『サーティーンXIII』
XIII(2008年フランス、カナダ)
監督 デュエイン・クラーク
脚本 デビッド・ウォルコヴ
フィリッペ・リオン
原作 ウィリアム・ヴァンス
ジーン・バナーム
出演 スティーヴン・ドーフ
ヴァル・キルマー
カテリーナ・ムリノ
テッド・アサートン
グレッグ・ブリック
ルシンダ・デイビス
ステーヴン・マクハティ
■ストーリー■
ノースカロライナ州ローリーで、演説中の女性大統領が狙撃され暗殺されるのだった。狙撃したスナイパーは逃亡中に襲われるが反撃の末、危機を脱し逃走するのだった。
大統領暗殺事件の報道で沸く中、ある山中で老夫婦が高い木にパラシュートで吊るされた1人の男を発見するのだった。その男はケガをしており記憶を失っていた。記憶の無いその男の胸には「XⅢ」のタトゥーがほどこされているのだった。
その男はパソコンで「XⅢ」を探るが、それが敵に知られ、ある夜、老夫婦の住む家に特殊部隊が襲ってくるのだった。
■感想■
フランス、カナダ製のTVムービー。
原作はフランス、ベルギーのグラフィックノベル。
日本では2009年3月に「スターチャンネル」で放映されたようです。
記憶喪失になった凄腕のエージェントが、記憶回復を図りながら、迫り来る敵を迎え撃つって、まさにマット・デイモン主演の『ボーン・アイデンティティー』(2002年)
って思って観ていたら、実は今作の予告を観たら、宣伝の中ですでに
「ボーン・アイデンティテー」
「ボーン・スプレマシー」
「ボーン・アルティメイタム」
+
「24(トゥエンティーフォー)」
みたいな感じで宣伝されてました。もう観せる前から、そういうことを謳い文句にしてるのね…。
それにしても1エピソード90分の2話のミニシリーズなんでしょうけど、フランス、カナダってエンターテイメント作品を制作してますね。日本は特別ドラマとかって言うと、昔のマジメな日本映画のリメイクだったりしますもんね。
先般もドラマでリメイクで「黒部の太陽」放送してました。あとは、観たあとに何も残らない松本清張原作のドラマも多いですしね。もう何回目のドラマ化??って思っちゃいます。
たまには、失敗しても良いから、こういうエンターテイメント系の作品制作でもしてみりゃ良いのに。でも、日本じゃ、こういう作品じゃ企画が通らないんでしょうね。こういうエンターテイメント作品でもマジメに作れちゃうフランス、カナダが羨ましい!!
今作のDVDなんですけど、日本語吹替え音源がついていないんですよね!!こういうエンターテイメント作品こそ
日本語吹替え付きで発売して欲しい!!
日本語吹替え付きで発売だったら、もう少し評価が高くなるのに…。
ところで、日本でDVD化された版がオリジナル版なんでしょうけど、海外版のDVDは120分版と90分版があるようですね。
さすがに180分の作品を90分にしちゃうのは問題ありですけど、さすがに180分は長すぎかも??120分でも短くしすぎかもしれないですけど140分くらいにしたらテンポが良くなって、もう少し面白くなりそうなのにね。
アメリカのTVのミニシリーズだと、海外輸出用に良く劇場公開版用にカット&編集されることがありますけど、今作の120分版はどういう位置つけなんでしょうね??
最後の方で、突然、日本が出てきますけど、なぜ??なぜ??なぜ??『バイオハザードIII』(2007年)の影響でもあるまいし・・・。実際は日本でロケしてないでしょうしね。
続くっていう感じのラストも、原作が続いているからしょうがないですよね。う~ん、続きがあったら観てみたい。 60点
サーティーン/XIII [DVD]NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)このアイテムの詳細を見る |