『SF攻防都市』
CITY LIMITS(1984年アメリカ)
監督:アーロン・リップスタッド
脚本:ドン・キーズ・オッパー
原案:アーロン・リップスタッド
ジェームズ・リーグル
出演:ジョン・ストックウエル
ダレル・ラーソン
キム・キャトラル
レイ・ドーン・チョン
ロビー・ベンソン
ジェームズ・アール・ジョーンズ
■ストーリー■
今から15年後、疫病が流行し大人たちの多くが死に絶え、若者だけが生き残った。
両親を失ったリーはアルバートに育てられるが、成長し、アルバートの元を離れ、都市へと向かった。
都市部では、クリッパーズとDAという2つの若者のグループがお互いの領地を守り取り決めたルールの中で生活していた。リーは腕を買われ、いつの間にかクリッパーズに受け入れられ、クリッパーの一員に、、、。
そんなとき、クリッパーズのメンバー、ワイティが酔って、DAの領地に入ってしまう。DAと協力関係にあるソニアに見つかり殺されてしまうのだった。非道なソニアから逃げ出したウィッキング博士はクリッパーズのリーダー、ミックの危険を知らせにくるのだった。
DAのリーダー、レイは、ミックに仲間になるよう交渉にくるが、交渉現場にソニアが襲撃!クリッパーズは多くの仲間を失うのだった。
その後レイは、都市はソニアに支配されてしまったので逃げるようミックに話すが、その場所にソニアが現れ、ミックは囚われてしまうのだった、、、。
■感想■
未DVD化作品の記事に戻ります。
ビデオはドーベルマンホームビデオから出ていました。
1984年のなんちゃって”マッドマックス2”系SFアクション映画。
とか、書いちゃいましたが、作っている側では、実はマッドマックス2を全然意識していないかも??
近未来のデストピアSF(のつもり風)なんですが、街並みがキレイ!普通にトラックが走っている。スーツを来た大人もちゃんといます。もしかすると、大人に見えるだけで若者っていう設定かもしれませんが、、、。
普通に酔っぱらってる(多分、ビール??)者もいれば、、、工場では電気がついていたり、、、。
若者たち以外は、着ている服装も、普通の現代の服装です。
未来かどうかも、オープニングの「今から15年後」というテロップ以外不明な感じ、、、。
まぁ、SFの設定にすれば、観る映画ファンはある程度いるから、そうしたんでしょうけど、、、。
マッドマックス2系って、書きましたが、今作では、水にもガソリンにも、困っている様子もなく、拳銃も普通にあります(弾丸はないですけど、、、。)
基本的な設定の疫病も収まってます。
クリッパーズとDAという2つの若者のグループの他に大人(のように見える)ソニアというグループまで出てきて、若者しかいないという設定もすぐにどこかに、、、。
迫力のないバイクアクション!
クリッパーズを壊滅させて、何をしたいのか意味不明のソニア!
SF映画として観ないで青春物として観れば、まだ観れるかも、、、。
映画のラストは、ソニアの悪そうなやつを倒して終わりって、、、、。でも、ソニアは、どこか他の都市にも進出していそうな感じなんで、本当の解決になっていなかったりして、、、。