『プロテージ偽りの絆』
門徒 PROTEGE(2007年香港)
監督 イー・トンシン
脚本 イー・トンシン
出演 ダニエル・ウー、アンディ・ラウ、アニタ・ユン、ルイス・クー、チャン・チンチュー
■ストーリー■
麻薬組織のボス、クァンは身体を患い腹心の部下ニックに跡をゆずろうとしていた。しかし、ニックはクァンの組織に潜入した捜査官だった。そんなある日、ニックは向かいの部屋に住む母子と知り合うが、母親のフェンは麻薬中毒者だった。フェンは同じく麻薬中毒の夫の影響で麻薬を始めたと説明し、フェンにに同情したニックは2人の面倒を見始めるのだった。
■感想■
香港映画お得意の潜入捜査官物の犯罪物。
出演はダニエル・ウー、アンディ・ラウ、ルイス・クーと香港映画を代表する俳優たち。アニタ・ユンも組織のボス役のアンディ・ラウの妻の役で競演しています。
香港映画お得意の潜入捜査官物のエンターテイメント作品の装いをほどこしながら、イー・トンシン監督の作品らしく何の救いも無いストーリーが展開していきます。
潜入捜査官のダニエル・ウー。
組織のボス、アンディ・ラウ。
麻薬中毒の母親チャン・チンチュー。
同じく麻薬中毒のルイス・クー。
ダニエル・ウー以外はみんなそれなりの結末に!!ダニエル・ウーにしても潜入は続けるみたいだし、隣人の娘の面倒もみていくことになりそうだし。
麻薬に関わる人間には破滅しかない!みたいな展開ですもんね!
最近、リリースされる数の少なくなった香港映画のノワール物ですけど、こういうしっかりした作品を見せられると、「さすが香港映画!!」って思わずにはいられないです!!
メインの登場人物以外にも、自分の管轄の仕事しか考えていない刑事や、三角地帯で麻薬を作る麻薬王とか魅力的な人物が配され、ストーリーに厚みを持たせてあります。
その上、警察にガサ入れにあって、逃げ出そうとしてビルから落ちる組織の麻薬工場の人間の描写や、ナタで腕が切られる刑事の描写も容赦なく描かれていて迫力を出しています!!ごくごく普通にそういうシーンが描かれているところもすごいです!さすが香港映画!!
それにしてもアンディ・ラウも貫禄たっぷりに組織のボスを演じるようになっちゃいましたね。2004年の『ベルベット・レイン』でも組織のボス役を演じていたし、実際、1961年生まれですから製作年度の2007年ではもう46歳なんで年齢的にはボス役でも当然の年齢なんですけどね。
イー・トンシン監督の作品だと、『忘れえぬ想い』(03年)とかコメディタッチの『ぼくの最後の恋人』(05年)とかの方が好きなんですよね。恋愛映画だと爽やかな作品を撮るのに、それがノワール調の作品になると、今作をはじめ『ワンナイトインモンコック』(04年)、『新宿インシデント』(09年)と突然、救いの無い作品に!!
こんな犯罪物を堂々と作れる香港映画、素晴らしすぎ!日本映画もアイドル映画や難病物みたいな恋愛映画ばっかり作ってないで、アクション系の作品とかを作って欲しいですね。55点
門徒 PROTEGE(2007年香港)
監督 イー・トンシン
脚本 イー・トンシン
出演 ダニエル・ウー、アンディ・ラウ、アニタ・ユン、ルイス・クー、チャン・チンチュー
■ストーリー■
麻薬組織のボス、クァンは身体を患い腹心の部下ニックに跡をゆずろうとしていた。しかし、ニックはクァンの組織に潜入した捜査官だった。そんなある日、ニックは向かいの部屋に住む母子と知り合うが、母親のフェンは麻薬中毒者だった。フェンは同じく麻薬中毒の夫の影響で麻薬を始めたと説明し、フェンにに同情したニックは2人の面倒を見始めるのだった。
■感想■
香港映画お得意の潜入捜査官物の犯罪物。
出演はダニエル・ウー、アンディ・ラウ、ルイス・クーと香港映画を代表する俳優たち。アニタ・ユンも組織のボス役のアンディ・ラウの妻の役で競演しています。
香港映画お得意の潜入捜査官物のエンターテイメント作品の装いをほどこしながら、イー・トンシン監督の作品らしく何の救いも無いストーリーが展開していきます。
潜入捜査官のダニエル・ウー。
組織のボス、アンディ・ラウ。
麻薬中毒の母親チャン・チンチュー。
同じく麻薬中毒のルイス・クー。
ダニエル・ウー以外はみんなそれなりの結末に!!ダニエル・ウーにしても潜入は続けるみたいだし、隣人の娘の面倒もみていくことになりそうだし。
麻薬に関わる人間には破滅しかない!みたいな展開ですもんね!
最近、リリースされる数の少なくなった香港映画のノワール物ですけど、こういうしっかりした作品を見せられると、「さすが香港映画!!」って思わずにはいられないです!!
メインの登場人物以外にも、自分の管轄の仕事しか考えていない刑事や、三角地帯で麻薬を作る麻薬王とか魅力的な人物が配され、ストーリーに厚みを持たせてあります。
その上、警察にガサ入れにあって、逃げ出そうとしてビルから落ちる組織の麻薬工場の人間の描写や、ナタで腕が切られる刑事の描写も容赦なく描かれていて迫力を出しています!!ごくごく普通にそういうシーンが描かれているところもすごいです!さすが香港映画!!
それにしてもアンディ・ラウも貫禄たっぷりに組織のボスを演じるようになっちゃいましたね。2004年の『ベルベット・レイン』でも組織のボス役を演じていたし、実際、1961年生まれですから製作年度の2007年ではもう46歳なんで年齢的にはボス役でも当然の年齢なんですけどね。
イー・トンシン監督の作品だと、『忘れえぬ想い』(03年)とかコメディタッチの『ぼくの最後の恋人』(05年)とかの方が好きなんですよね。恋愛映画だと爽やかな作品を撮るのに、それがノワール調の作品になると、今作をはじめ『ワンナイトインモンコック』(04年)、『新宿インシデント』(09年)と突然、救いの無い作品に!!
こんな犯罪物を堂々と作れる香港映画、素晴らしすぎ!日本映画もアイドル映画や難病物みたいな恋愛映画ばっかり作ってないで、アクション系の作品とかを作って欲しいですね。55点
プロテージ 偽りの絆 [DVD]Happinet(SB)(D)このアイテムの詳細を見る |