『キラー・エリート』
KILLER ELITE(2011年アメリカ、オーストラリア)
監督 ゲイリー・マッケンドリー
脚本 マット・シェリング
原作 ラヌルフ・ファインズ
出演 ジェイソン・ステイサム
ロバート・デ・ニーロ
クライヴ・オーウェン
ドミニク・パーセル
■ストーリー■
引退した元殺し屋ダニーの元に仕事の依頼が来る。かつての仲間だったハンターが仕事に失敗し、依頼主に捕らえられてしまっていた。ハンターの解放を条件にした仕事の依頼とは、オマーン族の族長の息子を殺した、イギリス特殊空挺部隊SASの隊員たちを事故に見せかけて殺すというものだった。
■感想■
ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロ出演のハードアクション映画。
原作は元SAS隊員の作家が書いた実話を元にしたという小説「キラー・エリート」(ハヤカワ文庫)
『キラー・エリート』と言っても、ジェームズ・カーン主演、ロバート・ロスタンド原作、サム・ペキンパー監督のアクション映画では無いです。
主な3人がサングラスをして銃を構えているDVDのパッケージから受ける印象そのまんまの作品です!アクション映画ファンだったら、このパッケージを見ただけで、「観なければ!」と思っちゃいます!!
主人公ジェイソン・ステイサムのチームに対し、、元SASで作られたフェザーメンという組織のクライヴ・オーウェンたちが出てくるんですけど、元SASの隊員たちも現役でないせいか、ジェイソン・ステイサムたちに1歩も2歩も先を越されてます。
実話を元にした小説を原作にしているから、しょうがないですけど、フェザーメン、良いトコ無しですね。
追跡とか逃走とかでは、フェザーメンってスゴイ!みたいなシーンが出てくるんですけど・・・。
見終わった印象では、単に主人公たちを引き立てる役ところみたいな感じになってます。
原作でも、同じような感じなんでしょうかね??
SASといえば、デルタフォースの元にもなった世界を代表する特殊部隊なのに、良いトコなし。まるで殺し屋を主人公にしたさいとうたかおの人気コミック「ゴルゴ13」に出てくるSASのように、殺し屋にやられっぱなし!
1対1の対決でも、その他の作戦でもフェザーメンの方がやられちゃっている印象ばかり残っちゃいます。ジェイソン・ステイサムたちがもっともっとピンチにあった方が、アクション映画としては盛り上がったんですけどね。
おいしいところは、ロバート・デ・ニーロが持っていきます。地下鉄の駅でのデ・ニーロ、カッコ良いです!どちらかと言うと、ヨレヨレな感じで、どっかのおじいさん??って感じなのにすごくカッコ良い登場シーン!自分的には、アクションに次ぐアクションの今作の中で1番印象深かったです!
ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェンのアクション映画ファンだったら、かなり楽しめるのは確かです! 68点
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ジェイソン・ステイサム,クライヴ・オーウェン,ロバート・デニーロ | |
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原作です。
キラー・エリート (ハヤカワ文庫 NV) | |
横山 啓明 | |
早川書房 |
今作とは全然関係ないサム・ペキンパー監督の『キラー・エリート』
キラー・エリート [DVD] | |
マーク・ノーマン | |
キングレコード |