『ザ・ターニング』
THE TURNING(2020年イギリス、アイルランド、インド、カナダ、アメリカ)
監督:フローリア・シジモスモンディ
脚本:チャド・ヘイズ
ゲイリー・W・ヘイズ
原作:ヘンリー・ジェームズ(「ねじの回転」)
出演:マッケンジー・デイヴィス
フィン・ウォルフハード
ブルックリン・アダムス
ジョエリー・リチャードソン
バーバラ・マーテン
■ストーリー■
教師のケイトは孤児フローラの住み込みの家庭教師として、田舎にある大きな屋敷に派遣されることに。25人のクラスから1人になるということで軽い感じで屋敷に行くのだった。フローラは屋敷から外へ出たことがなく、友人もいなかった。フローラのそばから離れないと約束するのだった。そして寄宿学校からフローラの兄マイルズもやってきて2人の教師をすることになるのだが、、、。
■感想■
ヘンリー・ジェームズ原作「ねじの回転」に映画化作品。
1961年にジャック・クレイトン監督、フレディ・フランシス撮影で『回転』として映画化されています。
最近では(大概の人にとって最近ではないですねー、、、。)、リーリー・ソビエスキ―主演で『ザ・ダークプレイス 覗かれる女』(2006年)、パッツィ・ケンジット主演で『ホワイト・ナイトメア』(1992年)として映画化されています。
また、前日談として、マイケル・ウィナー監督、マーロン・ブランド出演で『妖精たちの森』(1971年)として映画化されています。
今回この記事を書くので調べたら、1995年にトム・マクローリン監督で『亡霊の館』、2009年にイギリスのTVムービー『回転』として映像化されていました、、、。知らなかったです。
みんな、そんなに「ねじの回転」が好きなんでしょうか?
自分的にはクラシックのお化け屋敷系ホラー映画だったら『たたり』(1963年)の方が好きなんですが、、。全然違う作品ですけどねー。
『たたり』はロバート・ワイズ監督のホラー映画ですが、こちらは、1999年に『ホーンティング』でリメイクされただけ、、。
『回転』は何回もリメイクされているのに、、。
今作は、完全に幽霊がいるという設定でヒロインを追い詰めていきます!!
誰も信じてくれなくて1人ヒロインが兄弟を助けようと頑張ります!!
と、思って観ていたら、最後にひっくり返してしまうという、、、。死んだはずのクローズが出てきます!!
「えー、、おかしかったのはヒロイン??」こういうオチで面白くなったかどうかは良くわからないですが、、、。
制作費1,400万ドルの中規模な作品なんですが、、。
1,400万ドルあったら、ジョン・カーペンター監督に映画を1作品、作ってもらいたい、、。
世界規模で考えたら、ジョン・カーペンター監督の作品なら、すぐに元がとれると思うのですが、、。
『回転』未見の映画ファンはオリジナル版と今作を見比べるのも良いかもしれないですね、。