『プリースト』
PRIEST(2011年アメリカ)
監督 スコット・スチュワート
脚本 コリー・グッドマン
原作 ミンウー・ヒョン
出演 ポール・ベタニー
マギー・Q
カール・アーバン
クリストファー・プラマー
カム・ジガンデイ
■ストーリー■
ヴァンパイアと人類が戦い続けた近未来、人類は鍛え上げたプリーストたちを使い、ヴァンパイアを閉じ込めることに成功する。人類は高い壁に囲まれたシティに住み、安全に暮らしていた。戦いから時が経ち、プリーストたちの活躍やヴァンパイアの脅威も忘れられようとしていた。
そんなある日、プリーストの兄の家族がヴァンパイアに襲われ、姪のルーシーがさらわれたという話が耳に入るのだった。ルーシーの彼氏とともに、プリーストは教会の制止も聞かずにシティの外へと出て行くのだった。
■感想■
韓国のグラフィックノベルの映画化作品。
監督は『レギオン』(2010年)のスコット・スチュワート。
『レギオン』は、どこかで観たことあるような設定の寄せ集めみたいな作品でありながら、全体としてはオリジナル感を出して、オカルトアクション映画の傑作に仕上げていましたが、今回はそうならなかったみたいです!
どこかで観たコトあるようで、実際に目新しさを感じさせない、ヴァンパイアアクション映画になっちゃいました!
ウェズリー・スナイプスの「ブレイド」シリーズの方が断然面白いです!!
吸血鬼と人類が戦った影響でか知りませんが、なぜかシティの外は荒野に!なんか「マッドマックス2」系の世界になっちゃってます。そんな世界になって、教会が絶大な力を持っている世界が舞台になっています。
教会が力をもった近未来っていうところは、こういうアクションSF映画では、けっこう珍しいアイデアでしょうか??
でも、吸血鬼が閉じ込められて、普通の世界にはいないっていう設定なんだから、大多数の人々が、高い壁に囲まれたあのシティに住み続ける設定はどうなんでしょうね?
プリーストの兄夫婦は荒野に住んでいたから、シティに住んでいる人間ばかりではないんでしょうけど、ほとんどの人間はシティに住んでいるんですよね。
原作が、グラフィックノベルだそうだから、そんなコトは考えないで、スタイリッシュなアクションシーンを楽しめば良いんでしょうね。
ランニングタイム87分と短めで、すごく観やすい作品です!自分的には、あと10分くらい短くても良かったですけどね。短いおかげで、あっと言う間にクライマックスシーンに!
スタイリッシュなアクションシーン!
カッコ良いキャラクター!
分かりやすいストーリー!
「いかにもグラフィックノベルを映画化しましたよ!」って感じの作品です。
とにかく、ポール・ベタニーやマギー・Qのファンは必見!!
でも、いかにも続編に続くみたいな終り方は、お約束とはいえ、どうなんでしょう??
今作1本で十分な感じなんですけどね。でも、監督のスコット・スチュワートには、こういうB級系なホラーアクション映画のジャンルで、映画を撮り続けて欲しいですね。 65点
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自分的には「ブレイド」の方が好き!