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『サーティーンXIII』サーティーン・アイデンティティー

2009-10-04 12:58:40 | アクション

サーティーンXIII
XIII(2008年フランス、カナダ)
 監督          デュエイン・クラーク
 脚本          デビッド・ウォルコヴ
              フィリッペ・リオン
 原作          ウィリアム・ヴァンス
              ジーン・バナーム
 出演          スティーヴン・ドーフ
              ヴァル・キルマー
              カテリーナ・ムリノ
              テッド・アサートン
              グレッグ・ブリック
              ルシンダ・デイビス
              ステーヴン・マクハティ

 ■ストーリー■
 ノースカロライナ州ローリーで、演説中の女性大統領が狙撃され暗殺されるのだった。狙撃したスナイパーは逃亡中に襲われるが反撃の末、危機を脱し逃走するのだった。
 大統領暗殺事件の報道で沸く中、ある山中で老夫婦が高い木にパラシュートで吊るされた1人の男を発見するのだった。その男はケガをしており記憶を失っていた。記憶の無いその男の胸には「XⅢ」のタトゥーがほどこされているのだった。
 その男はパソコンで「XⅢ」を探るが、それが敵に知られ、ある夜、老夫婦の住む家に特殊部隊が襲ってくるのだった。

 ■感想■
 フランス、カナダ製のTVムービー。
 原作はフランス、ベルギーのグラフィックノベル。
 日本では2009年3月に「スターチャンネル」で放映されたようです。

 記憶喪失になった凄腕のエージェントが、記憶回復を図りながら、迫り来る敵を迎え撃つって、まさにマット・デイモン主演の『ボーン・アイデンティティー』(2002年)

 って思って観ていたら、実は今作の予告を観たら、宣伝の中ですでに

 「ボーン・アイデンティテー」
 「ボーン・スプレマシー」
 「ボーン・アルティメイタム」
       +
 「24(トゥエンティーフォー)」

 みたいな感じで宣伝されてました。もう観せる前から、そういうことを謳い文句にしてるのね…。

 それにしても1エピソード90分の2話のミニシリーズなんでしょうけど、フランス、カナダってエンターテイメント作品を制作してますね。日本は特別ドラマとかって言うと、昔のマジメな日本映画のリメイクだったりしますもんね。
 先般もドラマでリメイクで「黒部の太陽」放送してました。あとは、観たあとに何も残らない松本清張原作のドラマも多いですしね。もう何回目のドラマ化??って思っちゃいます。

 たまには、失敗しても良いから、こういうエンターテイメント系の作品制作でもしてみりゃ良いのに。でも、日本じゃ、こういう作品じゃ企画が通らないんでしょうね。こういうエンターテイメント作品でもマジメに作れちゃうフランス、カナダが羨ましい!!

 今作のDVDなんですけど、日本語吹替え音源がついていないんですよね!!こういうエンターテイメント作品こそ
 日本語吹替え付きで発売して欲しい!!
 日本語吹替え付きで発売だったら、もう少し評価が高くなるのに…。

 ところで、日本でDVD化された版がオリジナル版なんでしょうけど、海外版のDVDは120分版と90分版があるようですね。
 さすがに180分の作品を90分にしちゃうのは問題ありですけど、さすがに180分は長すぎかも??120分でも短くしすぎかもしれないですけど140分くらいにしたらテンポが良くなって、もう少し面白くなりそうなのにね。
 アメリカのTVのミニシリーズだと、海外輸出用に良く劇場公開版用にカット&編集されることがありますけど、今作の120分版はどういう位置つけなんでしょうね??
 
 最後の方で、突然、日本が出てきますけど、なぜ??なぜ??なぜ??『バイオハザードIII』(2007年)の影響でもあるまいし・・・。実際は日本でロケしてないでしょうしね。

 続くっていう感じのラストも、原作が続いているからしょうがないですよね。う~ん、続きがあったら観てみたい。  60点

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