えっ、なんで??」

 
 まずは、撃たれた母親の止血ですが、何とかしないと出血多量で死んじゃうのでは??
 ヒロインのヘイゼルが出来なきゃ、母親が自分でするとかしないと、、、。

 あと、死んだふりしていた母親のディーが頭が不自由な犯人弟に銃を向けますが普通は撃っちゃうでしょ、、、。
 結局、数時間手を上げさせたまま、、、。えッお互い体力ありすぎ。
 
 ヒロインのディーは居留地に向かう途中でなぜかサイコ野郎と出会ったり、、。
 そのサイコ野郎から逃げる途中で倒れ、次のシーン(意識朦朧のつなぎのシーンはでてくるものの)では、悲鳴を聞きつけ親切な夫婦に助けられている、、、??
 このシーンの流れは、『スウォーム』冷凍室に閉じ込められた絶体絶命のシーンのはずが、気づいたら病院のベッドにいるキャサリン・ロスを彷彿とさせてくれます、、、。

 その後は、アッという間にクライマックスになっちゃいます。
 親切な夫婦と、犯人2人組とそのボスと銃撃戦になって、終了って、、、。そこまでのダラダラな展開がウソのように気づいたら終わっちゃうます。

 ヒロインはなぜか連れ去られたヴィッキーがトランクにいたこと気づきます、、。なぜ??

 

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