『プレデターズ エヴォリューション』
PROIE(2010年フランス)
監督 アントワーヌ・ブロシエ
脚本 アントワーヌ・ブロシエ
エリッシュ・ヴォジェール
出演 グレゴワール・コラン
フランソワ・レヴェンタル
ベレニス・ベジョ
イザベル・ルノー
フレッド・ユリス
■ストーリー■
恋人クレールとの妊娠の話をするため、ナタンは森のそばにあるクレールの実家にやってきた。クレールの実家は、ルマン社という薬品会社で、家のそばでは工場を営んでいた。しかし、最近、家と工場のそばの森でイノシシが暴れていたため、狩りをするということで、その準備で慌しくしていた。ナタンは、クレールの父親エリック、エリックの息子のダヴィッド、ニコラと狩りに行くことになってしまうのだった。
■感想■
フランス製の動物パニック映画。
“動物パニック”と言っても、工場から垂れ流された化学薬品の廃液で凶暴化したイノシシが数匹暴れるだけの内容です!
ネタバレしちゃった!!
すいません!
パニックといっても、数人の登場人物たちにとってのパニックなので、DVDのパッケージから、本格的なモンスター映画や、大規模な動物パニック映画を想像しちゃったら、かなり肩透かしをくらうことになっちゃいます・・・。
まぁ、「プレデター△×□」とか、「スピーシーズ○△×」とか「バイオハザード◎△×」とかいうタイトルを、喜んで観る映画ファンは、当然、そんなコト分かって観るから大丈夫ですよね~。
それに、今作の場合は、B級、C級でも、動物パニックを見せようと思って作っている感じでも無いですしね~。ほとんど、人間たちが(しかも血縁関係の・・・)争っているのがメインなんですもんね。
映画の冒頭で、鹿が網にかかっているシーンなんかは、かなり期待出来たんですけどね。それに、その後、豪邸の当主、エリックの身体に謎の湿疹が出来ているシーンから、なんかやばそうな雰囲気があったんですけど、それは水が汚れていたってコトなんですよね。
水の汚染が、もっと広がって、ラストは町中の人間たちまで感染して、凶暴化しちゃって、大パニック!みたいなことになっちゃうのかな??とも思ったんですけど、全然そんなコトもなく、こじんまりとした感じで終わっちゃいました。
いかにもフランス映画っぽく、人間関係が中心に描かれ、イノシシが凶暴化して暴れているのにケンカに終始してます。まぁ、こういうところがフランス映画の良いところかも??
でも、ランニングタイム94分は、長すぎ!あと15分くらい短ければテンポが良くなったのに・・・。かつて、地上波であった90分枠の映画枠で放映すればちょうど良い感じなんですかね。地上波の90分枠だと、実質68~75分ですけど、そんな長さで十分な感じの作品です!!
未公開のフランス映画が観れただけでも良しとしましょう!! 50点
プレデターズ エヴォリューション [DVD] | |
グレゴワール・コラン,フランソワ・レヴァンタル,ベレニス・ベジョ | |
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