『ソウ・ザ・ファイナル』
SAW 3D(2010年アメリカ)
監督 ケヴィン・グルタート
脚本 パトリック・メルトン
マーカス・ダンスタン
出演 トビン・ベル
ケイリー・エルイィズ
コスタス・マンディロア
ショーン・パトリック・フラナリー
■ストーリー■
ジグソウの妻ジルが仕掛けた罠を脱したホフマン刑事は、殺人ゲームを再び開始した。一方、ホフマンから逃げようと警察に逃げ込むのだった。そんなとき、世間ではジグソウが仕掛けた殺人ゲームから辛くも生き残った生存者ボビー・デイゲンは、生き残った体験を本に書き、ベストセラーになり大金を稼いでいた。ホフマンの次の標的は、殺人ゲームに生き残ったことになっているボビーだった。ボビーは、ジグソウの仕掛けた罠に掛かったことが無かったが、生き残ったことにしていたのだった。
■感想■
2004年から続いた「ソウ」シリーズの最終作。
本当に、この第7作目で、ファイナルなんでしょうか??
第1作『ソウ』(2004年)から、
第2作『ソウ2』(2005年)
第3作『ソウ3』(2006年)
第4作『ソウ4』(2007年)
第5作『ソウ5』(2008年)
第6作『ソウ6』(2009年)
と、良くも、毎年、毎年、毎年、毎年、毎年、続編を作り続けましたよね…。
1作目から、あまり好きなシリーズで無かったですけど、とうとう、とうとう、とうとう“ファイナル”ということで最後になるみたいでウレシイです…。
良くもまぁ、同じストーリーで、ここまで引っ張ってきましたよね。3作目くらいまでは、それでも、面白く観れましたけど、4作目、5作目、6作目と、もうどれがどれでもOKな同じ内容で、観るたびびに損した気分に…。
同じ内容の続編なら、「13日の金曜日」シリーズの方がよっぽど楽しく観れるシリーズですよね!!
ところで、今作ではショーン・パトリック・フラナリーやジェームズ・ヴァン・パタン等、最近あまり見かけない俳優が出ていて少しだけウレシクなりました。でも、それだけ。
“ファイナル”という割りに、唐突な終わり方!5作目や6作目に同じオチのシーンを持ってくれば、“ファイナル”とうたうことが出来るような感じの終わり方。
登場人物たちも、一部の人間を残してみんな死んだし、今作で本当に終りにしてください!!
今作の脚本家パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタンが脚本を書いた『ワナオトコ』(2009年)もシリーズ化するんでしょうかね??まるっきり同じ内容でシリーズ化するのは、もう「ソウ」で終りにして下さい。
どんな作品でも、観続けるホラー映画ファンだけを頼りにシリーズ化してもうけようっていうのが、ミエミエな感じを受けちゃいます。
同じような内容でも、「13日の金曜日」やゾンビ映画だったら、笑って許しちゃうんですけどね。
今作の「ソウ」シリーズって、良く考えると、おかしなところが。
ジグソウが作った仕掛けって、2作目以降は大掛かりすぎで、絶対に少人数では作れないですよね。材料を手配したところを調べたら、すぐに犯人がばれちゃうはずですよね!!アメリカの警察やFBIをナメすぎ!!
殺人ゲームに参加させられる人間を選ぶ基準も、なんか適当な感じですしね。
まぁ、エンターテイメントのホラー映画にそんな細かいコト言ってもしょうがないですけどね。40点