『GOEMON』
(2009年日本)
監督:紀里谷 和明
脚本:紀里谷 和明
瀧田 哲郎
原案:紀里谷 和明
出演:江口 洋介
要 潤
大沢 たかお
ゴリ
広沢 涼子
伊武 雅刀
奥田 映二
■ストーリー■
織田信長を討った明智光秀を、倒した豊臣秀吉は天下統一を果たし、ひと時の平和をもたらしていた。ある晩、世紀の大泥棒、五右衛門は、金を盗むために、紀伊国屋文左衛門の屋敷の蔵に忍び込むのだった。そんなとき、蔵の中にある南蛮の謎の箱を求めて石田光成がやってきて五右衛門と鉢合わせるのだった。間一髪、五右衛門は金と箱を盗み出し逃亡に成功するが、箱が重要なものとは知らずに捨ててしまうのだった。石田光成が、配下の忍、霧隠才蔵を使って、その箱を探していることを知った五右衛門と佐助は、箱を求めて、箱を拾った少年の元へと向かうのだった。
■感想■
『CASSHERN』(2004年)の紀里谷和明監督の放つ長編映画。
「いつか観よう!いつか観よう!」
と思いつつ、時間が経ってしまい、TVの日曜洋画劇場で2010年12月5日に放映されたので鑑賞しました。『CASSHERN』の紀里谷和明監督の作品っていうだけで、観るのが先に先に先にと先延ばしになっていました!
今作でも、MTV風の映像をCGとVFXで味付けした映像が延々と、延々と、延々と最初から最後まで流れていきます!
5分とか10分くらいなら、すごく良い感じですけど、この映像を長編で観るのはツライ!
ツライ!
ツラすぎる!
少しは映画を観る観客のコトを考えて映画を作って欲しいです。
でも、映画的には『CASSHERN』のときよりも、かなり分かりやすい作品になっています。
凝った映像でなく、普通の映像で観たかったような気がしちゃいました。
映画的には、時代劇としてごくごく普通のストーリーです。
石川五右衛門が元忍者だったり、昔の仲間の霧隠才蔵が身代わりになって釜茹でにされるとか、以前どこかで観たことがあるようなデジャヴュ感100%のストーリーがこれでもかッ!
と展開されていきます。
ストーリーはジュヴナイル小説みたいな内容です!
今作を観るなら、『忍者秘帖 梟の城』(1963年)を観た方がi良いかも。
時代劇にはすでに色んな名作が存在しているから、あえて、時代劇のジャンルにチャレンジしないで、『CASSHERN』のときのようにSF映画を撮れば良かったのに…。
今作くらい分かりやすいストーリーだったら、『CASSHERN』も良かったのに。
オリジナルのランニングタイムが128分なんで、日曜洋画劇場で放映された版は30分くらいカットされた版なんですけど、テンポがちょうど良い感じでした!こんな目が疲れちゃう映像で、ジュヴナイル的なストーリーに128分は長すぎでは??
128分版観ないで言うのもダメなんですけど、、。
ところで、石川五右衛門1人と数人の忍者に、豊臣秀吉の軍隊が全滅させられちゃいますけど、忍者数人が軍隊と同じ戦力なんでしょうか??石川五右衛門と同じくらい強い霧隠才蔵はあんなに簡単に捕らえられちゃいましたけど、どういうことなんでしょう??
石川五右衛門は、あまりにも強すぎて、忍者というより、超能力者か、エイリアンって感じです!!何百人いる敵をなぎ倒していきます!!なのに、刀で刺されたら、普通に死んじゃうって、どういうこと??
こういう映像で目が疲れないっていう映画ファンは、観ても良いかも。
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