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『キラー・エリート』殺し屋vs元SAS

2012-12-20 08:25:18 | アクション

キラー・エリート
KILLER ELITE(2011年アメリカ、オーストラリア)
 監督         ゲイリー・マッケンドリー
 脚本         マット・シェリング
 原作         ラヌルフ・ファインズ
 出演         ジェイソン・ステイサム
             ロバート・デ・ニーロ
             クライヴ・オーウェン
             ドミニク・パーセル

 ■ストーリー■
 引退した元殺し屋ダニーの元に仕事の依頼が来る。かつての仲間だったハンターが仕事に失敗し、依頼主に捕らえられてしまっていた。ハンターの解放を条件にした仕事の依頼とは、オマーン族の族長の息子を殺した、イギリス特殊空挺部隊SASの隊員たちを事故に見せかけて殺すというものだった。

 ■感想■
 ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロ出演のハードアクション映画。
 原作は元SAS隊員の作家が書いた実話を元にしたという小説「キラー・エリート」(ハヤカワ文庫)
 『キラー・エリート』と言っても、ジェームズ・カーン主演、ロバート・ロスタンド原作、サム・ペキンパー監督のアクション映画では無いです。

 主な3人がサングラスをして銃を構えているDVDのパッケージから受ける印象そのまんまの作品です!アクション映画ファンだったら、このパッケージを見ただけで、「観なければ!」と思っちゃいます!!
 
 主人公ジェイソン・ステイサムのチームに対し、、元SASで作られたフェザーメンという組織のクライヴ・オーウェンたちが出てくるんですけど、元SASの隊員たちも現役でないせいか、ジェイソン・ステイサムたちに1歩も2歩も先を越されてます。
 実話を元にした小説を原作にしているから、しょうがないですけど、フェザーメン、良いトコ無しですね。
 追跡とか逃走とかでは、フェザーメンってスゴイ!みたいなシーンが出てくるんですけど・・・。
 見終わった印象では、単に主人公たちを引き立てる役ところみたいな感じになってます。
 原作でも、同じような感じなんでしょうかね??
 SASといえば、デルタフォースの元にもなった世界を代表する特殊部隊なのに、良いトコなし。まるで殺し屋を主人公にしたさいとうたかおの人気コミック「ゴルゴ13」に出てくるSASのように、殺し屋にやられっぱなし!

 1対1の対決でも、その他の作戦でもフェザーメンの方がやられちゃっている印象ばかり残っちゃいます。ジェイソン・ステイサムたちがもっともっとピンチにあった方が、アクション映画としては盛り上がったんですけどね。
 
 おいしいところは、ロバート・デ・ニーロが持っていきます。地下鉄の駅でのデ・ニーロ、カッコ良いです!どちらかと言うと、ヨレヨレな感じで、どっかのおじいさん??って感じなのにすごくカッコ良い登場シーン!自分的には、アクションに次ぐアクションの今作の中で1番印象深かったです!

 ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェンのアクション映画ファンだったら、かなり楽しめるのは確かです! 68点

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ジェイソン・ステイサム,クライヴ・オーウェン,ロバート・デニーロ
ワーナー・ホーム・ビデオ

原作です。

キラー・エリート (ハヤカワ文庫 NV)
横山 啓明
早川書房

今作とは全然関係ないサム・ペキンパー監督の『キラー・エリート』

キラー・エリート [DVD]
マーク・ノーマン
キングレコード


 

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